今年もやってくる、あの時期が。あのネット回線と戦う日が・・・。
今年も間も無くやってくる・・・。
それは、
世界最大級の音楽フェス・イギリスで毎年6月下旬に開催される「グラストンベリーフェスティバル」の来年2020年開催分のチケット販売スタート日のことです。
Glastonbury Festival 2020 tickets will go on sale on Thursday, Oct 3rd (coach + ticket packages) and Sunday, Oct 6th (standard tickets).
Info at https://t.co/8Bofq4rM96 #Glastonbury2020 pic.twitter.com/rld0LY5Gjs— Glastonbury Festival (@GlastoFest) September 12, 2019
公式アカウントによると、来月10月3日にまずロンドンなど各都市からのバス乗車券+入場チケットの発売が開始。そして3日後の10月6日に、入場チケットのみが発売されます。
グラストンベリーフェスティバルとは?
グラストンベリーフェスティバルとは、
ロンドンから西に約220キロ・車で4時間ほどの場所にある、ピルトンという土地にあるバカ広い農場で、1970年から開催されている世界最大級の歴史のある音楽フェスティバル。
数年に1回、芝生を休ませる時期を除いて、毎年6月下旬に4日間開催されており、出演するアーティストも非常に豪華。
U2やポールマッカートニー、デヴィットボウイなどはほんの一例で、日本のフェスではなかなか見れないアーティストが出演することでも有名です。
日本で毎年7月(2020年は8月開催予定)に開催されている「フジロックフェスティバル」のモデルにもなったと言われています。
イングランド1番のパワースポットとしても名高いグラストンベリー
ちなみにグラストンベリーは、イングランド1番のパワースポットとも言われており、かの有名なアーサー王のお墓もある場所。
以前ロンドンに滞在した際に、グラストンベリーに旅行で行かれた方の話を聞くと「ここは本当に不思議な場所。住んでいる人も町の空気からも本当に神秘的なパワーを感じる」とお話していたくらい。
Googleで検索すると、そのパワーに魅せられた方の旅行記がたくさん出てきます。
規模も世界一だが、参加も世界一難易度高い。
そんなグラストンベリーフェスティバル(通称:グラスト)のチケット。
毎年約15万枚ほどが発売日に一斉にオンラインのみで販売開始されますが、世界中から購入者が殺到するため毎年ものの約30分ほどで完売。世界で一番チケットが取りにくい音楽フェスティバルとしても有名です。
チケットの枚数を選ぶ画面にたどり着くことすら難しく、
正直イギリスに行くことより、このチケットを入手することの方がハードルが高く、毎年私たちは総勢約25名体制でこのチケット争奪戦に挑んでいます。
中にはこのチケットを一瞬でも早く確保するべく、自宅のネット回線を交換したり、(入場チケットのみの発売は大抵日曜日なので)業務用高速回線を利用するために、わざわざ休日の夕方に会社に出かける猛者が登場しています。
それでも、昨年挑んだ今年2019年分のチケット争奪戦も、販売開始約40分で全チケットソールドアウト。挑んだ25名全敗という結果に(4月のキャンセル分再販売で数名がゲットできましたが)。
そう、実際に参加する前に、何かと難関なハードルが立ちはだかる「グラストンベリーフェスティバル」ですが、今日はその「超えなければいけない難関」と
それを超えた先に待っている
「人生において貴重な素晴らしい体験ができる」件についてをお話したいと思います。
難関①まず、とにもかくにも売れ切れる前にチケットをゲットしなければならない/難関度★★★★★(2022年補足情報追記しました!)
