連載:現場一筋35年のシェフに学ぶ集客 ー感謝の表現の習慣化ー

以前から本ブログで掲載している「現場一筋35年のシェフに学ぶ集客」シリーズ。

↓以前の連載はこちらからどうぞ↓

連載:現場一筋35年のシェフに学ぶ集客 ー“お客様が反応するメニューは何だ?!ー

柏駅東口の二番街アーケードの入り口にある、パスタ&ピザのレストラン“モンテローザ”さんで、シェフをされている野口正春さんが、現場のスタッフのために残した「お客様に対する姿勢について」書かれたメモを元にして、本ブログ用に再編集した記事をご紹介しています。(本ブログには掲載許可をいただいています)

先日は、この時期だけの超期間限定メニュー、わさびかぶの冷製パスタをいただいてきました^_^

「究極の薬味」としても有名なわさびかぶ(別名・暮坪かぶ)。

江戸時代から岩手県遠野市上郷暮坪地域の限られた地区だけで栽培され続け、初夏の2ヶ月間だけしか収穫できず、“モンテローザ”さんの「夏の風物詩」となっているメニューです。(モンテさんのわさびかぶは柏市の石川ファームさん特別作です)

心地よい辛さとほんのりした甘さが特徴の“わさびかぶおろし”の上にプリプリのイクラがたっぷり。 爽やかで本当にこの季節にぴったりの一皿^_^

美味しくごちそうさまでございます!

さて今日は、飲食店に限らず仕事をする上で欠かせない「感謝の表現」について、シェアします。


感謝の表現

考えてみれば、飲食店は
「感謝の表現ビジネス」です。

サービスも感謝も
相手に伝わらなければ
意味がありません。

店長のなかには、
「うちのアルバイトは、みんな素直で良い子ばかりです」
と話す人が多いのですが、その多くの場合
人としては素直なアルバイトかもしれませんが、
感謝の表現が欠如している人がとても多いのです。

だから、店舗のリーダーは
感謝の表現を率先模範する必要があります。

スタッフに対して、お客様に対して、
いかに真剣に感謝の表現が
出来ているか一度ご自身の胸に問いかけてみてください。

飲食店の現場は、
「プロ」と「アマ」の垣根が失われて来てます。

もう「プロ」という言葉や
「プロ意識」と言う言葉そのものが
死語になりつつあるような気もします。

人手不足も手伝い、
経験と能力の未熟な店長が誕生し、
採用翌日から接客をするアルバイトが存在します。

しかし、
「経験が浅いから仕方ない」
では、お客様は許してくれません。

まずは、
あなた自身が
感謝の表現をお店の全スタッフに対して
行なってみてください。

感謝の表現は、
何かを誰かにやってもらった時にだけ使うのではなく、何か起こった時に使えば相手に心地よく感じられるはずです。

例えば、私の元には様々な相談があります。
「お忙しいところ、すみませんが・・・」
と、本当に恐縮しながらの相談してくるアルバイトの人もいます。

中には「ん???」と思うような内容もありますが、
相手は私を信頼して小さな事でも相談しようと思っているわけですから、どんなささいな相談でも気持ち良く受けるようにしています。

そして、最後に

「わざわざ相談してくれてありがとう」
「何でも構わないので気軽に話してね」

と伝えるようにしています。

相談するまでは、
「こんな程度でも相談していいのかな・・・?」と、思っていても

相談後にかけられた感謝の言葉によって、
「救われた」「認めてくれた」気持ちになるのではないでしょうか。

これは私自身がこの経験をしたから言えることでもありますが。

感謝の表現を
お店の中で、
仲間に、
お客様に、伝えて下さい。

きっと、お店の中に
笑顔の花がいっぱい咲くことでしょう。

話は変わりますが、
数か月前、ある大手企業の幹部の方が

「人材派遣会社に登録してるのだが
人材派遣会社ですら、
飲食店で働く人がいないと言うんですよ」
と、言ってました。

昔も今も、
飲食業界の労働環境は低く見られているようです。
それが悔しくて仕方ありません。

おそらく、飲食店の悪しきイメージが少なからずあるんでしょうね。

ですが、実際に働いている我々は
そんなことないはずですが・・・

そんな、マイナスイメージを断ち切りたいですよね。

自分のお店を
スタッフは勿論、
お客様にも良いイメージを感じて頂く、

その為にも、

「褒める」「照れない」「構う」「嘘をつかない」

「実現グセ」をつける事、そして、

「感謝の表現」を心がけてもらいたいのです。

縁というのは、人だけではありません。
このように、言葉との縁もあるはずです。

あとは、自分が、
いかに真剣に自分自身に対し
実践するかにかかっています。


お店だけではなく、どんな仕事でも、普段の生活にも「感謝の表現」を行うことの大切さを改めて感じる内容でしたので、本ブログにシェアしました。

店舗を営業できるのも、チームで円滑に仕事ができるのも、家庭があるのも、全て相手がいるからであって自分一人の力で成り立っているわけではありません。

忙しい毎日を過ごしていると、つい相手に対して感謝の気持ちを忘れる、思っていても伝えず省いてしまう場合が多いですが、どんな状況も「当たり前ではない」ですよね。

多忙な時、余裕がない時ほど「感謝の表現」を相手に伝えられる習慣を大切にしたいと改めて感じる今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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