「この商品をください」ではなく「あなたの商品をください」と言ってもらうこと

ここ5〜6年ほど、すっかりテレビを視聴しない生活になりました。
毎週の視聴時間はほぼゼロ。

観るのは
・スポーツの試合
(大好きなバレーボール日本代表女子の国際試合と野球を少々)
・猫や大自然が特集される番組
くらい。

ですが、夕食の時間の時、
ごく稀に時間が重なった時は、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」を観ながらご飯を食べています。

あくまでもテレビ番組なので、どこまでが本当でどこまでが偽物かはわかりませんけれど、少なくとも“人にフォーカス”した内容なので「すごいな、こんな人いるんだな」と少なからず情報収拾の一つになるので、今でもお気に入りの番組(一人暮らしの時は欠かさず観ていました)

先週の放送は、
秋葉原にあるメイド喫茶に勤務する女性のお話し。

萌え萌えきゅーん!
ですよ^_^

私の中で恐らく、
最も興味がない分野に入るであろうと思っていたメイド喫茶(ごめんね>_< )。

なのですが、
番組を観終わった後、
「えー、今度メイド喫茶行ってみようかな」とまで印象が変わりました。

それは何故か。

この番組では、メイド喫茶のシステムやお店に来るとこんな楽しいことがありますよ〜んなんてアピールは一切していない、

ただひたすら
このメイド歴14年の彼女の
「メイドにかける思い」
「メイドカフェを文化にすること」
にフォーカスしています。

つまり
「この子を応援したくなる!」
という思いが伝わってくるんですね。

実際、この女性がお勤めしているメイド喫茶には、男性客だけではなく女性同士のお客様、外国人からのお客様など様々な方が来店しているそう。
彼女の「メイドカフェを文化にすること」に対する思いがお客様にも伝わっているんじゃないかな、と思います。

メイドカフェと聞くと、
・オタクの男性が行くもの
・何だか怪しい
とこれまでは思われがち。

そんな風に思われがちなメイド喫茶を
本気で「文化にする!」という信念があるから、
お客様にいかに楽しんでもらうかに超フォーカスし、細部の細部まで気遣いを忘れないという揺るがないスタイルがあるから素晴らしい。
ものすごく応援したくなる思う女性でした。

デザインの仕事をしていると、
「チラシ作れば売り上げ上がるんでしょ?」
みたいな感じで相談をされることも時々あります。

確かに売れるチラシの作り方はあります。
けれども、その依頼してきてくれた人が
「自分の商品を売る気持ちを持って、それに向かって真剣に取り組んでいるか」
はチラシの成果にも表れると思っています。

大きい会社ならともかく、
小さい会社・個人の会社が生き残るためには
「あなただから買いたい、お願いしたい」
言われるのが一番良い方法。

大切なのは、
商品でもサービスの内容を売るのではなく
自分自身を売ること。

「◯◯さんだからお願いしてみようかな」
と思ってもらえるような作戦を立てることは、
デザインを作る前よりもとても大事なことです。

今日もずーっとそのことを考え続けてちょっと頭痛が・・・。
でも大切な自分の会社のことだから、頭痛が起きるくらい考えてもいいかもしれませんよね。

それでは今日はこの辺で

\お読みいただきありがとうございます/

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