味の追求よりも仕組みや話題作りの方が大切だと思った話

先日、近所のスーパーへお買い物に行こうと思って外出した時にみかけたこの光景。

私の自宅のすぐ近所にあるマクドナルドさんのドライブスルーに並ぶ車の行列。大渋滞です。

受け渡しは店員さん3名体制のよう

今の自宅に引っ越してきてもうすぐ5年。
スーパーへ行く時に毎回こちらのマクドナルドさんの前を通るのですが、ここまで混雑しているのは記憶にないほど。

通りがかった際、店内をチラっと覗いてみましたが、

店内にもいわゆる「3密」を避けるように配慮されていますが、テイクアウトの受け渡しを待っているお客様でいっぱい。

そしてこのすっかりお馴染みになったこちらのデリバリー専用バイクが、ひっきなしに行き交います。

2020年4月7日から発令されている緊急事態宣言に伴い、自宅の近所にあるこちらのマクドさんをはじめ、全国にある2900店舗ほぼ100%の店舗が店内での飲食をストップし、テイクアウトもしくはドライブスルーの利用のみ。営業時間も短縮されています。

にも関わらずマクドナルドさんの4月の売上は、前年同月比6.5%増、客数18.9%減、客単価31.4%増。全店売上高は6.7%増の好成績とのこと(データ引用元:流通ニュース)。

家族利用が急増していると各メディアで報じられているマクドナルドさんには、大手だからこそできる取り組みもありますが、記事を読むと人気のヒミツが「味」以外にあることがわかります。

ハッピーセットのノベルティは大人をも巻き込む

こちらは2018年7月にマクドナルドさんのお子さま向け商品「ハッピーセット」に付属していたノベルティの動物図鑑。

「猫の仲間」をテーマにした20ページほどのこの図鑑は、その当時Twitterの「#猫好き」の間で大きな話題となり品切れ店が続出しました。

私もこの図鑑を手にいれるために久しぶりにマクドナルドを訪れてハッピーセットをオーダーしたほどです。

この図鑑、おまけのノベルティとしてはかなりクオリティが高く、豊富な写真やイラストと共に大人も知らないような猫に関する知識が掲載されていて、読み応え十分。

しかも図鑑の四隅は、手を傷つけないように角丸加工がされておりターゲットに優しいデザインが施されています。

他にもサンリオのキャラクターやトミカなど、大手だからこそできるコラボレーションのノベルティですが、ご紹介した動物図鑑の話題拡散性といい、この「ハッピーセット」のノベルティが選ばれる一つの要因になっていることは間違いなさそうです。

アプリですぐにオーダーできる手軽さ

本ブログを書くにあたり、複数のファストフード店のアプリをスマートフォンでダウンロードしてみましたが、マクドさんのアプリはダントツで使いやすい。

「住所の入力して近くの店舗を探す」など使う側にとって「ちょっと面倒」と思う仕組みが省かれており、アプリ1つを見ればテイクアウトもデリバリーも全て注文できるという簡潔さ。

しかもそのメニューの中に
・2人用セット
・3人用セット
など家族で利用しやすいセットメニューがあらかじめ掲載されていて、選ぶのを迷うことなく手軽にオーダーをすることができます。

さらにそこに他大手メーカーとコラボした新商品を投入するなどの戦略を行い、
「使いやすさ」×「話題性」
をアプリでがっつり表現しています。

「味」だけで勝負しない

マクドナルドさんの記事を読むと、
味の追求や商品作りだけではなく、仕組み作り、話題作りがいかに大切か、ということがよく分かります。

もちろん大手会社だからできること、使える予算なども絡んでくるのは間違いありませんが、「商品さえ良ければ売れる」という考えの危険さを改めて学んだ気がします。

こんな記事を書いていたら久しぶりに食べたいような気もしてきましたので、久しぶりにアップルパイでも買いに行ってみようと思っている今日この頃です。(マクドナルドさんのアップルパイおいしいよ)

\お読みいただきありがとうございます/

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