ここ最近SNSを見ていると、
オリンピックの
ピクトグラム
の影響なのか、
オリジナルのピクトを
披露する投稿がいっぱい。
こちら猫飼いのピクトグラムになります
現場からは以上です pic.twitter.com/IRW7xU2Icc— はらぺこ@ねこかわいいぼくゆうれい (@harapeco_app) July 28, 2021
ママリンピックは年中開催!!
頑張れ、ママたち!!開会式で斬新で楽しかったピクトグラム。発送は面白いね。#オリンピック #頑張れ日本 #ピクトグラム #頑張れママ pic.twitter.com/WGQtaVUr64
— 大榎良則 (@ohenoki323) July 29, 2021
いちデザイナーとして、
ちょっぴり嬉しい光景です^_^
ところでこのピクトグラム。
改めてこの東京オリンピックで話題になっていますが、普段から日常生活には欠かせないデザインです。
↑こちらはお手洗いの場所を示す表示ですが、恐らく世界で一番有名であり万国共通で使われているピクトグラム。
もしこれが「WC」だけだったら、お手洗いの場所に気が付かない人がたくさんいるのでは・・・と思います。
↑これも個人的には好きですが、全ての人が理解できるか?と問われると答えはNOですよね。
それくらい
どの国籍でも
どの年齢でも
言語に制約されず
どんな人にもわかる
のがピクトグラム
なんですね。
(目の見えない方には点字表示)
ところでこのピクトグラム。
日本では1964年の東京オリンピックの開催をきっかけに多く用いられるようになりました。
↑(各国によって造形に変化はありますが)この万国共通の非常口ピクトをデザインしたのは、日本のデザイナーさんです^_^
こうやって考えると
デザインは
言葉、年齢、国籍を超えて
人々を助けるもの
なんだと改めて感心します。
そして、
このピクトグラム、
実はとっても難しいデザイン
でもあります>_<
丸などの図形を組み合わせるだけなので、一見簡単そうに見えますがこれが意外と大変なんです。
私もデザインを学んだ専門学校で、オリジナルのピクトグラムを制作する授業がありましたが、なかなかしんどい授業でした^^;)
同じ面積の正円(もしくは正方形)の中に、人体をアイコン化してデザインするのですが、
- 誰にでも視認できるように
- 人物のパーツ(脚・腕・胴体など)は全て太さやテイストを統一
- 全てのピクトを見た時に、全て統一されたデザインであるか
ということが条件なので、
シンプルなのにも関わらず
考えなければいけない造形が
いっぱいあり、
まさに
デザインの極み
が詰まっているのが
ピクトデザインなんですね。
私が一番ぶっ倒れそうになったピクト案件は、
以前勤務していた会社の仕事で
衣料品の機能を示す
ピクトグラム制作の仕事
です^^;)
その経緯は、当時、既に「ヒートテック」や「エアリズム」などで認知されてきたユニクロ。
パッケージデザインに「ストレッチ」や「吸湿発熱」などの機能をピクトグラム化し、それをパッケージに掲載し販売していました。
それを見たクライアントさん達がこぞって、ユニクロさんのそれを真似しようとし、衣料品の機能の全てのピクトグラム化を依頼してきたんですね。
綿100%のピクト、
ストレッチのピクト、
吸汗速乾のピクト、
キルト加工のピクト・・・
同じピクトグラムは使い回しできないので、各量販店ごとにピクトを提案するという・・・、辛い仕事でしたが今思うと懐かしく思います。
・・・と、
今日は私の思い出話になってしまいましたが、
要するに
一眼でわかる
デザインは
無敵!
ということです^_^
なので、ずらーっと文字で表現するよりも、アイコンやピクトグラムを使った方が理解度も深めやすいですし、デザインが美しいことでブランディングの一環にもつながります。
昔と違って今ではピクトグラムのフリー素材も簡単に手に入る時代になりましたが、こうやってデザインがもっともっと身近になってくれれば、と思う今日この頃です^_^
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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