“ダメ出し”は目的達成のための手段、だと思う話

デザインの仕事を始めて
だいぶ経ちますが、
今でも20年経った今でも、
毎回緊張する瞬間…。

それは
デザインの初稿、
いわゆる第一回目のデザイン案を
クライアントさんに送る時。

いまだ緊張する時もあります(^^;;

なぜなら
若い頃は初稿を出した後に
めちゃくちゃダメ出しを
されたから、です…。

デザインの仕事やってて
何が辛いかって、

このダメ出しが一番辛い。
(と個人的には思ってます)

 

そりゃそーだよね。
デザイナー自身の作りたいものを
作るんじゃなくて
お客様が必要としているものを
作らなきゃいけないので、

意図したものと違うデザインが
上がってきたら
やり直して、と言われるのは
至極当然
のことです。

…なんだけど、
それはわかっているんだけど、

ここがダメ、あれがダメ、
ここのコレも全然ダメ、
と言われ続けると、

まるで人間性まで否定された
ように錯覚してしまい、

私ってダメな人なのかも…。

もっとちゃんとしなきゃ…。

今度ちゃんと出来なかったら
どうしよう…。

と(特に若い頃は)
私もよく考えていました(^^;;

なので、
3ヶ月でなれる♪
おうちでらくらく稼げる♪
の気持ちでデザイナーを始めると、

(もちろんご依頼いただく
クライアントさんにもよりますが)

こんなはずじゃなかっ、た……。

と愕然とするくらい
ダメ出しされる場面も
きっと出てくるかと思います(^^;;

なので講師の方は
このダメ出しの辛さも
ぜひ伝授していただきたいな…と思う

 

でもね。

ダメ出しされて落ち込むのは
まだまだベクトルが
自分にしか向いていない証拠、
だったりします。

ダメ出しは
良い完成品を作って
良い結果を出す、という
デザイナーとお客様の
共通の目的を達成するための
手段でしかないんですね。

ダメ、ダメと言われると
人間まで否定された気持ちになりがち、
かもしれませんが、

それとこれは別!
と完全に割り切って制作に臨むと
さらに良いものが作れる!
と経験から思う今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

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