先月、北浦和にある飲食店さんの看板デザインの仕事をしてきました。
おかげさまで売り上げにも順調に上がっていっているようで大変嬉しい限り^_^(先日ちらと聞いた話ですと売上レコードが出たみたい。とても嬉しいです)
こちらのお店です↓
以前にも“看板で売り上げアップ”の記事を書きましたのでぜひご覧ください。
は?看板ごときで売り上げが変わるんなら苦労しねーよ。しかもベタベタのデザインじゃねーかよ。と思っている方はぜひこちらの記事をご一読いただきたく思います。うふふ。
このベタベタデザインの看板は、
店舗前の通行人に対して120%店舗の魅力をアピールできるよう緻密に緻密な計算を重ねた看板になっています。ここではその計算方法は詳しく書けませんが、何メートル先からこっちの方向に向かってくるとこう見えるように、などなどが計算され尽くした看板です。
現場に足を運び、実際に歩いてみないと絶対に生み出すことができない、写真の入れ方、文字の置き方、などなどお客様がお店に足を運んでくれるベストな訴求を凝縮した看板です。
統括天才ディレクターと看板業者さんが極寒の中行った現場検証とそれに基づく設計図、神カメラマンさんの神写真が全てばっちり揃って、初めて「売上を上げるため」のこの看板ができています。絶対に真似っこだけでは作れません。
しかし、今日私が本題にしたいのは、
この看板を制作する前に店舗スタッフ全員で実施した「設計会議」と称したミーティングのことでございます。
この看板を制作するにあたり、営業前の数時間にこちらの店舗を経営している社長さん、店長さん、アルバイトの皆さんに集まってもらい、このお店の強みや魅力を聞く、社長や店長の掲げる目標売上を全員で共有するというミーティングでした。
私はこのミーティングに現場で働いているスタッフ(アルバイトさんも含めた)が参加しているということにとても感動しました。この感動はちょっと衝撃的なレベルでした。
社長や店長の目標を、
社員もアルバイトも関係なく、
店に関わっている全員で共有すること。
これがめちゃくちゃ大切だと気付かされたからです。
アルバイトのスタッフさん達は皆さん20歳前後のとても若い方達ばかり。その方に一方的に社長や店長の思いを伝えるだけではなく、ちゃんと意見や思いを発言する機会を作ることが、売上を上げることに繋がるんだと確信しました。
少し話は逸れますが、
私の夫は飲食店で長年働いています。飲食店の勤務は私が思った以上に過酷で、トラブルもたくさん。
そのトラブルのほとんどが人に関する問題です。
以前にこの話の一部を、あるきっかけで全く関係ない方にした時
「超一流のホテルやレストランならそんなトラブルないんじゃないの?小さいお店だからなんじゃないの?」と言われたこともあります。
・・・そうだろうか??
一流のレストランやホテルにお勤めの知り合いは私にはいないのでよくわかりませんが、現場のスタッフを大切にすること、若いスタッフと店長の思いを(どんな方法であれ)共有しておくことに、大きいも小さいも有名も無名も関係ないと思っています。
大きいお店も小さいお店も、有名でも無名でも、
現場で働いてくれるスタッフがいないとお店は成り立ちません。
デザインもマーケティングの考え方も全ては二の次なんです。あくまでも手法の一つにすぎません。
一番は現場のスタッフが思いを共有して楽しく頑張って働くこと。
このお仕事では、デザイン制作前のこのミーティングでそう気付かされました。
こちらのお店でいただいた手羽先。
ジューシー、プリプリで美味しかったです^_^
私はこの手羽先を食べた時、
キッチンに向かって「手羽先、おいしいでーす!」と大声で伝えましたが、
「あざーす!」とさらに大きい声でお返事していただきました。
美味しい時はスタッフの人に「これ、美味しいです」と伝えるとその場が一気にパワースポットになります(笑)
もちろん、いいデザインやノウハウで人を幸せにすることは可能です。
でも人のやる気や、モチベーションは
見た目のあしらいや知識だけでは動かせません。
気持ちのこもったデザインをするためにも、人との関係をますます大切にしたい、やる気になってもらうためのコミュニケーション(松岡修造さんばりに)を大事にしたいと改めて感じたプロジェクトでした。
ところで手羽先めっちゃ美味しかったなー。
結局18本食べました。また食べに行きます^_^
それでは今日はこの辺で。
ーいつもお読みいただきありがとうございますー
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