先日、池上彰さん監修の
「なぜ僕らは働くのか」をご紹介しましたが、
途中に
「あなたの夢はいつ見つかりましたか?」
「あなたは何のために働いていますか?」
などの質問コーナーがあり、
それに対して
20代〜60代の人、
ベンチャー企業やフリーランス、
サービス業、製造業、
介護職など
様々な年代や職業の人が回答しています。
読んでいくと、
どの年代、どの職業の人にも
「なぜこの職業を選んだか?」についての
個人的な「ストーリー」が見えてきます。
私も以前勤務していた会社で、
何度かデザイナーさんを採用する時の
面接に立ち会ったことがあります。
「あ、この子いいな」
と感じた人は
志望動機を訊かれた時に
自分の「ストーリー」を語り、
自分の言葉を使って
話す人でした。
「デザイナーとしてスキルアップしたい」
「自分の強みを生かしたいので」
「いろんなデザインに携われると思ったから」
というよくありがちな動機ではなく、
自分の体験や経験、
それについての考えを
自分なりの言葉で
話す人たちのことです。
あくまでも「既に働いている人の目線」
として面接に立ち会っていたので、
人事の知識なんぞ
一切持ち合わせいませんでしたが、
そんな「人事素人」の私でも
自分の「ストーリー」を
自分の言葉で話す人には
魅力を感じたのを覚えています。
私も普段LPやチラシなどを制作し、
様々な商品やサービスと出会いますが、
クライアントさんが
なぜこの仕事をスタートしたのか、
というところにとても興味があり
またそこについても詳しくお話しを伺います。
商品、サービスの機能ももちろん大切です。
でも、
良い商品も良いサービスも
世の中にいっぱいあります。
その中から選んでもらうためには、
良い商品、サービス以上に
「なぜこの商品を販売しているか?」
という理由を語ることが大切です。
ダイレクト出版の書籍
「ストーリー・ブランディング」にも
このような一文か書かれています。
うちの代理店への就職希望者の面接で私がいつも訊くのは
「なぜあなたは広告の世界に入ろうと決めたのですか?」ということだ。(中略)
この質問は、
あなたが個人的な物語を語り、自分がどんな人間であるかを示す大きなチャンスを提供している。ここで相手から注目される方法の1つは、自分がその職業を選んだ理由を、“個人的な物語”として語ることだ。
自分の性格を語ることをためらってはいけない。
略歴は事実のみの簡潔なものである必要はない。
自分が人物証明書の裏側で、生きて呼吸をしている人間であることを示すために、ユーモアを利用したり、会話体で話したり、あるいは自嘲的な話し方をしても良い。
個人的な物語を語ることは、
「あなたを雇いたいです」
と採用に結びつけることにつながります。
商品やサービスにも
全く同じことが言えます。
機能や価格を追求するのも
とても大事ですが、
「なぜ今の仕事をやっているのか?」
↑これを世の中に向かって発信して
いくことは本当に何よりも大事なんですね。
私もいつもヒアリングの時などに
お伺いしていますが、
「なぜこの仕事をやっているのか?」
をチラシやLPに盛り込んで
これから「発信」の一部になれるように
お手伝いしていきたいと思います^_^
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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