直感力を信じたい、と思う話

先日、ある方とお話する機会があって、
一緒にご飯食べていたんだけど、

その方、
お野菜を作っておられて
時々駅前で開催されるマーケットで
作ったお野菜を販売しているのだけど、

お話していると
どうも最近
販売しててもモヤっとする
とおっしゃっていたんですね。

何故かというと
特に最近のお客さんには
野菜の特徴や食べ方を
全部説明しないとアカン。
ということなんだそう・・・。

例えば
里芋とかでも、よ?

これどうやって
食べるんですか??
と、

しかもまあまあお年を召した
人間ベテランみたいな方に
聞かれるので、

(えっ・・・
里芋、なん、だけどな・・・)

と思いながらも
食べ方の説明をしているうちに
そーゆーのが積み重なって
モヤモヤしてしまうのだそう。

これは個人的な
想像なのですが

この方は
多分里芋のことは絶対知ってる、
と思うんだけど
会話のきっかけを
作りたくて話しかけた、
のでは?
と思ったりしますが^^;

それでもね、
マーケットをやると
かなりの割合で、

どうやって食べたらいいですか?
と毎回毎回聞かれるのだそう。

美味しそうだから、
という自分の直感だけで
購入に至る人が少ない、
らしいんですよね。

そして話題は

本来備わっているはずの
「人間の直感」はすでに
失われているのでは??

という内容に変わっていき
なかなか考えさせられる
1日となりました^^;)

 

 

これは野菜に限った話ではなくて、

例えば
レストランを選ぶ時も
口コミサイトやSNSとか
あとWEBサイトで
先に情報をチェックして

評判の良いところ、
内容がよくわかるところ

を絶対選んだりする、
よね・・・。

だってせっかく食べるなら
絶対失敗したくない!
と思ってしまうから。

そりゃそうだよね。
お金を出して時間を使って
食べるのであれば
良いところに行きたいですよね・・・。
旅先とかなら尚のことです。

そして
私の仕事自体も

同じような商品やサービスが
いっぱいあるから
使ったらどんな良いコトがあるか?
どんな思いで商品を作っているのかを
説明しましょう!

とクライアントさんに説明したり、

実際に商品販売用の
ランディングページを制作する時も、
商品やサービスを事細かに
説明しています。

特徴はこう、
産地はどこそこ、
食べ方はこう、
使い方はこう、
食べたらこうなる、
使ったらこうなる、

時には使用シーンの写真を
撮影して掲載して、

もっとわかりやすく、
もっと簡潔に、
もっと伝わりやすく、

マーケティングの理論を駆使して、
あれこれ書き立てる

ワケなんです。

そうしないと
ネットではなかなか
買ってもらえないから^^;)

でもそーゆー世界に慣れていくと
「人間の勘」は鈍っている
と本当に思います。

 

そーいえば
以前出張に行った時に
ご一緒した方と夕食を食べよう、
という話になった時に

その方が
スマホでお店を一切調べずに
道を歩いていて
「ここが美味しそうだから
ここに入ろう!」
と言い出したんですよね。

実際入ってみると
ご飯がめちゃくちゃ美味しくて、
その後同じ場所に出張に来た時も
そのお店でご飯をいただきました。

その方曰く
あーゆー時は
自分の勘でお店を選ぶと
いいんだよね〜〜〜〜〜
とおっしゃっていたんですが、

そうだよね・・・。
自分の勘って
そーゆーところに
活かさないとアカン
と本当に思います。

 

今、スマホで
ほぼ全ての情報を調べられるし、
失敗したくない気持ちも
すんごいわかるし、
私自身もそのうちの一人ですが、

その一方で
直感力も大事にしたい…
と思う今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

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