アイデアは行動してナンボの話

先日、マーク・フォードの「大富豪の投資術」を読みました。

タイトルからすると株式や不動産などへの具体的な投資方法が書かれているように思えますが、中身は経営者や事業主はもちろん、会社員として勤務している人など「大富豪」になりたい人に必要なマインド論が書かれているので、お金に対して不安を感じたり、学びを深めたい人にオススメしたい一冊です。

ちなみに、著者のマーク・フォード氏は、マイケル・マスターソンのペンネームで、他にも多数書籍を執筆していますが、中でも「大富豪の仕事術」は、会社を辞めてフリーランスになった私のバイブルとなっており、今でもたまに読み返しています。

「大富豪の投資術」を読むと、著者の他の本にも書かれているように「行動こそが全て」ということに改めて気付かされます。

どんなすばらしいアイデアも、
行動が伴わなければ価値がない

成功は10%のひらめきと90%の努力である

本書内でも紹介されている作家のロバート・リンガーは、

アイデアはそれだけでは本質的な価値はない。行動が伴わなければならないのだ。
へその緒を切り、アイデアを子宮から取り出すのは、まさに行動である。

と語っていますが、どれだけ素晴らしいアイデアをひらめいたとしても、頭の中で温めているだけで行動しなければ意味がありません。

その行動がしんどくて面倒臭いものかもよくわかります。
各種計画書を作ったり、プレゼンをしたり、その他もろもろ細かい作業が伴います。これが「生みの苦しみ」というわけですね。

そしてもう一つ大事なことは、
アイデアそのものよりも、それぞれのアイデアをどう表現するか
ということです。

大成功を収めた起業家たちのほとんどはこの事実を知っており、逆にこのことに大部分の人が気づいていないと本書では語られています。

今やどのビジネス書にも「成功者」の例として登場しているスティーブ・ジョブズ氏のiPhoneを紹介するプレゼンの話が本書にも書かれていますが、ジョブズさんはiPhoneを紹介する際、「電話を再発明する。」とタイトルをつけて、プレゼンの練習を何時間も行なったのは有名な話です。

特にプレゼンのストーリーについては、何度も書き直し惹きつけられる内容になっているか検証を繰り返したと言います。

今から10年ほど前、同じくスマートフォンを開発していたメーカーが、その後こぞって自社のスマートフォンを発売し、スマホは急速に市場に素晴らしさを認められるようになります。

iPhoneが発売された当時は、日本での反応は「まずまず」という感じが相応しく、当時運営されていたインターネットの掲示板にも、「なんかイマイチ」な内容が投稿されていました。

ところがみんながスマホを持つようになった時、際立って製品の素晴らしさが見えたのは、iPhoneでした。

全くスマホに興味のないうちの母ですら「iPhoneっていいね」と口に出してるくらいです。(本人はガラケーを愛用)

大切なのは、
アイデアを思いついた時に、他の人が便乗してくることやライバルのことばかりを意識せずに、タイミングに合わせて自分の製品がたった一つ突き抜ける製品になるように、そのアイデアの無数の表現を考えてテストしていくことです。

同業他社はいっぱいいます。

だから、
・行動はすぐに起こす
・アイデアを表現するストーリー(台本)を考える

ことを、もし「大富豪」になりたければ実行すべきだと本書を読んで改めて感じています。

昨今の状況で、多くの方が非常に苦しい状況にあります。
だけど悲観してばかりではなく(そして受けられる補償をきっちり受けた後は)、小さいなアイデアを小さいところから少しずつ実行して毎日積み重ねていく習慣を作っていきたいですね^_^

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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