「生きる-LIVING-」で改めて思った“成功”や“評価”の意味、の話

先日ここ最近で
最も鑑賞したかった映画
「生きる -LIVING」
鑑賞してきました。

(ネタバレないです♪)

この映画は、
元々1952年に公開された
黒澤明監督の不朽の名作、
「生きる」のストーリーを
イギリス版として描いた作品。

脚本は、
私も大尊敬している作家の
カズオ・イシグロさん
ご担当されています。

Fred Duval / Shutterstock.com

 

カズオ・イシグロさん・・・。
何冊か小説を拝読しましたが、
どれほど私の心を救ってくれたか(T_T)

どの作品も
本当に心に深く残る作品です。

 

ちなみに私が一番、
人生でも一番深く感動したのは
「日の名残り –
The Remains of the Day-」。

こちらも「生きる -LIVING」同様
イギリス老紳士が主人公の
物語なのですが、

カズオ・イシグロさん
ご本人も、

例えば、『日の名残り』に出てくる執事と、『生きる』の主人公には、非常に近い関係があると思います。これは決して偶然ではありません。

テキスト引用元:サイカルJournal

と語っておられるくらい、
「日の名残り」
“自分らしく生きる”ことについて
深く考えるきっかけになる
一冊です。

日本語訳も感極まる美しさで
最後涙が止まらんかった・・・。
ぜひぜひご一読ください〜〜〜!

 

鑑賞した「生きる」も
小説「日の名残り」にも
同じような感想を抱くのですが、

人生において
成功や失敗の判断基準は
その人自身の中にあって、
本来は他者の影響を受けないもの
だと改めて思う・・・。

 

毎日仕事して生活していると、
どーーーしても
成果物に対して他人の評価を
求めてしまいますよね。

それは仕事をしている上では
とても大事なことだと思うし、
評価があるからこそ
モチベーションにつながること
だとも思う。

私も毎日デザインの仕事を
やっているけれど、
他人に評価されてなんぼ
の精神で臨んでいます^^;)

 

でもこの映画や小説を通じると
評価うんぬんは一旦置いておいて
自分の使命とは何ぞや
というのを考えさせられます。

「黒澤監督のものの見方で印象深い点が1つあります。

それは『人生で英雄になることは可能だ。だが、それで名を残せる、賞賛されると期待してはいけない』という姿勢です。

自分の良い行い、英雄的な行動を社会が認めてくれると思ってはいけない、あくまで自分のためにやるべきだというのです。

(中略)

黒澤監督は私たちを次のように戒めています。

『称賛されるために何かをすれば失望することになる。ほかならぬ自分の満足のため、夢を実現するためにやるのだということを学ばなければならない』と。

成功や失敗の判断基準はその人の胸の内にあり、他者の影響を受けないものだ、ということです」

テキスト引用元:サイカルJournal

 

何を以て成功なのか、
何を以て失敗なのか。

それは他人ではなくて
自分が判断するもの
だと改めて感じる作品でした。

「生きる」実感を忘れずに
私も生きていきたいと思います。

自分の働き手としての人生は、虚しくて空っぽだと認めるのは、とてもたやすいことです。でも、この映画が伝えているメッセージは、『そうじゃない、生きる実感を取り戻すべきだよ』ということです。

力を尽くせば、自分の人生なんてささやかだと閉塞感を抱き、限界を感じていたとしても、それを意味あるものにして、充実した人生を生きる方法が何か見つかるはずです。

ささやかでも、ヒーローになることはできます。

テキスト引用元:サイカルJournal

 

 

そして個人的には
劇中に描かれている
1950年代のイギリスの街並みや
ファッション(男女ともに素敵すぎます)
などにも終始釘付けでした♪

そーいえば映画に登場した
フォートナム&メイソンさんで
以前私もアフタヌーンティーを
いただいてきました^_^

一人8,000円ほどだったと記憶。
都内の高級ホテルのヌン茶と
同じくらいの価格帯、です。

ちなみに
アフタヌーンティーのサロンには
(私を含め)
観光客の方しかいません^^;)

正直、味はかなりイマイチ・・・
だと思ったのですが
(個人の感想です)
紅茶だけは本当〜〜〜〜〜に
美味しかった・・・。

がぶ飲みしました。

フォートナム&メイソン本店のある
ピカデリー通りには、
映画にも登場する
バーリントン・アーケード
(世界一古いアーケード街)や、

他にも一日中いれそうな
ステーショナリーのショップなどが
連なっておりまして・・・、

こんなこと書いていると
またロンドンに行きたくなります。
今度訪れた時はフォートナム&メイソンで
パフェを食べたい、と思います!!!
(美味しいの、かな?)

それでは今日はこのへんで。

 

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