私は結局、新聞広告などのいわゆる広告の「花形」を経験せず、
ずーっとパッケージデザインやらランディングページやらを作る仕事ばかりに携わってきたので、
「広告の仕事かっこいいな」とほんのり思ったりしますが、
それと同時に
広告怖い
とも思ったりします^^;)
それはやっぱり
「広告=クリエイターの作品」
だけで終わってしまう、
と時々思うからです。
一つ例を挙げてしまうと、
こちらの広告。
画像引用元:ブレーン
こちらは2020年に、そごう・西部が出稿した広告。
さ、ひっくり返そう。
のキャッチコピーの上に、ボディコピーが書かれています。
このボディコピーは上から読むとネガティブな印象を受けますが、下の行から読んでいくとポジティブな内容になるという仕掛け付き。
「想像以上の提案」を企業理念に掲げていることを表現していて、登場した時とても話題になった広告です。
がしかし
今年2022年2月には、そごう・西部は売却される方針との報道があったばかり。
「百貨店の時代はもう終わり」とまで言われています。
どんなにSNSで話題になっても、
有名な広告賞を受賞しても、
広告作ったデザイナーすごい!となっても、
お客さんを集める設計を
していなければ、
「あの広告よかったね!」は、
「あの広告よかったら
あの店で買い物しよう!」
とはならない。
すなわち
売上には結びつかない
んですね。
私もデザインの仕事に携わっているので、
広告デザインを見るのも好きだし、一つの文化としてこのような広告も必要だとは思っています。
だけど、
広告を出稿するのにも、莫大な費用がかかります。
「文化の一つ」として
世の中に出る広告も、
もちろん素敵だとは思いますが、
せっかくお金をかけるのなら、
売上があがるような内容
がやっぱり必要なのでは?
と思ったりします^^;)
「広告のイメージ」は
とても大事だし、
この「文化」も
とても大事だと思います。
でも、
「イメージがいいから」、
「広告が面白いから」という理由だけで
売上があがるほど
世の中は単純ではないとも
思うんですね。
特に小さい会社だったら
なおのことです。
せっかく広告にお金をかけるなら
売上に貢献できる内容が大事
と改めて思う今日この頃です。
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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