売るための文章の書き方の真髄がある“北野エース”のPOP

先日、南海電鉄難波駅に直結している、なんばパークスの5階で見つけた“いずみピクルス”の話を書きました。(ありがたいことに「私も買う!」などの反響がありまして嬉しい限り。いずみピクルスを引き続き応援したいと思います)

↓“いずみピクルス”の記事はこちらからどうぞ

“鉄の製造”から“食の産業”へ挑戦する、大阪泉州地域の素晴らしい取り組み

今日は、その“いずみピクルス”の真向かいにある食品スーパーのお店、北野エースなんばパークス店の逸脱した商品紹介のテクニックについてご紹介したいと思います。

何かしら私の仕事のネタが見つかる、食品スーパー、ドラッグストアですが、いや〜、このなんばパークスの北野エースの商品紹介テクにはちょっと脱帽。

正直私にとっては、ユ○バーサルスタジオより大興奮できた北野エースなんばパークス店。

少し大げさですが、「売るための文章」の書き方の真髄が詰まっているような気がする。

ライターと名乗っている方々全員に、北野エースなんばパークス店に今すぐ訪れてほしい!お金あったら全員分の東京ー新大阪の新幹線代を払いたいくらいであります。

・・・の前に、
北野エースについて、ざっくりとここでご紹介を。

「北野エース」は首都圏・関西圏を中心に約80店舗を展開するスーパー。

北野エースの特徴は、何と言っても「品揃えの豊富さ」。
カレーの種類は何と約500種類。

こちらは名物のカレー本棚。


(画像は公式サイトより)

味噌は約90種類・醤油は約150種類、ドレッシングは約170種類など、一般的なスーパーでは考えられないほどの種類が揃っているそう。

そしてもう一つの特徴が、私も鼻息荒くしたお店作り。
北野エースでは、店舗の場所、周辺に暮らす人やライフスライル、その地域の文化に適した商品を中心に店舗を作っており、一つとして同じお店は存在しないそう。


(こちらはおそらく大阪の店舗にしかない昆布パウダーの携帯ふりかけ)

そんなこだわりぬいた商品を揃えた唯一無二の店内で、「売る」ために設置された店頭POPが、今回私がご紹介したいそのものなのでございます。

すっかり前置きが長くなりましたが、
ここで北野エースなんばパークス店のPOPをどうぞ!

まじでめちゃめちゃ買いたくなる文章です。
(お腹が減っている時にこの店に立ち寄ると大変なことになりそう)

は?何だよ、手書きのPOPじゃん
と思うなかれです。

このPOPには、
「この商品を買って家で食べるあなたにもたらされるメリット」
「この商品の上手な取り入れ方」
などお客様のメリットになることが、これでもかというくらい凝縮されています。

このお出汁のPOPなんて、

もう
この出汁セットを買う以外にお前の生きる道はない!
とすら言われている気がする。

出汁が良ければ味がキマる!
なんて、料理をする主夫&主婦が聞いたら、「買っとこ♪」となること間違いなしです。

何種類かのPOPを紹介しましたが、
このPOP達に共通して言えるものすごく重要且つ素晴らしいところを私は見つけてしもうた・・・。

それは
商品名が全然目立っていない!
(つーか、商品名ほぼわかんない)

コ○コーラなんぞの商品になると話は別になりますが、
CMにも出ていない、派手な広告も出していない会社の商品が買われるためには、商品名をアピールするのは二の次で、まずはその商品を買ってもらうこと、すなわち、その商品の魅力を伝えることが一番大切なのだと私はこのブログで何回か買いてきましたが、今日も懲りずに書きます!

商品名だけでアピールするなら
これくらい尖ってくれ。

ペパーミントティーなのに
商品名「朝ごはんの〆」ですよ。
尖ってるでしょ。
これもこちらの店舗内で見つけた商品です。

おしゃれティーなのに(おしゃれという単語がもう死語のような気がするが)英語の商品名をつけず、他に埋もれぬいいネーミングです。

話を北野エースの神POPに戻します。

素晴らしいブルーべリーの紹介・・・。

また女の人が好きそうなパンケーキのイラストなんぞを載せて・・・荷物重たくなるし、きっと柏(居住地)にも売っているに違いないのですが思わず買いそうになってしもうた。

これがもしも商品(下に置いていあるブルーベリーの瓶)だけが、ポンと置いてあるのみでしたらきっと売れ行き変わってくるはずです。

そして私は北野エースなんばパークス店を出る時、
「この店のPOP描いた人、
きっと描いた商品、全部食べてるな」
勝手に想像してしまいました。

これほどまでに商品の魅力を上手に伝えるためには、商品を知らないと絶対に書けない。先ほどのブルーベリーなんて、食べてみないと「生のブルーベリーに近い」なんて書けないと思います。

少し余談になりますが、
メルセデスベンツの広告を作るクリエイターは
ベンツを買うという話を以前に聞いたことがあります。

なぜなら、
ベンツを知らないと、
ベンツの魅力を広告で伝えられないから。

モノを本気で売るためには
パソコンの前でま〜るくなってリサーチしているだけ、
本やセミナーだけの知識ではやっぱりダメなんだと、
北野エースに来てそう感じました。

最後に私が誘惑に勝てず、
つい衝動買いしてしまった商品をご紹介して本日は終わりたいと思います。

それはコチラ。


べ・紅しょうが天のスナックだと・・・。

大阪グルメといえば、お好み焼き・たこ焼き
ではなく、私の中では断然・断トツ
紅しょうが天ぷら。

これがスナックになっているなんて・・・・。


見た目はミニサツマイモのようですが、
紅しょうが天の味だった!!

禁断のスナック菓子一気食いです。
(たまにはいいよね)

今日のまとめ

大阪に行ったら

ぜひ北野エースなんばパークス店に行ってほしい!
他にはないお土産が見つかる!

そして
ぜひ
紅しょうが天ぷらを
食べて欲しい!!

あれ?
観光ガイドみたいなまとめ方になってしまいました・・・

違う違う、POPですPOP。

数ある商品の中を売るために必要なテクニックをたくさん感じることができる北野エースのPOP。
商品名だけではなく、買う人にとってメリットのある内容を打ち出していくことが本当に大事だと思いました。

ちなみに、店内はとても混んでいました。
やっぱり魅力あるお店だからかな
(どこまでも勝手に想像してしまいます。)

それでは今日はこの辺で。

ーいつもお読みいただきありがとうございますー
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