先に述べたように、
とにかく且つとにかく、
まずはこのチケットを確保しなければなりません。
チケットには2種類あります。
①ロンドンなどからの各都市からグラストンベリーまで行くバスと入場チケットのセット
これが先に先行発売されます。
その数日後、
②入場チケットのみ
の販売があります。
①を購入できた場合、バスの中で入場チケットが手渡しされますので、指定されたバスに必ず乗車する必要があります(やや難易度高い)
②の場合、5月下旬〜6月上旬に国際レターでチケットが自宅に郵送されてきますので、ロンドンからグラストンベリー行きの足を自分で確保します。
(オススメは②です)
ライバルは私たちと同じように「グラストに行きた〜い、行ってみた〜い」と思っている世界各国のネットに繋がる猛者達です。この猛者達に先に確保される前に、一瞬でも早く、決済画面にたどり着きカード決済を済ませること。
しかも売り切れる
約30分以内に、です。
チケットの争奪戦に参加するには、事前に自身の顔写真を登録し、チケット購入時に必要なIDを発行してもらう必要があります。初めてチケット争奪戦に参加する方は、まずはこちらのサイトでメールアドレスを登録し、顔写真と名前などを9月30日までに登録します。
私は例年、チケット販売開始30分くらい前からPCの前で待機していますが、販売開始10分くらい前になると既に回線が混雑しているような状況になります。
そして実際にチケット販売が開始されると、まったく先に進めない画面になりますが、
諦めずに画面をリロードし続ければ、
運が良いと先の補足で説明した購入時に必要なIDを入力する画面に移動します。
一人50ポンドのデポジットを支払うことを承諾し、クレジットカードの番号を入力して決済することができれば、晴れてめでたくチケットをゲットすることができます。
ただし!!
IDを入力しても、クレジットカードの入力画面にたどり着いても、回線がめちゃくちゃ混んでいるので、その先の画面にアクセスすることができず、その間にソールドアウトする・・・なんてことはフツーに起こります。
クレジットカードの決済を終えて、購入完了のメールが届くまで決して安心はできません。
2023年開催分のチケットも無事確保できましたが、なんと公式SNSで「SOLD OUT」のアナウンスが表示された後に回線混雑がなくなった後に表示された画面で、遊び半分で入力した友人が購入できてしまいました・・・。
公式が売り切れを発表しても、ご自身の目で「SOLD OUT」を確認するまで、絶対に諦めないでください!!!諦めない心がグラストへの道につながります!!!!
難関②グラスト滞在時の宿泊先を確保する/難関度★★★★☆
運良くチケットをゲットできた後に待ち受けるのは、フェスティバル滞在時の宿泊先確保です。
後で解説しますが、
想像以上に広大な農場(渋谷区とほぼ同じ面積)で開催されているので、グラスントベリーの街にあるホテルなどの宿泊先と、フェスティバルの会場を4日間往復し続けるのは、車を運転する必要もあり、また世界中から来場者が押し寄せるため街中の宿泊を確保するのはかなり難しいので、実際には会場内のテントで寝起きをすることが現実的な過ごし方となります。
慣れている友人は日本からテントをかついで会場内のテントエリアで寝泊まりしていますが、会場内に最初から張られているテントを確保してそこに宿泊すると、無料でシャワー、(決してキレイではありませんが)水の流れるトイレなども利用できるので、海外キャンプ初心者さんはこの「最初からテントが張られているエリア」(ワージービューといいます)のテントを確保する方がオススメです。
テントの値段は大きさによってかなり違ってきますが、だいたい一張日本円にすると8万〜10万円前後。もちろん複数人でシェアしますので、実質は一人2万円前後の負担です。
そして、このワージービューのテントを確保するのが、またなかなか難易度が高い・・・。
先ほどのチケット戦に比べると遥かにマシですが、世界中の至るところで、私たちと同じようなことを考えている人たちがうじゃうじゃ存在していることをここでも決して忘れてはいけません。(このテントを確保できないと、日本からテントをかついでいくという選択が濃厚に)
ワージービューのテント発売は、フェスティバル本体のチケット発売が終了後、約20日後ほどに開始されます。申し込みは同じくオンラインのみ。こちらも事前にアナウンスがありますので見逃さず、争奪戦にも気合いを入れて挑みます。
