健康意識を持っている人の心をくすぐる広告みっけ
先日、つくばエクスプレスの秋葉原駅を利用した時に見つけた広告。
「ほう、なるほど」思わずつぶやいてしまいました。
この広告、なかなか良い感じ。
エスカレーターの利用を控えて階段を利用を勧める広告のですが、いい事言っているなーと久しぶりに交通系広告を見て思いました。
日本の電車やバス、いや乗り物だけではないありとあらゆるところに見かける注意喚起の広告。
「歩きスマホややめましょう」
「エスカレーターを歩くのはやめましょう」
「手すりにつかまりましょう」
「地下鉄の強風に注意しましょう」
「駅員に暴力をふるうのは犯罪です」etc・・・。
(↑これについては何だか悲しい気持ちになる広告である)
・・・これを見て「あ、そうだね。気をつけよう!」と思った人はどのくらいいるのか。叶うものなら統計を取ってみたい。なんだろう、あの「やめましょう、注意しましょう」の類の広告たち。
毎回この種の広告を見るたびに罵詈雑言を浴びせたくなるのですが、この「階段を登ることとスクワットは一緒だよ」という広告には、久しぶりに「あら素敵」と思った次第だったのです。
「階段を使うことが、自分のメリットになる」という切り口の広告。実際に使っている人、結構いるんじゃないかと思い、しばらく階段を見つめていました(不審者)
やっぱり。結構いたんです階段使う人。
つくばエクスプレスの秋葉原駅を利用したことのある人はご存知だとしれませんが、改札から地上の出口まで結構な深さを上がっていく必要があります(大江戸線もそうですね)
私がこの広告を見かけた土曜日の時間帯は、そんなに混雑した構内ではなくエスカレーターも空いていたのですが、階段を使っている人が普段より多かった気がします。
登っている間も階段がはげましてくれる
おお。登っている間も階段が励ましてくれているではないか・・・!
しかも端っこに消費カロリー表示付き。
・千里の道も一歩から
・まずは一段ステップアップ
・一週間続いたあなた、パワーアップ
・継続は力なり
いい言葉が続きますね。
もちろん私も階段を使います。
ちょっとしんどい・・・。
けれどいつもの駅より何だか「自分ちょっといい感じやん」にさせてくれるTX秋葉原駅の階段でした。
「階段を見たら、お薬と思いましょうね」って話を思い出した!
以前、仕事中に聴いていたラジオで、簡単にダイエットをするには「通勤・通学の時に階段を使えば良い」という話を思い出しました。階段を登ることは毎日できる簡単な筋トレであり、ジムに通わなくても毎日この上り下りをするだけでいい感じに健康になりますよ、と。
そして「階段を見たら体に良いお薬だと思いましょう」と。
フリーランスになって、すっかり座りっぱなしの生活が多くなってしまいましたが、階段を登ること=スクワットと同じ=健康♪と気づかせてくれた秋葉原駅に感謝です。
自分にとってのメリットが書かれた広告は、人を動かす力がある
「やめましょう」「注意しましょう」「周りの人に迷惑ですから〜しないようにしましょう」
確かにそう。歩きスマホも危険だし、公共の交通機関を利用する時マナー知らずはあかん。
でも悲しきかな、人はやはり自分のことしか考えていないのも事実。
自分にメリットがあれば行動する、というのも少し複雑な気持ちですが、人の行動を変える広告がもっと多く増えればいいな、と感じた秋葉原のある土曜日でした。
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