大手チェーン店からも個人店からも学ぶことがいっぱいあると思った話

先週の土曜日、家電量販店にどうしても行きたかったのでJR柏駅まで外出（もちろんマスク着用）

JR柏駅といえば千葉県内でも有数の繁華街で、デパートや飲食店、バラエティショップなど様々なお店が軒を連ね、お買い物に外食に本当に便利な場所です。

その後夫と合流し久しぶりに焼肉を食べに行こうという話になったので、市内でも老舗の焼肉店に行くことにしました。

その焼肉店まで歩いていく途中、時間はまだ20時過ぎでしたが、柏駅前の繁華街にはコロナ前と同じ、いやそれ以上と感じる人の多さ。ほろ酔いの人、学生さんの集団、キャバクラの客引きさんなど、いろんな人が街に溢れ「こんな短時間で街は元通りになるんかー」と感心しながら歩いていました。

お目当ての焼肉屋さんも（席数を減らしての営業でしたが）満員状態。
私たちは入店できましたがその後もお客さんが絶えず、店員さんが「すいません、今満席で・・・」と断るところを2、3度目にしたほどです。

夫と「徐々に復活してるね。良かったね。」と会話して週末を過ごし、週明けの先日。

大阪に出張に出かけた方から仕事の話で電話がかかってきたのですが、その話の内容に私はちょっと驚いてしまいました。

「大阪が想像以上にやばい。
梅田とか千日前の飲食店はまだ営業再開していない店が多いし、やっている店にもお客さんがほとんどいない。街は想像以上に深刻そうだよ」と。

大阪に限った話かどうかは定かではありませんが、梅田や難波付近などの企業は出社を再開している従業員に対し「終業後に飲みに行くな」と警告を出しているようで、アフター5に利用するお客様を狙った飲食店は、未だに壊滅的な状況のようです。

そういえば、先日は関西生まれの私にとってもショッキングな話が。

参考大阪の老舗フグ店づぼらや閉店へ　新型コロナ響く日本経済新聞

Mirko Kuzmanovic / Shutterstock.com

“フグ”の立体看板で、関西人だけではなく観光客にも認知のある「つぼらや」さんの閉店の話です。

もしかするとコロナ以前から業績が傾いていたのかもしれませんが、100年の歴史を持つ老舗の閉店の話題はショックでなりません。

私自身も今年の3月に、都内にある大手飲食店の看板を全部リニューアルする仕事をお引き受けしましたが、その後3月後半〜5月上旬の影響で、結局仕上がった新しい看板デザインは日の目を見ることなく、そのお店は残念ながら閉店することに。

もちろん、個人経営店のかつてない大変な様子は、各メディアやSNSを通じてここ数ヶ月よく拝見しその度に胸が痛みました。

しかし、同じくらいクラウドファンディングで協力し合う様子や、テイクアウトの情報をシェアしている様子も拝見しました。

個人店の経営者さんのことを思うと本当に胸が痛むばかりですが、それでも個人店の良いところは、SNSでの発信が自由でもあり、それに対して応援してくれる人を増やせることだと思っています。

以前、夫が務めていた飲食店は全国に店舗を展開しているお店だったため、入社時に「お店のことを絶対にSNSでつぶやかない」という誓約書を書かされ、私も保証人（？）として署名捺印をしたほどです。
数年前、メディアを賑わせたアルバイトさんによる悪質ないたずら（裸で冷蔵庫に入ったりするなどの投稿）を防止するためと思われます。

一部の悪質な人の投稿でお店の信頼が失われるのはたまったものではありませんが、オンラインを通じた情報発信を禁じられることは、このコロナ禍において、そしてこれからも非常に厳しいのではないかと感じています。