先日、dマガジンで雑誌を読んでいたらあの女性ファション誌「CanCam」2月号に衝撃の特集が。
「ワークマン女子」
である。
今、最も勢いがある店舗と言われているワークマン。
店舗数×売上で見ると、その成績はユニクロを超えているとも。
私もこの1年、ワークマンの変化について本ブログに記事を執筆してきました。
最近ではネットで「ワークマンの商品を使ったオススメコーデ術」や「ワークマンで買うべきオススメグッズ」などの記事もいっぱいですが、ついに女性ファッション誌にも登場したワークマンのグッズ達。
(ワークマンの記事はこちらからお読みください↓)
職人さん御用達のお店「ワークマン」に学ぶ商品の見せ方 4,000億円市場で圧倒的に一人勝ちの「ワークマン」新作ファッションショーが想像の斜め上をいっている話 同じ商品でも視点を変えればヒット商品になる話CanCamと言えば、かつてのカリスマモデル・蛯原友里さん、押切もえさんなどが以前登場していた雑誌。
たとえこの記事がタイアップ広告(雑誌の特集と見せかけた広告の種類のこと。もちろん掲載には広告費が必要)だとしても、CanCamとワークマンがタイアップをするなんて、以前では考えられなかった話です。
2月号でも掲載されモデル女子が履いている“厨房シューズ”なんて、うちの調理師・47歳の夫(いわゆる中年男性、おっさんとも言う)が職場の厨房で履いているのと同じです。
(これは余談ですが、厨房で働く夫が最も消耗するのは靴で靴選びは結構大変。安モノだと靴裏に滑り止めがなく厨房で滑りやすくなるし、かと言って高額なものを選んでも油や水の影響ですぐボロボロに。)
そんなおっさんの夫と、
ハタチそこそこの可愛すぎる女子が同じ靴を履いているなんて・・・。
というのは冗談ですが、
元々、工事現場や職人さんの御用達ブランド・店舗として存在していたワークマン。
10代後半〜20代の女性が自分のお買い物のために利用するお店ではありませんでした。
私も以前勤務していた会社で、ワークマンさんで販売するタオルのパッケージデザインを担当して経験がありその時も実際に店舗にリサーチにいった思い出があります。
この時販売したタオルは、通常のフェイスタオルよりも長さが少しだけ長く、タオルを頭に巻きたいラーメン屋さんなどの飲食店に勤務している人、工事や職人さんなど現場で働いている人にぴったりのタオル。
しかもタオルは一度洗わないと水分を吸いにくいものですが、このタオルは袋から開けてもすぐに水や汗を吸ってくれるという優れもの。
今思うと、かなり「ユーザー目線」の商品を扱っていたんだなと感じます。
このように常にユーザー目線で機能性に優れた商品を提供していたワークマン。
バイク専用グッズが多いのも、社長が店頭前の駐車場にたくさん停まっているバイクを見て商品の展開を思いついたそうです。
「ワークマン女子」で特集されているウェアやグッズも、元々ワークマンの店舗で販売されていたもの。
それが昨今のカジュアル・アウトドアファッションブームに気がついた社長が、「ワークマンプラス」として同じ商品を違う見せ方で販売する店舗を作ったところ、今の大ヒットに繋がっています。
この視点の持ち方、物事の切り取り方、
本当に大事、見習いたいポイントです。
しかも
(画像引用元:「稼ぐ戦略」ITmediaビジネスオンライン)
このようにワークマンの位置はまだライバルがいないガラ空きの市場。
自社の強みを理解しながら、「誰を幸せにしたいか?」にしっかりフォーカスできる視点、素晴らしいなあと感じています。
今年8月にはベトナム・ホーチミンにも行ってきましたが、バイクの量が多く、スコールに見舞われる東南アジアのみなさんにも受け入れてもらえそう。
流行は日々変わっていくものですが、常にお客様と世間の流れを見ながら自分の強みを生かす姿勢は忘れずにいたいな、と感じた今日この頃です。
それでは今日はこのへんで。
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