エストニア訪問記<視察編③>デザインされた工科大学のラボ“MEKTORY”を訪れた話

タリン工科大学のイノベーションビジネスセンター、“MEKTORY”を訪問してきました。
MEKTORYは実際の民間企業と連携や契約をして、製品開発やプロジェクトを進めるラボが集まったユニークな施設。
日本からも三菱自動車などが提携しているそうです。


(提携している企業一覧)

MEKTORYは、
・研究者と学生と企業の交流を促進して、デザイン&製品、ビジネスモデルの開発
・専門性の高いエンジニアの育成
・学生のスタートアップの成長をサポート
・次世代に生きる子ども達との積極的な交流をして、工学の魅力や可能性について伝える・見出してもらう
・国際化のための貢献
を目指しているそう(公式サイトより抜粋)

施設内には各スポンサーの部屋が。こちらはサムスンの部屋。Appleも契約するそうです。日本の部屋もありました。



開発・研究を行っている部屋がたくさん。こちらは宇宙事業を進めている部屋のよう。


こちらは子ども達も利用できる工作の教室。
機械を使用して自由な工作を行える教室のようです。



とても洗練された休憩スペース。

スタートアップのインフォメーションコーナーとミーティングスペースのようです。


企業の名刺がたくさん(日本企業の名刺も多くありました)

MEKTORYの斡旋で結成された大学生のチームは、企業の課題について研究、企業からのサポート・助成を受け、企業にとっては若くて優秀な大学生から新しいアイディアを取得できるメリットがあり、学生さんにとっては現実の問題に取り組める&いくらかの報酬を受け取ることができるというメリットがあります。


訪れた人が、その記念をサインしていく壁面が印象的でした。

我が国からもたくさんの人たちが訪れています。(書くスペースない)
みんな注目している施設のようです。


こちらは、MEKTORY内で観察している蜂(訪れた時は冬眠中)から昨年取れたハチミツ。
訪問記念のお土産にいただきました。

私もデザイン専門学校に通った時に、多少企業との関わりを持った授業があった記憶がありますが、それ以上に学生と企業、それだけではなく子ども達とも関わりを持ち、将来を見据えた取り組みをしている印象を受けました。

また施設内は、デザイン的にも優れたユニーク且つ内装。
私が通ったデザインの専門学校でさえとても殺風景な校舎。当時通った学校もこのようにクリエイティブな空間だったらまた違ったモチベーションを持つことができたかもしれません。(とにかく不真面目な学生生活だったな・・・)

なかなか見ることができない施設を見学でき、今を生きる学生さん達の取り組みを少しでも垣間見えることができて、とても貴重な訪問体験でした。
学生さん達とも接点を持つことも大切だなー、と思いながら外に出ると


タバコをやめるよう促す警告文が書かれた、何とも矛盾しているユニークな喫煙所の看板が。

MEKTORYとは全く関係ない看板かもしれませんが、喫煙所の看板にシンプルにSmoking Killsと書かれているのに、ちょっと笑ってしまいました。日本の看板もごちゃごちゃ書かずにこれくらいシンプルに書いてあげるといいかもしれませんね。

エストニアのデザイナーさん達も喫煙率高いのかな・・・。
かくいう私も20代はヘビースモーカーでしたが>_<

それでは今日はこの辺で。

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