お客様目線の文章がぽこぽこ生まれる万能の質問ワード

私、ごく稀にですが夫に仕事の話をします。

仕事の話をすると言いましても本当にくだらない話です。

(ポストに入っている広告を見て)これどう思う?とか
この雑誌のこの広告全然刺さらないよね〜w

とか、です。

夫は相槌を打ちながら聞いてはくれますが、まあスマホをいじりながらふんふん聞いている程度です。

ですが、たまに「お。それいいな!」と思わず感じることを稀にポロっと返してくれるので、たまに広告の話をするのもいいものだと感じています。

それは、
「だから、何?」
という言葉です。

私が「ねえ見てよ、このチラシ〜」と言うと、チラっとこちらを見たあとに「だから、何?って感じだね。」と出てくる広告を見た率直なイチ消費者の感想です。

私も、自分の作ったものをなるべく客観的に見るようにしていますが、それでも突っ走って作ってしまうこともしばしば。そんな時にこの「だから、何?」を自分に問いかけると、さらにそこからお客様視点の文章が書けるようになります。

要するに、
商品やサービスのメリット・お客様にとってどういう良いことがもたらされるのか、の回答が「だから、何?」と問いかけることにより、さらにポコポコ出てくるんですね。

例え話を一つします。

先日から作っている犬用おせち料理のランディングページですが、多くのフード会社が冷凍で配送する中、私が担当している会社は具材を一品づつ真空パックし、常温配送を可能にしました。

もちろん品物自体も常温保存が可能なので、年末年始にケーキやビール、その他のご馳走などなどでフルマックスになりがちな冷蔵庫に入れなくても良い、食べる(開封する)までは室内で保存できるというおせち料理です(犬用だけどね)。

そう
常温で届けることで、受け取った飼い主側が冷蔵庫の保管スペースを確保する必要がないので、非常に便利なわけです。
しかも、犬に与える時に解凍する手間が省けるし、解凍しきれず中が少し冷たいままなんて心配もなくなる、封を切って盛りつければすぐ食べさせられることが可能、常温保存できるおせち料理にはここまでのベネフィットが隠れているわけです。

では
「常温保存ができます」に対して

「だから何?」の問いかけをしてみます。

すると
・冷蔵庫のスペースを取らない

・保冷剤なしで手土産にもできる
・食べたい分だけ開封できる

と3つもベネフィットが出てきました。

「常温保存できます」と一言書くのと、
「年末年始にいっぱいになりがちな冷蔵庫に入れなくてもOKです」というのと、どちらがより魅力的な商品に見えるか、答えは明確ですよね。

商品の特徴だけを述べるより、この商品を買う(使う)とどんな良い未来が待っていますよ、というお客様が体験できる内容を具体的に文章にすること。より伝わる内容にするためにも「特徴」→「体験」に変化させる作業は必ず必要です。

その時に役に立つ万能の質問ワード、
「だから、何?」
作ったものに対して常にこの質問を投げること忘れずにいたいと思います。

おまけ

そういえば、まだうすらぼんやり「フジロック楽しかったな〜」と思っているのですが、どうしてレインウェアの強度表示って、揃いも揃って
「耐水圧50,000mm以上、透湿性35,000g/m²」なんて書き方するんだろうか。

いつもレインアウェアを比べる時は、比較ブログで機能を見比べていますが・・・。
この
「耐水圧50,000mm以上、透湿性35,000g/m²」で
「そうか!これくらいの雨なら平気か!」と
即時にわかる方がいたら
ぜひお友達になってほしいものです。

「これくらいの雨なら1時間平気。1時間以上屋外にいる時は2枚重ねしてください」とか・・・他の表現があってもよかろうに・・・とこっそり思っています。

それでは今日はこの辺で

\お読みいただきありがとうございます/

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