テイクアウトを買うことは自分にできる投票行為だと思った話

先日、以前本ブログでご紹介した「日本料理 風の音」さんが始めたテイクアウトのお料理をいただきました。

個人的な話で恐縮ですが、「風の音」さんのオーナー・料理長には私共が結婚する際、神戸に住む私の両親と東京・青梅に住む夫の両親と一緒に食事をした時に大変お世話になり、今でも時々夫と二人で食事に出かけます。

「風の音」さんは、「自分のお店をやりたい」と思っていた料理長が50歳をお迎えになられたのを機に独立して開店した料亭。

何歳になってもチャレンジすることの大切さを教えてもらった、そういう意味でも私にとっていつも応援したくなるお店です。

(↓「風の音」さんの記事はコチラからお読みください^_^)

何歳からでもチャレンジはできるよの話 買いたくなるおせち料理のストーリー

今、多くの飲食店が非常に厳しい状況に置かれてしまい、昨年11月にオープンした「風の音」さんも店舗の外でテイクアウトお料理の販売を始めています。

メニューはこんな感じ。

和食の料亭らしく、ちょっと豪華なお弁当や海鮮丼の他、だし巻き卵などのお惣菜など、どれも美味しそうなお料理名が並びます^_^

先日は、魚市場直送海鮮丼とだし巻き卵、翌日用にカツ丼と牛すじカレーをいただいて帰りました。

海鮮丼はツヤツヤのお刺身たちが・・・、もう絶品です(贅沢すぎます)

カツ丼も、柔らかくてジューシーだし、

だし巻き卵は難しいお料理ですが(←作れない)、本当に美味しい・・・ふわふわでお出汁の味が口に広がります。(もう本当に美味しかった)

トロトロの牛すじと、優しい味わいのカレーも美味しかったなあ。(語彙力がなくてすみません)

どれも美味しくてあっという間にぺろりといただいてしまいましたが、他のメニューも気になるのでまた近々お伺いしたいと思っています^_^

ところで、こちらのお食事を買った際、袋の中にメニューと一緒にメッセージが入っていました。

それは料理長ご自身のお言葉で、

11月に新規開店し、これからだという時に今回のコロナウイルスの事態に。

しかし、悪いことばかりではなかった。

今回の騒動で色々な方に助けられ励ましの言葉をいただき、本当に皆に愛されていることに気づき、スタッフ一同力を合わせてこれからも精進していきたい。

という旨の内容が書かれていました。

「お客様が来なくなる」という事態を一番肌で味わい、スタッフを抱え、色々な不安を一番感じているのはご本人に間違いないはずなのに、今回の事態を良い意味づけで表現する姿勢を本当に私も見習いたいと思いますし、ますます応援したくなると改めて思いながらこのブログを書いています。

今、テイクアウトのお料理写真が様々なSNSでアップされています。

だけど、プラスティックの容器に入りビニール袋に入れて持って帰り、それを家の電子レンジで温めていただくわけです。このように書いてしまうと、コンビニで買う行為と変わりないように思えます。

誤解のないように書きますが、一流の料理人の方が作るお弁当は本当に美味しくて絶品です。(ほんと、先ほど紹介したやつソッコーで全部食べたし)

けれども、普段お店で味っている細部をテイクアウトのみで100%感じることは難しい。お料理はもちろんですが、お店の内装や、雰囲気、食器、時間、会話など全てが素晴らしいから素晴らしいんですね。

だからお店で味わうのは、
お料理だけではなく体験だとつくづくそう感じています。

そして、美味しいお食事をいただき、良い体験をさせてもらったお店は、本当に応援したくなります。

応援したいお店が、もしペットボトルの水をコンビニの倍の価格で売るならば、私はそのボトルも買いにいくかもしれません。

私が食べて応援したい。
この行為は投票に近いような行為なのではないかと感じる今日この頃です。

ピンチなった→じゃあテイクアウト
の発想はもちろん大事ですが、普段から自分はどんな人をどれだけ幸せにできるのか、を考えそれを行動に移すことが、大切で応援を受ける秘訣なのではないかと改めて思っている今日この頃です。

こんなことを書き綴っている私も、もう一度自分には何ができるのか、しっかり考えながら明日も仕事を頑張ります!!!

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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