お掃除ロボット“ルンバ”の普及戦略から学ぶこと

先日、日経ビジネスにこんな記事が掲載されていました。

参考 家事が増える新常態 掃除ロボット「ルンバ」普及の追い風になるか日経ビジネスオンライン

お掃除ロボット「ルンバ」で有名なアイロボットが、今週の月曜日(6月8日)から商品のサブスクリプションを開始したというニュースです。

アイロボットのサブスクリプションサービスはコチラからご覧いただけます。

一番手頃なモデルだと月々980円からの使用が可能。

サブスクではなく通常購入した場合も、購入後2週間はお試し期間が設けられ気に入らなかった時は全額返金してもらえるという、買う側にとって安心できるサービスを開始しています。

ちなみに、我が家も5年ほど前からルンバを愛用しています。

夫がとある方の結婚式の二次会に行った際、ビンゴゲームの景品で偶然当たったのが使用するきっかけです。5年前は今よりもバリエーションが少なかったのですが、それでも購入すると6万前後の家電製品。

最初は「本当に掃除してくれんのか?」と疑っていたのですが、
一度使うともう手放せなくなります!!

想像以上の性能の良さで本当〜〜〜に大満足してしまい、一度使ってからというもの日常のお掃除はルンバにお願いしています。(ペットのいるご家庭には本当にオススメです)

Ekaterina_Minaeva / Shutterstock.com

このように一度ルンバを使った人のうち98%が「継続して使いたい」という回答をしているのにも関わらず、私のように使用する前は「本当に掃除してくれるのか?」
「ロボットなのにこの値段はちょっと・・・」
と、
気になってはいるけれど購入に至らない人がとても多いそう。

そんな「気になっているけど購入に至らない」人たちを取り込むため、また自宅で過ごす人たちが多い昨今の状況を鑑みて、ルンバは従来持っていた「特別な掃除機」のポジションを捨て、もっと身近に使ってもらうため今回のようなサブスクや、返金保証を設けた販売方法にシフトしているんですね。

また広告の打ち出し方も、他の会社とはちょっと違うものを以前から展開しています。

ライフスタイルの提案だったり、カスタマーレビューをそのまま広告にしたり、製品の機能を宣伝するのではなく「ルンバを使った体験」を宣伝しています。

またルンバの使用感が掲載されている口コミには、
・夫が買ってくれました!
・便利!
・想像以上に賢い
などポジティブな言葉が並び、購入を検討している人にとってとてもポジティブな印象を与えています。

それとは別に主にTwitterなどのSNSにも、ルンバを使用し始めたことで夫婦関係が良くなった(掃除でケンカしない)投稿や、ルンバをペット化にしている投稿など、それぞれのユーザーによるルンバのある生活の様子が投稿されています。

これも、アイロボットが行なっているマーケティング戦略の一環なのではないかと思いますが、広告もとても好印象で、使用後も話題にされるとても良い方法だな、と感じています。

アイロボットの戦略を少しだけ見ても、商品を売るための工夫はやっぱり欠かせないと、改めて感じた今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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