まだまだ気軽に旅行できない毎日が続いていますが、facebookをアカウントが今から4年前の「思い出」がアナウンスしてきました。
それは、ロンドンを中心に2週間イギリスに滞在した時の「思い出」。
こうやって改めてfacebookからお知らせされると「あの時は楽しかったなー」とほんのり思い出します。
さて、
今では日本でもそうですが、ロンドンの美術館にも「また行きたい!」と思える素晴らしい“仕掛け”があります。
それは
カフェ。
ロンドン市内にあるV&A美術館には、
その展示物の素晴らしさはもちろんだけど、「これが美術館内のカフェか?」と疑うような素敵なカフェがありました。
ちなみに、同美術館が
宣伝のために考えたコピーは、
「素敵なカフェです。
いい美術館がついています。」
とても良いコピーですよね^_^
美術館を訪れる人の中で多い質問、
「カフェはどこですか?」
に着目して考えられたコピーです。
(ちなみに一番多い質問は
「トイレはどこですか?」です)
1852年に開館し、当時のヴィクトリア女王と、夫のアルバート公が築いた国を代表する美術館であるV&A。
なのに
コピーでは、
その偉大さや歴史を自慢することなく、
美術館で展示を見学する以外に
プラスアルファの体験ができる
ことを伝えています。
こう考えると、
本来の目的地に
すんなりと到達するより、
目的に向かう途中で
寄り道した場所の印象
が、とても大事
ということに気がつきます。
話は変わりますが、
私が「海外旅行って楽しいな」と感じたのは、かなり遅いですが30歳を過ぎた頃でした。
友人と訪れたバンコクがきっかけです。
訪れた方ならよくご存知だと思いますが、バンコクのスワンナプーム国際空港は本当に大きい空港。
アジアのハブ空港なので、色んな人がいて、お店もレストランの数もすごく多いのですが、私はこんなに大きな国際空港を利用したことがなかったので、空港の充実さに超ヒートアップ。
搭乗時間のギリギリまで食べたり、あちこちのお店を見ていました。
なので、
バンコクすごい楽しい!
という思い出が強烈に残っています。
もちろん旅行自体もすごく楽しかったのですが、
それに加えて、帰りに利用した空港の楽しさが「またバンコクに行きたい!」思いを
強烈にさせました。
これが、もし
お店もレストランもなーんもなく、
すんなり飛行機に乗るだけの空港だったら(そんな国際空港ないけど)、
ここまで強烈に「バンコクまた行きたい!」とならなかったと思います。
そう考えると、
本来の目的を
果たす前の体験
は、
またリピートしてくれるか
どうかの鍵を握る
超大事なフェーズ
だと改めて思います。
なので、コピーやデザインを作る時、
コンセプトを作る時には
ターゲットの人が
目的を果たす前の
休息や寄り道
に意外なヒントが隠れているように思います。
便利なツールを使って導くのもOKですが、
「わあ、これすごい!楽しい!」と思わせるような「目的前後の体験」を、付加価値としてクライアントさんに提案できるデザイナーでありたいと思います^_^
バンコクの話を書いていたら、ますますバンコクに行きたくなってきました。
早く行ける日常が戻ってきてほしいなと思います。
それでは今日はこのへんで。
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