「最初の1行がなかなか書く気にならない」気持ちを払拭する方法

先日本ブログでご紹介した「本当はナイショにしたい「文章力が上がる書籍」5選」でもご紹介した「ザ・コピーライティング ー心の琴線にふれる言葉の法則ー」の中に、私をはじめ多くの人が抱えているであろう悩みについての解説が掲載されていました。

(先日のブログはコチラ↓からどうぞ)

本当はナイショにしたい「文章力が上がる書籍」5選

それは
「なぜ、書き始めにこれほど苦労するのか? 多くのコピーライターが書き始めを難しいと感じるのはなぜか?」
という内容。

同書では続いて、

人の脳は車のエンジンのようなもので、温まったときに最高の力を発揮するようになっている。

コピーを書こうと机についたときは、脳がまだ温まっていない。

つまり、
座ってすぐにコピーの冒頭部を書こうとするのは、車のエンジンがまだ温まっていないのに、急な上り坂を走ろうとするのと同じことなのだ。

「書き始めの苦労」について書かれています。

嗚呼、ほんとこれ・・・。

コピーライティングに限らず、本ブログ、企画書の類や他の原稿など、最初の1行を書くまでにこれまで何度頭を抱えたことか・・・。

やり出したら早い、早いのだ。
気持ちが急激に乗ってきてグーンと1日で一気に仕上げることも可能なのはわかっているのだ。

しかし、なぜ最初の1行を書き始めるまでに「やりたくない、書きたくない、代わりに誰か書いてくれないかしら(←いない)」なんて考えてしまうのだろうか。

これは長年私が抱えてきた「悩み」の一つでもあるのですが、いろいろな方の話を聞いていると、どうやらベテランの域の方々でも同じような悩みを持っているということに気がつきました。

これは余談ですが、
日本を代表する映画監督であり数々の名作を生み出したあの宮崎駿監督も、新作の絵コンテを書き始める前に「やりたくない・・・」
「あーめんどくさい」
とブツブツつぶやき、タバコを吸ったり消したりしながら、ようやくデスクに向かう様子が、2007年に放送されたNHKのドキュメント番組で映っていました。

参考 プロフェッショナル 仕事の流儀 特別編 映画監督 宮崎駿の仕事 「風立ちぬ」 1000日の記録/引退宣言NHKスクエア

名監督でも「最初の書き出し」の時にはそう思うんですね・・・。

今日はそんな私が今だに四苦八苦しながらも「最初の1行」を書くためのエンジンを温める方法についてまとめてみます。

大前提:自分でしめきりを作る

厳しい仕事を同じように、長いプロジェクトや特に締め切りのない件にも「自分でちゃんと締め切りをつくる」ことが、まず大事です。

でないと「やっていることが意味のないこと」になってしまいます。
カレンダーに無理やりにでもマルをつけて、自分で締め切りを作りましょう(自分にめちゃくちゃ言い聞かせている)

第一段階:◯◯の前・後にやるというルーチンをつくりとりあえず椅子に座ってみる

「寝る前に歯磨きをする」ように
「◯◯の前にやる、◯◯の後にやる」と、日々の習慣のように決めてしまう。

もしできないのなら、できそうな時間に変えてみて、できない理由ではなくできる方法を探します。

ちなみに私は本ブログを「仕事が終わった後」に書いています。一時期朝書いていたのですが、どうにもこうにも書き始めに時間がかかってしまうので、1日の締めくくり・まとめとして書くことで習慣化できました。

朝書くのが合っている人ももちろんいます。

大事なのは、
自分に合った時間を見つけてその習慣を守り続けることです。

第二段階:資料をパラパラとみる

そうやってデスクに座ることができたら、まずはペラペラと資料や打ち合わせの時に書いたノートを見返します。

「あ〜、こんなこと話してたな〜」と思い出すところから始めて、徐々に頭の中を「そっちモード」に切り替えていきます。

第三段階:とにもかくにも、まずはノートに書く

パソコンという道具は恐ろしいもので、
「そろそろ書くか・・・」と思っても数分経過すると、ネットショッピングやSNSを人にクリックさせてしまいます(自分のせいやで)。

そんな時間を過ごさないためにも、まずはパソコンをスリープモードにして、うっすら考えていた構成内容や、書き始めの1行について頭に浮かんだ単語や文章、思っているデザイン案などをばんばんノートに書いていきます。

ノートという道具は偉大でございます。
ペンを持ちノートに書き綴ることで、不思議と自信とやる気が湧いてきます。

関連する内容をばんばん書き言語化していくと「お。これいい感じだね」という気持ちにさせてくれるんですね。

ここまでくるとちょっといい感じになってきます。

第四段階:パソコンは最後に開く

資料を見て、ノートに一通り綴った後にパソコンを立ち上げます(バーーーン←Macが立ち上がる音)

しかし、あくまでも資料やノートをベースにして、それを清書していくという感じで使います。

そしてここでSNSやネットショッピングを見てしまうと、これまでの「やる気モード」が全部ムダになってしまうので、一切見ないようにめちゃくちゃ意識します(意識しないと難しいです・・・)

そして少しづつ少しづつ書いていきますが、3分の1くらいを書きあげると、とんでもなくやる気が出てくるので後はしめたものです。

しかし、この「しめたもの」は次のライティングには消えており、次の書き出しにはまた第一段階に戻ります。

ゼロから何かを書き出す・生み出すスタートは、どんなに科学技術が発達しても常に第一段階から。要するに「自分の習慣」が大事ということなんですね。

今日のまとめですよ

宮崎駿監督ですら「書き始め」の苦労があるのですから、私たちにその苦労がないわけありません。

ですが、
・きっかけ
・成果(報酬)
は既にわかっているわけだから、後は書き始める「習慣」を身につければ良いだけなんですね。

その「習慣」を身につけるのが一番難しいので私も今だにウダウダ言っている時が多いですが、習慣化も仕事のスキルのうちということを改めて認識しています。

そしてパソコンは便利ですが、「ただの道具に過ぎない」ということがよくわかります。

頭の中身を整理して、やる気を引き出すためにもまず持っている情報をノートに整理してみると、やる気が上がってきますのでオススメです^_^

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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