サンタよりも家族からもらうプレゼントの方が嬉しかったという思い出話

メリークリスマス。
昨晩、クリスマスイブの我が家のディナーは、いつも通り夫が作ってくれましたが、クリスマスらしさは何一つなく通常運転の美味しい晩御飯でした。
たまには夫の作ってくれたご飯の画像でも・・・

こちらは↓イカと里芋の炊いたやつ(柚子添え)

↓余っている野菜と豚肉のクリームシチュー風の何か
(スーパーの生クリームが完全売り切れだったので牛乳と片栗粉で強行突破した)


いつも通りおいしくいただきました。ありがとう夫よ。

そして彼は早朝3時からの出勤のため早々に眠りにつき、私は猫を膝に読書をしておりました。
クリスマス本番の今日は、まぐろの刺身を食べる予定です。

以前ハンドメイドバザーで購入したリースくらいは飾りますが、ほぼクリスマス感ゼロの私は、11月になるとTwitterに上がってくる、子供が書いた「サンタさんへプレゼントをリクエストする手紙」の画像をちらほら見かけ、微笑ましい気持ちになるくらいで、本当は季節を感じながら過ごすことが大切なんだと思いながらも、普通の1日を過ごしております。

思えば、私は物心ついた時から、サンタさんの存在を全く信じていないものすごく現実的な子供だったように思います。
私はクリスチャンではありませんが、3歳の頃から通っていた幼稚園は教会があるプロテスタント系の幼稚園でした。(おそらく家から近所だったという理由で入れられたんだと思います)。

なのでクリスマスの前の週は園内でパーティというより礼拝があり、賛美歌を歌った記憶もありますし、「クリスマスの言われ」を解説している絵本を一人づつプレゼントされたように思います。
クリスマスはこういう日である、何故クリスマスをお祝いするのか、サンタクロースの存在の意味、何故人々はプレゼントを交換しあうのか、国によって違うサンタの存在など、なかなか読み物として面白いので未だに実家に残してあります。

いい子にしているとサンタクロースからプレゼントをもらえる、ということは一言も書かれていませんでした。

それに加え、私の母もクリスマスの風習とは縁遠い人でした。
クリスマスツリーやケーキが家にあった記憶はありますが、サンタの存在を私に教えることはありませんでした。
「サンタなんておらん。ほしいクリスマスプレゼントはお父さんにお願いしなさい」と。

なので父に「クリスマスプレゼントはダイエーのおもちゃ売り場にあるアレがほしい」と幼稚園の時に父にお願いをした思い出があります。ダイエーですよダイエー。
というわけで我が家にはサンタは来たことがありません。
ダイエーに家族で行き、父が汗水たらして稼いだお金を使い、私におもちゃを買ってくれたことしかありません。ラッピングもしてもらったことなかったんじゃないかな。

家族でクリスマスディナーをした思い出もほとんどありません。子供なのでケン○ッキーフライドチキンとケーキは食べたがりましたが、特に母がチキンの何かをせっせとこしらえたりすることはなかったように思います。

今、こんな過ごし方の家庭があったらもしかしたらダメな家庭なのかな?
しかし私はこのクリスマスの過ごし方をとても良かったと思っています。

何故なら父と一緒にクリスマスプレゼントを買いにいくのがとても楽しかったから。
父は当時、某量販店のバイヤーをしており休みはほとんどありませんでした。確か水曜日だけ休みだったように思います。出張も多く土日もほとんど家にいませんでした。

なのでサンタという得体の知れない第三者からもらうものより、ほぼ年に1回か2回の家族と一緒にでかける買い物が楽しかったんですね。

大人になってすっかりクリスマスなんて関係ない生活を送るようになりましたが、今ではクリスマスを迎えると父と母には感謝の気持ちをふと思い出します。
もしサンタからプレゼントをもらっていたら、こんな家族の思い出もなかったのではないかなと思います。

みなさまにも良いクリスマスの思い出ができますように。

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