先日、日本経済新聞でも取り上げられていましたが、楽天市場でお買い物した際の合計金額が1ショップで3,980円以上になった場合は送料無料になることが決定されました。
来年2020年3月18日から実施。
しかも、送料の負担は楽天市場ではなく100%出店企業側の負担です。
私も楽天市場に出店しているクライアントさんがいるのですが、まあ数年前から今年にかけて出された“楽天のお触れ”に振り回されています。
(楽天に振り回されている記事はコチラからどうぞ↓)
楽天経済圏は偉大だが、ショップ側は楽天に飼われている身と感じた話 楽天市場1枚目のサムネイル画像の厳格化に対応なう 楽天市場の無茶ぶりは商品をダメにすると感じた話先にご紹介した日本経済新聞の記事によると、
楽天市場は2013年に一部の出店企業が行なった「二重価格」の不当な表示をきっかけに出店ルールの厳格化を開始。
2016年には楽天側のルールに従わない出店者には、交通取り締まりのように違反点数制度を設けて場合によっては一時出店停止や退店命令が下るように。
2017年には決済手段を統一。
昨年2018年には検索結果で表示されるサムネイル画像の統一を実施(←私が巻き込まれたのはこの辺)。
そして来年2020年には、3,980円以上のお買い物には送料無料で発送することを実施。
先ほども書きましたが送料は100%出店企業側の負担です。
これに対し出店企業側の怒りが爆発。
「楽天ユニオン」、いわゆる労働組合のようなものを結成して公正取引委員会に独占禁止法の調査を依頼しているそうな。
度重なるルール変更の上に、今度は自社負担の送料無料。
利益を削られると悲鳴をあげている企業の声も多々聞こえてきます。
・・・
うーむ。
確かに度々のルール改正や、今回の送料無料実施。
ちょっと強制的な感じもしますが、
楽天という土俵で戦っている以上、
もうしょうがないのではなかろうか。
というのが今感じる率直な感想です。
ブログもそうなんですが、
私の友人に「夫婦・カップル間コミュニケーション」をテーマにしたブログを執筆している方がおります。
友人は某ブログサービスを利用して執筆しているのですが、ある日書いた内容がちょっと性的な内容になってしまい、そのブログサービスから記事を削除されてしまいました。
友人は、夫婦・カップル間のコミュニケーションで避けて通れない「性」について、悩んでいる人に役立つ情報を執筆していたのですが、この文章内容が利用していたブログサービスの規約に違反してしまったそう。
性的な悩みはなかなか他人には相談しにくいし、ネットで検索するのが一番なのですが、本当に良い情報すらも土俵であるブログサービスの規約一つで削除対象になってしまうんですね。
今はそのブログサービスを辞めてワードプレスで独自ドメインを取得し、新たに発信をし続けている友人。
これまでも長年何かしらの手段を使って発信し続けている方なので、これからも性に関する悩みを持っている多くの人に届くありがたい情報を書き続けてくださることだと思います。
めでたしめでたし。
じゃなかった。
すっかり話が逸れてしまいました。
お伝えしたいのは
他の人が作ったショバを借りて商売をする以上、
そのルールにはなかなか逆らうことが難しいというお話です。
もっと言ってしまうと、
誰かが一生懸命考えたシステムに、
ポンと簡単に乗っかって誰でも簡単に商売ができる今の時代。
さらに言うと、
何も考えてなくても、簡単に何でもスタートできる時代です。
話を楽天市場に戻しますが、
楽天市場に出店すると、とても充実したシステムが使用できECサイトで必要なノウハウが得られます。
少し極端な言い方になりますが、
特に何も勉強をしなくても、売る方法を考えなくても、
無意識で売ることが可能なんですね。
これはとても危険なことです。
これだけ多くの会社があり、商品やサービスが存在し、誰でも簡単に商品をネット上で販売することができる環境の今、「売れる方法を真剣に考える」ことが差別化に繋がると私は感じています。
私も来年やりたいことに向けて、夜な夜な自分の新しいプロジェクトについて考えていますが、
まあ考えるってめちゃくちゃしんどいです。
なぜなら、
普段から何でもかんでも検索するクセがつき、
考えなくてもそれなりに生活できるからなんですね。
でもでもでも、
でもですよ。
誰でも何でも簡単に・ゼロ円で始められる時代で、「考えること」をやめてしまい用意されたレールに乗っかってしまうと、もうそのレールなしでは生きられない人になってしまいます。
そしてレールなしでは生きられないので、無茶振りをされても負担を強いられてもそれに従うしかなくなってしまうんですね。
それだとせっかくECサイトを作っても、独立しても結局は「何のために仕事をやってるのか・・・?」とつらく感じて脱落していく人が増えていく・・・。
そんなの悲しいですよね。
「自分の頭で考える仕事」をして、他人のルールに怒りを感じる時間を少しでも減らせる人が増えてくれればいいなと思いますし、自分も考えることを決して怠らないようにしたいと思うメリークリスマスの今日でございます。
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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