ものごとをシンプルに考えたい時に訪れたい場所の話

先日「心の休息」に訪れたい新潟県十日町市の「光の館」をご紹介したのですが、今日はもう一つ同じく休息に訪れたい場所をご紹介したいと思います。

それは、石川県金沢市の「鈴木大拙館」

以前一人で金沢を旅行した際に訪れたのですが、とても深く印象に残り、次回訪れた際は長時間こちらに滞在したいと思える本当に心洗われる空間です。

場所は、金沢21世紀美術館から歩いて10分程の閑静な住宅街の中にあります。

人気の金沢21世紀美術館の混雑ぶりに比べると、こちらは人も少なくひっそりとした佇まいが印象的。この静けさが本当に心地よくいつまでも滞在したくなる空間です。

鈴木大拙氏は、インドから中国を経て日本に伝えられた「禅」を含んだ東洋思想を、分かりやすく海外に伝えて広めたことで非常に有名な仏教哲学者。

英語で書かれた著書「禅」は、海外で多くの人たちに影響を与えました。
こちらはそれを日本語に訳した一冊。キリスト教との比較などを交えながら、難しそうな「禅」について優しく解説する内容です。

最早説明不要、アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏は19歳の頃に訪れたインドにて仏教に出会って以来、「禅」の思想に影響を受け、彼は日常生活に「禅」を取り入れていたことは非常に有名です。

「禅」を表す言葉に「無心」があります。

無心とは、
虚無や空虚ということではなく、固定観念を持たずにありのままに物事や自分を捉えられるようになる境地。

ということですが、
アップルの非常に洗練されたプロダクトデザインは、スティーブ・ジョブズ氏の「禅」を通じて物事を「無心」で考えた故に生まれてきたのでは、言われています。

そんな「鈴木大拙館」。
私が訪れた時も、日本人の方に混じって海外からのお客様の姿もちらほらお見かけしました。

稀に海外ご出身の経営者の方とお会いすると「禅」の考えを取り入れている方が非常に多いことを思い出します。

莫大な情報が溢れる現代で、私たちが思っている以上に心を整えるマインドフルネスの一環として「禅」を取り入れている方は、世界中に多くいるかもしれません。


↑館内には、日本語はもちろん英語の資料も豊富です。

館内は
・鈴木大拙を知る「展示空間」
(ご経歴や資料などを展示)

・鈴木大拙の心や思想を学ぶ「学習空間」
(座って著書を読める部屋)

・それぞれが自ら考える「思想空間」
(後ほど写真でご紹介します)

の3つの空間で構成されています。

建築は、超有名建築家の谷口吉生さんによるもの。
京都国立博物館、ニューヨーク近代美術館など多数の建築物を手がけていますが、建築ファンの間でも「鈴木大拙館が一番好き」という方もいるほど、美しい空間です。

↓こちらが先ほどご紹介した「思想空間」(Contemplative Space)。
考えを深めるための空間です。

外から見るとこのような感じ↓

「思想空間」の前には、「水鏡の庭」と呼ばれる池のような空間が広がり、遠くから眺めると水の上に「思想空間」が浮いているように見えます。

この「水鏡の庭」に時折現れる美しい水の波紋を眺めているだけで、いつまでもこの空間にいれる気がします。

当初は「ちょっと寄る」くらいの感覚だったのですが、気がつけば2時間ほど滞在してしまい、食べようと思っていたレストランのランチ時間に間に合わなくなってしまいました。

金沢での食事はこの旅の楽しみの一つにしていたのですが、それを全部忘れるくらい「没入」できる空間です。

いいものを創造するために、時々こうやって静かな空間を訪れることを習慣にしたいと思える場所でした。

金沢は他にも見どころがたくさんあり美味しいご飯も有名ですが、訪れた際には鈴木大拙館でぜひ「静かに考える」時間を過ごすこともとてもオススメです!
私も近々また訪れたいと思っています。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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