人気の飲食店ほど待っている人に気遣いしていると感じた話

フジロックフェスティバルで、音楽以外の楽しみといえばご飯。
いわゆる「フェス飯」です。

全国各地で普段から飲食店を営業しているお店が集まり、多くの人が集まる会場で「宣伝」も兼ねてご飯を提供しています。

昔は似たような揚げ物や焼き物のお店ばかりでしたが、
近年はお味噌を使った丼や、本格石窯で仕込んだピザ、
何と今年のフジロックにはグルテンフリーのかわいらしいパン屋さんまで登場しており、食の多様性に応じたお店がたくさん出店しています。(パン屋さんのテントには、何とパンを焼く業務用のオーブンが導入されていました。)

少し話が逸れますが、
2年前にイギリスのグラストンベリーフェスティバルに行った時は、グルテンフリーだけではなくビーガンの方も利用できるカレー屋さんや、フルーツショップ、宗教上の理由を考慮した食材を使った料理を提供するお店など、本当に多種多様なお店が揃い、しかもどれも本当に美味しい。

今や「音楽フェスのご飯」=「美味しくない/種類が少ない」の式は完全に過去のものになっているように思います。

 

話を今年のフジロックに戻しますが、
今年は来場者数も多かったためか、どこの飲食店もお昼や夜のご飯時は長蛇の列。

私がいつも楽しみにしているラムチョップのお店も30分近く並んだのですが、並んでいる間あることに気がつきました。

それは、
美味しいお店・毎年人気で並んでいるお店ほど、
待っているお客様に気遣いをしているということ。

ラムチョップやさんでは、


行列に並んでいる一人一人に
「お待たせしてすみません、待っている間このメニューをご覧ください。ここからだとだいたい15分くらいで注文できますのでもう少しお待ちください〜!待たせてすみません>_<」など一声かけるスタッフさんの姿がとても印象的でした。

こちらのお味噌どんぶりのお店では、


「お待たせしてすみません。ご注文お決まりでしたら先にこちらでお会計をすませられますので良かったらお伺いします〜。」とスタッフさんがわざわざ行列に注文を聞きにきてくれました。

こんな晴れたり曇ったり滝行のような豪雨の中、(しかも入ったことないけど厨房内って40度ヨユーで超えて50度くらいになってるからね!)このように並んで待っているお客様に対して気遣いができるお店、本当に素敵ですし、そしてやっぱり美味しい。

毎年長蛇の列ができるくらいの人気なのも納得できます。

かたや、お店の名前は上げませんが、
めっちゃ並んでいるのにカウンターでぼんやりしているスタッフさんがいるお店もたくさんありました。(多分ドリンク注文専用のスタッフさんだと思いますが)

私たちは待っていても
「まあ、これくらい待つよな」
「今混んでるから後で来るかな」
思い、フジロックにてご飯の列で待つことをあまり苦にはしません(そもそも混んでいるの前提で参加してるし)

ですが、
待っている人に対しても気遣いできるお店や、
並んだ後の注文時に「お待たせしました〜!」と超元気良く挨拶してくれるとこちらも元気になりますし、「このお店今度食べに行きたいな」と思います。

お店の人のモチベーションは、提供されるご飯や雰囲気に本当に伝染していくものなんだ、と感じました。

クリエティブもそうですが、作る側がいつも元気でいること。
改めて大切なことだな〜と思いながら、今年もたくさんいただきました。

ご馳走様です!

ちなみに
フジロックの会場・フィールドオブヘブンのスペースにある、ラムチョップ専門店の「ながおかや」さん。

今年は1本しか食べられなかったんですが(T_T)
毎年長蛇の列がずーっと続く中、スタッフのみなさんはいつも元気だし、ニコニコしているし、
いや、テントの中でこんなにいっぱい焼いているので状況で、多分テント内40度超えてるの確実なんですが
↓(状況の説明)

幸せオーラーをいつももらえるお店です。
(もうこれ以上並んで欲しくないので本当は誰にも教えたくないフジロックイチオシのお店です^_^)

暑い中ご飯を作ってくれるお店の人には本当に感謝しかない!
来年もたくさん食べます!!

それでは今日はこの辺で

 

\お読みいただきありがとうございます/

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