難関③あとはロンドンなどからグラストまで行く足を考える/難関度★☆☆☆☆(そう難関でもない)
先に述べた難関①②をクリアできれば、あとは占めたもので、残りはロンドンからグラストンベリーへ行くための足を考えればひとまず安心。後は持ち物の準備を考えるだけです。(もちろん日本からの航空券手配などもお忘れなく)
個人的なオススメは、
①入場チケットのみを確保して
②ワージービューのテントをゲットし、
③ロンドン・パディントン駅から特急電車約2時間乗車、グラスントンベリーの最寄駅・キャッスルキャリー駅まで行き、そこからシャトルバスで会場まで行く方法です。
(最寄駅のキャッスルキャリー駅の様子)
特急券を事前に購入するなど多少の手間は必要ですが、特急電車を利用する方が幾分初心者・初級者には安心です。
・・・と申しますのも、実は私、2017年に実際にチケットをゲットできて実際に行ってきたのですが、先に述べたチケット争奪戦に参加した一人の仲間は、先行発売されるバス付きの入場チケットを購入。
当日、ロンドン・ヴィクトリア駅から出発するバスに無事乗り込んだものの、何と運転手さんが行き先がわからないというハプニングに見舞われたそう。
あまりにも会場が広いため、またイングランドの超田舎のため、ナビで指定しても「だいたいこのへん」としか指し示してくれないんですね。
日本で大型バスの運転手さんが「行き方を知らない」なんてほぼありえないことですが、乗客のみなさんもありえない態度(非常に良い意味で)。
怒り出す人は一人もおらず「ヒューヒュー!」と盛り上げる人、「こっちじゃなーい?!」と案内を始める人・・・とにかく終始ハッピーモード全開の車内だったそうです。
が、肝心の到着は大幅に遅れた深夜に・・・。
本来はその子が到着した際、入り口まで誰かがお迎えに行く約束でしたが、全員疲労困憊のため就寝中という悲劇。運良く夜中までクラブエリアで遊んでいた子が気づき、無事にテントまでたどり着けたそうですが、知らない土地で(しかも外国)このような事態に見舞われると、度胸がついて後の話のネタにはなりますが、その時はドキドキするものです。
しかも昨今のロンドンは、以前に比べ気温も高く、6月の下旬でも、日本の8月と同じかそれ以上に気温が高くなる場合があります。(35度以上)。バスの中にはエアコンがない車種も多く、渋滞などに入ってしまうと、蒸し風呂のような車内で過ごすことに・・・。
体力の温存は非常に大切なので、個人的な観点から申し上げるとパディントン駅から特急列車を利用されることをオススメしたく思います。
そして、世界一のフェスティバルへ・・・!!!
行くまでに何かと難関の多いグラストンベリーフェスティバルですが、行ってみると絶対に日本のフェスでは体験できないものすごい空間が広がっています。
まず想像以上に会場は、広大です。
日本で申し上げると、渋谷区の面積まるまる一個がグラストンベリーの会場となります。
2017年に私が参加した時は、レディオヘッド、フーファイターズ、エド・シーランという豪華ヘッドライナーというラインナップでしたが、それを忘れるくらい・・・
意味不明の大規模。
どこまでもフリーダムな雰囲気。
世界中の色々な人たち。
世界各国の人が食べられる
ありとあらゆる食事。
量が半端なく多いもの、野菜がとんでもなく大きいもの、ビーガンやベジタリアンの方に向けた食事などなど、レストランを巡るだけでも4日間かかります。
そして、音楽フェス以外に開催されいているサーカス、イベントなどなど・・・。
正直、ライブを1本を見なくても4日間過ごせます。
アートを販売しているお店の数も想像を絶する数です。
そしてこの“名物トイレ”。
(最初は慣れませんが思った以上に快適です)
今年、幸運にもチケットを獲ることができれば・・・。
来年もこのフリーダムすぎる空間に飛んで行こうと思います!
チケットを獲得しようと思っている
あなたの幸運を祈ります!!
2023年開催分のチケットも無事確保できましたが、なんと公式SNSで「SOLD OUT」のアナウンスが表示された後に回線混雑がなくなった後に表示された画面で、遊び半分で入力した友人が購入できてしまいました・・・。
公式が売り切れを発表しても、ご自身の目で「SOLD OUT」を確認するまで、絶対に諦めないでください!!!諦めない心がグラストへの道につながります!!!!
それでは今日はこの辺で
\お読みいただきありがとうございます/
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