大坂なおみ選手と大谷翔平選手がすんごい理由は何だ?

先日大坂なおみ選手がテニスの全豪オープンで優勝しました。世界ランク1位になることが確実とされています。いやー素晴らしいです。私はテニスの詳しいルールをあまり存じず、多くを語るには相応しくないですがこのニュースを聞き、純粋に大変嬉しく思います。

昨年は、日本ハムから大リーグ・エンジェルスに移籍した大谷翔平選手がア・リーグの新人王を獲得。現代の野球界に置いて「二刀流」というとんでもない挑戦をし続けています。(まじですごいよなー)

私も夫も野球観戦が大好きなのですが、大谷選手の活躍は勿論のことそのお人柄も大好きで、お茶の間からですが、みなさんと同じように応援しています。
大坂なおみさんのお人柄もとてもチャーミングですよね。素晴らしいアスリートであると同時に、インタビューから垣間見える“女の子”の一面に、ますます魅力を感じてしまいます。(先日優勝した際のインタビューもとてもキュートでした)

・・・というように、大坂選手や大谷選手のプレースタイルはもちろんのこと、メンタル面やお人柄に魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。
このようにプレー(仕事力)+人柄が揃っていれば、独り身フリーランスでも常に社会に身を置いておくことができるよね・・・、と私は思います。

今日はなぜこのお二人を私たちが応援したくなるのかということを書いてみることにしました。

ただの「プラス思考」ではなく「上向き思考」

大谷選手は渡米前に、昭和期の思想家・中村天風の「運命を拓く」を読んでいたそうです。(もうこの時点ですごいよね)

この本には「絶対積極」という思考法が書かれているのですが、これは要すると「上向き思考」と言われるものだそう。
世間一般に言われる「プラス思考」とはちょっと違う思考のようです。

この「上向き思考」は、
・自分のことを客観的に見る
・感情的にならずに物事を考える
・才能を磨き続ける
ことを指しています。

少し前「意識高い系」という言葉がありました(今もあるのかな?)
基本的にはプラス思考で超前向きで素晴らしいのですが、
マイナスな部分には目を向けない、自分に対してフィードバックをしない、人のアドバイスを聞かない、失敗したことについては蓋をして完全過去のものにしてしまう、などなど、悪いことは考えず(都合の悪いことも?)突き進め!の気持ちを持った人にこの言葉が当てはまると、以前に知りました。

今、注目されている2人のトップアスリートは、さきほども書きましたが
・自分のことを客観的に見る
・感情的にならずに物事を考える
・才能を磨き続ける
ただのプラス思考ではなく、この3つを常に忘れていない「上向き思考」だと言われています。

私が「自分もこのことを忘れずに」と特に思ったことは「自分のことを客観的に見る」ということです。
全てのことを「客観的に見てどうか?」で考える視点は、クリエイティブな仕事をしていく上でも、普段の習慣のことにしても、欠かせない大切な要素だと思っています。
常に第三者の視点で自分を見ると、1分前まで「これでいいかな・・・」と思っていたものでも「いやいやいや、あかんやろやっぱり」と思い直すことができます。

かの偉大なミュージシャン、矢沢永吉様(永ちゃん様)のお言葉をここで拝借いたしますと
「俺はいいけど、YAZAWAが何て言うかな?」です。
客観的に自分を見る時、この言葉は完璧です。さすが矢沢様。

「私はいいけど、他の人が何て言うかな?」という視点。上向き思考をキープし続けるために必要な視点です。

小さいことでも良い、1個づつクリアできる目標を持つこと

以前、このブログで大谷選手が高校生の時に書いたマンダラチャートのことをご紹介しました。

英語喋れない人が喋れるようになるにはの話

大谷選手は「ドラフト1位指名」をしてもらうために、必要なことを分解し、今からできる小さい目標に分けてそれを実行していったと言います。
大きい夢や目標に向かっていくことは大切ですが、それに必要なことを逆算して着実に1個づつ達成していくことは本当に大切なことです。

ギャップがあること

以前に友人から聞いた言葉ですが、行動と言動のギャップが良い方向に大きければ大きいほど、その人の魅力は増すそうです。
大谷選手や大坂選手は、試合のパフォーマンスが素晴らしいのに、インタビューでは人間性が垣間見えるとても素直なお人柄が出ており、人としても応援したくなる魅力があります。

すんごい古い例えですが、
少女漫画に出てくる不良の少年が土砂降りの雨の中で捨てられている子犬を抱っこしているというアレもギャップですし、

昔、イチロー選手が大リーグ移籍の際に行った記者会見で「莫大な年俸でイチロー選手は何を買いますか?」という記者からの質問に
「温かいセーターを買います」と言ったこともギャップです。
これが「貯金」とかね、「車を買います」の答えでも私は変わらずにイチロー選手大好きだったと思いますが、「セーターを買います」の答えが本当に素敵。ますます応援したくなりました。

逆を言うと、良い人に見えてものすごく悪いことをしている人も、魅力的かどうかは別として、人の記憶には強烈に残るということです。

今すぐギャップを作ることは難しいかもしれませんが、自分が今まで興味のなかった場所に行ってみたり、読んだことのなかった本を読んでみたり、広い視野をもつことがギャップにつながるのではないかと思います。
食わず嫌いになるよりも、いろんな人と会ったりいろんな場所にでかけることも、自分の魅力を増すためには大切なことなんですね。

自分に集中していること

仕事をしている人は、自分の体を心が資本。ここがダメになっては全てがダメになってしまいます。

私はアーティストではなく、お客様・お相手があっての表現できる仕事をしていますが、相手のためになる仕事をするためには、まず自分の集中力を高めることがめっちゃ大切ということに最近気がつきました。
自分のことについて集中力をキープしていれば、感情的にならずに物事に対応できますし、人に感動を与えることができます。

最近、いつまでも聞いていたくなるくらい「感動する話」を聞く機会が多いのですが、この方達に共通していることは「自分を良く知っている」「自分に集中する時間を欠かさず作っている」という共通点があるように感じました。
自分に集中できていれば、外からマイナスが臭ってくる要素に出会っても常にニュートラルに物事を考えらる、そうすると、そのマイナス要素からも得られるものが見つかります。

今日のまとめ

大坂なおみさん、おめでとうございます!
大谷翔平さん、来年も応援しています!

今でもたまに聞く「最近の若者は・・・」という言葉。
いやいやいや。若者のみなさんは頑張っておりますよ。
この間、日本橋の居酒屋さんで接客してくれた21歳の大学生の子、少しお話しをする機会があったのですが将来をちゃんと考えてめちゃくちゃ頑張ってましたよ。

「最近の・・・」なんて言う前に、40歳前後の私たちがいつまでも魅力的な人でいるために、頭と心がカチカチになる前にもっと勉強せにゃいかんです。

それでは今日はこのへんで。

ーいつもお読みいただきありがとうございますー
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