デジタル時代の解毒剤に!スマホを置いて本を読みましょうよの話。

ロンドンの金融街、カナリー・ワーフ駅近辺のショッピングモールに、先日の4月上旬に短編小説の自動販売機が登場したそうな。

参考 ロンドンの地下鉄駅に登場した「短編小説の自動販売機」COURRIER Japon

「自動販売機」と言っても全て無料で、ボタンを押すとレシートのような細長い紙に小説が印刷され機械から出てくる仕組みらしい。1分、3分、5分で読める小説が選べて、紙は環境に配慮したパルプ紙なんだと・・・。

な、なんて素敵なんや・・・・。
(素敵すぎて今すぐロンドンに行きたい)

以下、COURRIER Japonより引用します。

第1作目は英国人小説家アンソニー・ホロヴィッツの書き下ろし『ミスター・ロビンソンの死』で、1分以内で読み終わることができる長さになっている。本人は英紙「ガーディアン」に対し、こうコメントする。

「私自身も毎日地下鉄を利用しますが、乗客はみんなアプリやゲーム、それに古いツイートに没頭しています。だからこそ、『文学』で人を楽しませるという取り組みはとても魅力的だったのです」

ロンドンの不動産を手がけるカナリー・ワーフ・グループの2018年の調査によれば、イギリスの2000人の成人のうち30%が、半年間で1冊も本を読み終えることができなかった。同社のアート・イベント部門長のルーシー・ムーアは、「70%の人が、ソーシャルメディアではなく我を忘れて本に没頭したいと考えている」と期待を寄せる。彼女は言う。

「このプロジェクトは、デジタル時代の解毒剤になるはずです」

そういえば、iPhoneがiOSになってから、週に一度
「あんたはこの1週間で◯時間スマホを見とったよ」というレポートが送られてくるようになりました。しかもかなり詳しくSNSは何時間、Safariは何時間、調べ物は何時間、アプリは何時間という風に。
私の1日平均は約2時間弱・・・。週にすると実に14時間もスマホを見ているわけです。

そんなに見てるんか・・・。
できるだけ用事がある時以外は見ないようにしていても、1日2時間弱、1週間で14時間・・・。
1日2時間あれば、本も読めるし英語も勉強できるよな・・・。これからのプチ目標として、できるだけスマホを見ず他の事に意識を向けようと、このニュースを聞いて思った次第です。

ところで、
やっぱり本は良いです。

最近はビジネス書ばかりを読む生活になってしまいましたが、古くからある本の本当に素晴らしいことは今更このブログに書くまでもありません。そしてやっぱり心から尊敬したくなる経営者の方や、お話していて教養深く素敵だなと感じる方は、やっぱりたくさんの良い本を読んでいます。
日本にもこのようなレシート型の小説販売機を設置してほしいと願ってやみません。

ちなみに
私も決して自慢できるような読書量ではないですが、これまで心に残った本ベスト3は
・夏目漱石/こころ
・司馬遼太郎/坂の上の雲
・灰谷健次郎/兎の目
かな・・・。
どれもベタベタの名著ですが若い時も年を取った今読んでも違う感じ方ができる本です。

イギリス出身の作家さんでは、エミリーブロンテの小説や、シャーロックホームズを読みましたが当時夢中でページをめくった思い出があります。今ではめっきり読まなくなってしまいましたが、またシャーロックホームズ読もうかな(本当に面白いです)

(ちなみにロンドン・ベイカーストリートのシャーロックホームズ博物館は長蛇の列で全然入れませんでした)

今日は最後に、
私が最近読んだイギリス出身作家さんの本で、
特に30歳以上の女性の皆さんに
ぜひぜひぜひぜひ読んでいただきたい1冊をご紹介します。
ロザムンド・ピルチャー著「シェルシーカーズ」という本です。

日本では1995年に翻訳版の初版が出版されましたが、残念ながら当時の出版社が何らかの事情で現在は存在せず、この本は中古版でしか手に入れることができませんが本当〜〜〜〜にオススメしたい1冊。
女の人が力強く描かれている小説はたくさんありますが、この本も本当に自分の生き方や価値観を見直す機会が生まれる一冊です。(ちょっと長いけど。でも読みやすいよ)
「こうであるべき」、「こうでなければならない」、「家族にはこう接しなければならない」など思い込んで毎日がむしゃらに頑張っている、特に30歳以上のあなたにぜひ手に取って読んでいただきたく思います。

また、イギリスのコッツウォルズ地方の風景や季節、自然やお庭に咲く花、食事やお茶を入れる暮らしの情景も細かく描写されており、その世界にどっぷり浸れます。
そして日本語訳自体が本当に美しいので、読んでいて心が穏やかになる一冊です。

うん、やっぱり本はいいな。
「美しい」「素敵」と思う心も仕事にはとっても大事といつも信じているので、本から抱く感動も常に取り入れるのを忘れないようにしたいと思います。

それでは今日はこの辺で

\お読みいただきありがとうございます/

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