知名度とブランディングを一気に上げたマスターカードの秀逸すぎるキャッチコピーの話

今日もいつものようにクソ暑い部屋で仕事をしていると、いつも聴いているラジオが祝日の特別番組を放送していました。

「プライスレス・モーメント」というマスターカード提供の特番で、朝から別所哲也さんがナビゲート。

マスターカードさんの提供らしく、リスナーからは「あなたのプライスレスな瞬間」というテーマでメッセージを募集しており、私はいつも通り聴きながら今日も無事仕事を完了です^_^

alexfan32 / Shutterstock.com

 

さて、
そんなマスターカードさんには
超有名&大成功した
キャッチコピー
があります。


お金で買えないものがある

買えるものは
マスターカードで

 

↑テレビやラジオで一度は聞いたことのある方も多いのではと思う、超有名なキャッチコピーです。

コピーライターの中村猪佐武さんが手がけたこのフレーズ。

このフレーズと共に制作されたCMは一気に評判になりました。

「お客様に感動与えるお手伝いをしたい」というメッセージがCMの映像と共に明確に伝わり、他のカードブランドと一線を画すイメージ作りに成功し、マスターカードは社名を飛躍的に上げ、ブランディングを強化したと言われています。

Jeppe Gustafsson / Shutterstock.com

 

もう控えめに言っても
このコピーは超秀逸

秀逸以外の言葉が
見当たらないほど秀逸です

なぜなら、

カードを使った
価値を言っているから

です。

カードを作るとポイントがもらえるだの、世界◯カ国で使えるだの、リボ払いの金利が安いだの、そんな他社と同じようなことは一言も言っていません。

カードを使うことの価値を
どストレートに表現しています。

正直に言うと、
他のカードでも同じことが言えます。

がしかし

例えばVI◯Aカードが、

お金で買えないものがあるので
お金で買えるものは
VI◯Aカードでどうぞ

とは、
もう言えません。

言ったらただのパクりです。

先に
言ったもん勝ちです。

そう、これは

価値を言語化した
マスターカード社と、
コピーライターの大勝利

というわけなんですね。

しかも、
マスターカードが発信した「プライスレス」というワードも、以前はよくパロディ化されていました。

パロディ化が良いか悪いかは置いておきますが、一般の人がパロディにして遊ぶほど、このコピーには知名度があるということです。世間に浸透していなかったら誰もパロディ化しませんよね。

カード会社さんに限った話ではなく、
同じような商品やサービスが溢れている中

価値を言語化する
ことは、
どの商品やサービスにも
絶対に必要なことです。

ウチは◯◯と◯◯にこだわっていて

ウチの価格は◯◯円で

ウチは伝統のある◯◯を使っていて

↑これだけじゃ
絶対にアカンのですね。

 

良い体験を提供する

↑ここにフォーカスした言語化が、
どの業界にも本当に必要です。

中村猪佐武さんの生み出したマスターカードのようなコピーじゃなくても、コツコツと価値を言語化する活動、絶対に継続して続けていきたいと思いますし、何か商品やサービスを展開されている方にもぜひぜひ継続して発信してほしいと思います!

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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