「世界環境デー」で思った、この時代に必要なブランディングとは

世界環境デーに思うこれからの取り組み

今日、仕事中にいつも聞いているJ-waveで朝からずっと環境問題の話をしているので「何でかな?」と思っていたら、今日6月5日は“世界環境デー”。

Wikipediaによると

環境の日(かんきょうのひ、World Environment Day)は、6月5日を環境保全に対する関心を高め啓発活動を図る日として制定された、国連による国際的な記念日である。世界環境デー(せかいかんきょうデー)とも。

(中略)

6月の一カ月間は、環境月間として、毎年、環境省地方自治体企業などによって環境セミナーや展示会などが各地で開かれている。

とあります。

私も普段は、

スーパーにお買い物に行く時はトートバッグ持参、(母のお下がり)

外出時は小さい水筒に自家製のお茶を入れて持参、(120mlサイズの水筒は最強です。バッグに入れてもかさばらないし、500mlだと飲みきれず残しちゃうので)

くらいは意識していますが・・・、
残念ながらまだまだ“エコロジーな人”とは
程遠い生活をしています。

そもそも、
ここ最近制作は減りましたが
・紙の広告
・商品パッケージ
・商品ラベル
なんぞ、
自分が携わっている仕事自体、
どう考えても最後はゴミになるわけなので、

デザインしていると、
ときにふと悲しくなることも。

なので、自分の作るものが
いずれ最後はゴミになるものだとしても、

・売上をあげるもの
・クライント、お客様が幸せになってくれるもの

せめてこれくらいの役目が
少しでも果たせる仕事をしていきたいと思います。

海外ではレジ袋なしは当たり前

たまに出かける海外ではスーパーでもらえるレジ袋の有料は当たり前。基本的にはトートバッグ持参が基本です。

また日本のように
野菜をプラスティックのトレイに乗せて
さらにその上からサランラップを巻く、
なんて過剰包装もあまり見かけません。

日本のスーパーやデパートで
売られている果物を見ると

清潔で美しく包装されていますが、
ちょっと過剰なような気も・・・。

「日本の良さ」である「贈答品の在り方」も
環境の観点から見ると、
もしかすると時代遅れなのかも・・・

と思ってしまいます。

デパートの地下にある
ギフトコーナーで手土産を購入した時も

「お熨斗はおつけしますか?」
「お渡し用の袋は1枚でよろしいでしょうか?」

と1,000円そこらのお菓子を購入する時でさえも
包装に関して2、3個質問されますし、

また雨の日は
購入した品物が入っている紙袋に対して
丁寧にビニール袋を被せてくれるし。

1つのお買い物に対して
ものすご〜い包装。

海外で
「あなた、渡す時の袋いる?」
なんて聞かれたことない。

いや、英語で聞かれてたから
私が分かっていないだけなのか。
(いやそれくらいは理解できるかな)

そういえば、
最近大流行のタピオカミルクティーの
総本山、台湾ではファストフード店のプラスティック製ストローを禁止するそうだし、

スターバックスでは
2020年までに全店でプラ製ストローを廃止するとのこと。

ちょっといやらしい話になりますが
「環境に対してどういう取り組みをしているか」
ということもファンを作るために必要なスタンダードな取り組みの一つになるということなんじゃないかな、と思っています。

SNS時代にふさわしい取り組みをすることの大切さ

誰もがスマホで発信できる時代。
だからお客様の声は本当に大切。

今やSNSで話題になったこと、
批判されたことが
企業の株価や存続を変えてしまう、
と言って決して過言ではありません。

環境問題とは少し話が異なりますが、
私が日常的にチェックしているVOGUE JapanのWEBニュースでは、ここ数年、以前では見ることのできなかった特集がよくあります。

それは
大きい体型の女性が
ワンピースを素敵に着こなす動画や、

「カップルが仲良く生活する秘訣」の動画では同性同士のカップルの人たちのインタビューも掲載されているということ。

 

また私が大好きだったアメリカの下着ブランド
ヴィクトリアズシークレットは
「トランスジェンダーのモデルは起用しない」などの発言や、「女性はバービー人形のような体型であることが一番」という企業姿勢に国内外からのセレブからの批判が殺到。

不買運動も起こり、業績は不振に。
2019年内に北米にある53店舗を閉店するそう。

また、
かつて「憧れのブランド」だった
アバクロンビー&フィッチも、
「不愉快なブランド戦略」が批判され
業績は姉妹ブランドのホリスターと共に下降。

日本でも福岡の旗艦店が2020年に閉店すると
つい先日発表されたばかりです。

参考 「アバクロンビー&フィッチ」福岡の旗艦店が閉店へファッションスナップ.com

今から10年前の2009年に
アバクロが銀座にオープンした時は
店内に入るための長蛇の列や、
入り口に立っている上半身裸のお兄さん(笑)と写真を撮る人もたくさん見かけましたが・・・・

それもすっかり昔の話になってしまいました。

時代とお客様に合った姿勢を見せること

先ほどご紹介したVOGUEの記事も
これまでと同じように
・バービー体型の女性のためだけのファッション特集
・異性同士のインタビュー
だけを続けていたら
この時代に生き残れないメディアになっていたかもしれません。

誰もが発信できる今、
その発信されている内容を決して無視することなく自分たちの中に上手に取り入れていくことがとても大切なのではないかな、と思います。

「うちは昔からこれなんで」
と固くならずに、
今の時代の流れを上手くキャッチして
ずっと愛されるようになりたいですね。

環境のお話は、
その「時代の流れ」の最たるもの。

「どういう取り組みをしているか」を
ないがしろにせず、ちゃんと表明することも
ファン作りのために必要なことじゃないかと、
「あなたから買いたい」につながるのでは
ないかと、

環境デーの今日、ふと思った次第です。

それでは今日はこの辺で。

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