もうすっかり機会が減ってしまいましたが、私は昔友人に手紙をよく書いていました。
何度か引越しも繰り返したので、今はもらった返事の手紙もほとんど処分してしまいましたが、以前会社に勤務していた時の後輩の女性が、退職日に私宛に宛てて書いてくれた1通の手紙だけは今でも大切に保管しています。
9年前にもらったメールやLINEを見返すことはほぼないけれど、9年前にもらったその手書きの手紙は、たまに見返す時があります。
彼女の手紙を見返し、最近ふと感じたことがあります。
それは、手書きの手紙には、メールやLINEなどのデジタルテキストよりも、感謝の気持ちや前向きな気持ちが綴られているということです。
もちろん、手紙だって人が書くわけだから、苦情を入れるもの、悪口が綴られているものなど当然存在します。
ですが、少なくともこれまでもらった手紙のほとんどに、気分を害するようなことは書かれていませんでした。
そして手紙の最後は大抵、相手を思いやる文章であり、また会いたいね、元気でね、私も頑張るね、など(社交辞令かもしれんが)読んだ時にふと嬉しくなるような文章が綴られています。
私個人の経験のみのお話なり恐縮ですが、
美しい便箋を用意しペンを持ち、時間をかけて「書く」という行為では、悪口やネガティブになる文章を書くことができないのでは、と今振り返ってそう思います。
話が少しそ逸れますが、
先日行ったミーティングで「幸福学のスペシャリスト」として名高いショーン・エイカーの言葉をご紹介してもらいました。
その言葉とは、
悲観主義はよい結果が起こる可能性を低くする。
ネガティブな情報をできるだけ減らし、
5分間のポジティブ・ライティングで積極的な情報を発信しましょう。生産性を10から15%アップできます。
というものです。
5分間ポジティブなことを書き発信することで、前向きな気持ちになり仕事などへのやる気もあがって効率的に活動できる、という意味の言葉です。
今「書く行為」のほとんどはデジタル化されましたし、私も本ブログ執筆はもちろん、日常の連絡は100%デジタルです。
ですが、予定を書き込む手帳と日記だけは今でもアナログ手帳を愛用しています。
話を戻しますが、
嬉しいこと、前向きなこと、少しだけでも感動することが書かれた手紙は、数年経って見返しても嬉しくなるものです。
それと同じで、
ポジティブな気持ち、感謝する気持ちを綴った日記も、数年経った後見直しても、きっと同じように嬉しい気持ちになります。(ちょっと恥ずかしくなるかもしれないけど、それも成長の証)
先ほどのショーン・エイカー氏の言葉通り、5分間のポジティブ・ライティングを行うことで生産性が上がるのであれば、ぜひお気に入りのノートをペンを用意し、スマホやパソコンを一度遠ざけて、手で書き綴ってほしいと思います。
後から見直した時、書き綴った文章からはもちろん、当時の筆圧や字の形からも、自分の足跡がよりリアルに感じ取ることができるのも手書きの良いところです。
そして、お気に入りのノートやペンを用い、わざわざ面倒臭い「手書き」で書くわけですから、ネガティブな気持ちになりにくく、より前向きな気持ちで書けます。
SNSで悪口を書くことは超簡単です。
でも手書きのノートに、しかも自分の日記に悪口やネガティブなことを書く気持ちにはなかなかなれません。(書くとリアルに残るので後からすんごい嫌な気持ちになってしまいます)
イライラせずに心身ともに健やかに過ごすために、手書きで日記やノートを書く習慣を、今の時代だからこそオススメしたいと思います^_^
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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