637枚の中から自分のチラシを見てもらうためには

広告でもパンフレットでもランディングページでも、どんな媒体でも「売れるため」「申し込みをしてもらうため」に一番大事なこと。

それは「お客様にとって(これを買えば/申し込めば)どんな嬉しいこと、メリットがあるか」というのを、わかりやすい文章でズバっと伝えることがめちゃくちゃ大事です、ともう言い切ります。

それはなぜか。
こちらがめちゃくちゃ一生懸命に考えに考え抜いて、めっちゃきれいで美しいデザインのチラシやパンフレットを作っても、悲しきかな手に取るお客様はほぼ見てくれません。

ちなみに
24年前の1995年から、Youtubeがひょっこり登場したあたりの2006年までの間、私たちが見ている情報量は何倍になったと思いますか?
なんと637倍です。

これを例えて言うと、
朝の新聞に折り込まれている広告が1995年はたったの1枚だったけど、2006年には朝刊に637枚の広告が入っているのと同じことです。
しかも、今は2006年からさらに13年経った2019年。
厳密に言うと637倍よりさらに情報が増えているのは間違いありません。

もし、朝刊に637倍のチラシが入っていたら、1枚づつ読みますかしら?
「読まん」
と思いますよね。

これが今の消費者が抱く広告に対する気持ちです。

だから、
私たちがいくら一生懸命チラシやパンフレットを、美しく、こだわって作っても、ほとんどが読むことすらなくゴミ箱に入ってしまうのですね。
嗚呼、哀しい。

だから、まずは興味を持ってもらうために、
その広告を手にした人にとって、どんなメリットや嬉しいことがあるのか
というのを目立つところに絶対入れて欲しいのです。

これだけでも効果は必ず違ってきます。

私はデザインを作る時に
「お客様にとって一番メリットになることって何ですか?」

と必ずクライアントに聞くようにしていますが・・・。

未だに多い、
「自分の商品が良ければ、みんながついてきてくれるとはずのでそんなメリットないでーす」
「おしゃれなパンフ作ればそれがブランディングになるでしょ」

・・・・
どれもアカンですから。本当にマジでアカンです。
ですのでヒアリングではクライアントに考えてもらうというよりも、雑談も交えながらメリットを一緒に見つける作業もしますが、ごく稀に「自分が良ければ絶対ええねん!」という頑固な方もいます(汗)

637倍ですよ、637倍(2006年当時)
今はそれより増えているんですから、ご自身のサービスをバリバリ考えるのは勿論大事ですが、その中で目に留まる効率的な方法を考えていくこともぜひ念頭に置いていただきたい。

あと、
「これ、アピールするようにSNSで発信しましょう^_^♪」
とも提案しますが、

「チラシを作ればいいので発信はいいでーす」
「パンフレット作れば大丈夫でしょ?」
「発信はめんどくさいので、落ち着いたら・・・」

これもアカンです・・・。
特に「落ち着いたらやります」という方・・・・・。
私、社会人になって15年ほどになりますが、
「あ、あれっ、今落ち着いてない??
これってあの時思っていた“落ちついたら”って時かも〜♪」
と感じたこと
一回もないです。
(もしある人いたらごめんね。)

作る→アピールすることもめちゃくちゃ大事です。
なにせ世の中、637倍(それ以上)です。

私はよく整骨院の新規開業の案件に携わっていますが、SNSの発信はもちろん、地域のお客様を取り込むために周辺のお店を1軒づつ周り丁寧に挨拶をして、作ったパンフレットを置いてもらうように頼む先生もいらっしゃいます。

もちろん、ご自身のお友達やお知り合いだけをターゲットにされているのでしたら何も発信しなくていいと思います。
今はSNSがありますから1,000人とか中には5,000人なんて人もたくさんいると思いますが、この中で時間を割いてあなたの話しを真剣に聞いてくれて、お金を払ってあなたのサービスを受けてくれる人はどのくらいいるか数えてみてください。

ちなみに、頑張ればお給料は本当に青天井の、完全フルコミッションで有名な外資系保険会社は、入社条件として保険を契約してくれる友人・知人リストを最低100名挙げられないと入社できないそう。
もうこの時点で「え〜(汗)」となる人もたくさんいるみたいです(もっとも報酬に伴いハードなことでも知られている業界なので、入社を希望する人にはそれなりの人脈や覚悟は持っていることだと思うが)

少し話が逸れましたが、
お友達だけに頼るようなネットワークビジネスみたいなことはやめて、ご自身でSNSなりブログなり何なり、しっかり発信していただきたいなと思います。

単純に計算しても637倍(現在はそれ以上だが)の中から自分を見つけてもらうために、買ってもらいたい・申し込んで欲しい、とお考えでしたら、ぜひ自分のことだけに目を向けるのではなくて、お客様のことのことにも目を向けてほしいなと思います。

それでは今日はこの辺で。

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