全国から来店がある「コンバースの聖地」柿本商店の話

私が神戸で最も好きな場所、それは阪急三宮駅〜JR元町駅の高架下にある商店街です。

特にJR元町駅の高架下から続く商店街は「モトコー」と呼ばれ、
ビンテージの古着、古本、中古レコード、CD、美味しいのか美味しくないのかよくわからない飲食店が続き、神戸に住んでいた中学生の時から東京に引っ越す20歳過ぎまで、よく一人で歩いていました。

建物の老朽化と小売店の不況で、近年はシャッターが閉まっている店舗も多くあり本当に残念ですが、今日はそんな商店街「モトコー」の中でも特に大好きなお店、スニーカーブランドのコンバース専門店「柿本商店」をご紹介します。

なるべく持ち物を減らそうと思っている私も、コンバースだけはちょっと別扱いで、10代の頃から何足も買い、履いて履いて履き潰し、今でも愛してやまないスニーカーブランド・コンバース。

そんなコンバースの品揃えは、恐らく日本で一番かと思います。

1968年の創業当初はコンバース以外の商品も取り扱っていましたが、大手シューズ店が展開する価格競争を目の当たりにし、個人商店である柿本商店さんはこの時点で苦境に立たされます。

そこで、1980年ごろから「圧倒的な品数で対抗しよう」と決めコンバースのみを取り扱う専門店に。

今ではマニアや同業者の間で「コンバースの聖地」と呼ばれるほどになり、日本全国からお客様が来店されるそう。

店内には5000足を超えるコンバースがずらり。
デッドストック、コラボシューズなどをはじめ、大手シューズ店では見られない珍しいデザインのコンバースが並んでおり、見ているだけでも楽しいです。

現在リアルな店舗でもネットでも流通していない、超レアなコンバースもいっぱいあります。

安売りしている店舗ではありませんが、
その品数と店員さんのおっちゃん・おばちゃんのコンバースの知識にはちょっと圧倒されます。

ただし、在庫は恐らく店頭限り。
気に入ったデザインが自分の足に合えばラッキー！くらいの感覚で行かれた方がいいかもしれません。

「あれもこれも安いですよ」とビジネスをするのではなく、コンバース1種類に商品を絞り、その圧倒的な品揃えと知識で大手シューズ店との差別化に成功した柿本商店さん。

専門店として営業をし続けた結果、小さいながらも全国からお客様が来店するその姿には、見習うべき点がたくさん見つかると感じます。

経営者の方も「モトコー」自体もご高齢になり、体力面、店舗の環境面でも経営を継続できるかわかんないなー、と店員のおっちゃんは語っておられましたが、

どうかどうか、
どうかどうか、
これからも私の大好きな「モトコー」でコンバース愛を語る日本で唯一のお店であり続けてほしいと心の底から願ってやみません。
お買い物をしてこれからも応援したいと思います！！

コンバースが大好きな方はもちろん、今は少し寂しくなりましたがアンダーグランドな雰囲気な好きな方には、ぜひ「モトコー」を訪れてみてください^_^

それでは今日はこのへんで

＼お読みいただきありがとうございます／

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