今日はデザインをいつも依頼してくださっている会社主催の食事会に参加。同席の方はみなさん飲食店の経営者の方々ばかり。いろいろ興味深いお話を聞くことができました。
その中で「そうだよね…」と思うお話を今日は書きたいと思います。
それは
「なぜ売れないのか?」
というお話。
「売れない」
飲食店の経営者の方々のみならず、事業を行っている全ての人にとって避けたいワードのおそらくナンバー1じゃないかなと思います。
店舗を構える飲食店にとっての「売れない」はかなり深刻。
店舗の家賃、光熱費、スタッフの人件費、食材の仕入れ、ざっと挙げただけでもこれだけの経費がかかるわけですから、お客様が来ない、売れない、は冗談では済まされません。
(ちなみに、最近話題に上がっている、飲食店のドタキャン問題。あれは私達が想像している以上に店舗に深刻なダメージを与えています。)
話が逸れましたが、
今日の会食で聞いた「なぜ売れないのか?」の話。
なぜ売れないのか?
売れない理由とは何なのか?
それはシンプルに
「売ってないから」
結局はこの一言に尽きるのではないか、という話なのです。
極端な例を挙げます。
私は新規整骨院を開業する先生が開院前に行うプレオープンの告知チラシや、ホームページ、ランディングページや、そのほか開院に必要なツールをよく制作しています。
本オープンの前に、整骨院周辺にチラシをポスティングし開院を認知してもらうわけなのですが、数ヶ月前、新規整骨院をオープンするにも関わらず、チラシの制作・ホームページの制作・看板の設置、何ひとつもやらない先生のお話を聞きました。
その先生は、
自分の技術さえあれば、
facebookのお友達に告知さえすれば、
集客は問題ないと思ったのか今になってはわかりません。
とにかくオープン告知を何もしなかったんです。
結果
開院から3か月廃業。
たった3ヶ月です。
いくら技術が良くても、お料理が美味しくても、「売っていない」状態だと、たった3ヶ月でどうにもこうにも行かなくなるということなんですね。
今のは極端な例ですが、
広告を作る側も全身全霊で作りますが、開院する先生も一緒に「売ろう!アピールしよう!」という姿勢が、本当に大事です。
普段、新規開院をする時は先生方からチラシに書ける強みを聞くことから始まるのですが、先生側にも自分の強みやアピールポイントをしっかり考えてもらう、推薦してくれる人を探して推薦文を書いてもらうなど、先生にご協力をお願いすることもたくさんあります。
なので「え〜、それ面倒くさいな」と思う方は、たとえオープン当初の集客が成功しても、すぐ閑古鳥が鳴くお店になってしまうということになりかねません。
大企業のフランチャイズの整骨院なら話は別ですが、お一人やお二人で起業してお店をオープンするなら、デザインなどの専門的な部分を除いて、一緒に「売る」姿勢を持つことが何よりも最初に必要なマインドなんですね。
facebookのお友達が大勢いるから大丈夫、という方にもたまにいらっしゃいます。
それなら最低限、毎日毎日コツコツとお友達が来たくなるような文章を書く習慣と時間が必要です。タイムラインは一瞬で流されてしまうので、最低限毎日数回投稿を欠かさず行うこと。
でも、「売るぞ、アピールするぞ!」という意思が欠けている方が、毎日コツコツと投稿を繰り返している姿を残念ながら私はあまりお見かけしたことがありません。
「売り方」には様々な方法がありますし、それを専門にしているコンサルタントの方もたくさんいらっしゃいますが、まずご自身が「売る・アピールする」という気持ちを最初に強く持つこと。至極当たり前ですが、それが欠けていると「売れない」につながるのではないかな、と思った今日この頃です。
そして広告を作る私たちデザイナーも、オーナーさんの士気を高められるような存在でありたいと思っています。
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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