ふと何かの拍子に昔勤めていた会社のことを思い出すことがあるのですが、
今日は以前の会社で度々良く目にした「飛び込み営業」について書き綴ろうと思います。
と言っても私が「飛び込み営業」をしていたわけではなく、私はその営業を受けていた方。
余談ですが、私は営業ができないタイプの人間なので営業ができる人は本当に尊敬に値する存在です。
現在、普段一緒に仕事をする人の中にも、
「僕は営業しかできないので」
「自分には営業の経験しかないので」
と語る人がいますが、
ぶっちゃけ言うと
テクノロジーが進みA.Iがどれだけ発達しようとも、営業さえできればどんな業界でも絶対に生き残ることができるだろうな・・・と私は心の底から思うので、いつも「その営業能力、私にもわけてほしいですよ」と社交辞令全くゼロで彼らにお返事差し上げています。
話を戻して「飛び込み営業」の話。
営業さえニガテなのに、アポなしでいきなり飛び込んで営業をするわけですので、
私から見るとシュノーケルをつけずにガパラゴス諸島の海に潜るのと同じくらい超越したことをされている人に見えるのですが、
まあしかし、勤務していた会社に来ていた「飛び込み営業」の人にも色々な方がいらっしゃいました。
過去に私がお会いした「飛び込み営業」で最も多かった業種は
・生命保険
・先物取引(金とか石油)
そして未だにナゾなのが、
コンテナケースに100円ショップで販売されているような雑貨の類を大量に入れて、それを500円とか1000円で売る営業の人。
この業種、今でも存在しているのだろうか?
未だにこの仕事の業種名がわからないので誰かに教えていただきたいところです。
そんな「飛び込み営業」の人にも2種類の方がいらっしゃいました。
一つは、パワフルタイプ。
人が仕事をしていようが、お弁当を食べていようが、仮眠をしていようが(←起こしてくる)、全く人に嫌われることを意識せず、いきなり自社アピールをしてくるタイプ。
女性にもこのタイプの人はたくさんいましたが、意外と新入社員らしき方にも非常に多く見られます。
アメちゃんと一緒に名刺やニュースレターを置いていき、その時に「この人は次来ても良さそう」というニオイを嗅ぎ分けて、2週間後にまた来るというパワフルな方々です。
二つ目は、どんよりタイプ。
明らかに嫌々ながら営業をしているタイプ。
名刺だけ渡してササっと帰ってしまい
「この人は名刺を配る仕事の人かな?」と勘違いしてしまうほど、速やかに出て行ってしまいます。
さて、どちらのタイプが
「飛び込み営業」で成約まで結びつける可能性があるだろうか?
正直にちょっと辛口で書いてしまうと、
どちらも可能性はほぼゼロだと、今の私はそう感じます。
敢えて言うならまだ一つ目のパワフルタイプの方が少し可能性はあるように思います。
飛び込み営業で、必ず話を聞いてくれる人の割合はわずか3%と言われています。
100人に会って3人の割合です。
これは統計学の話なので、実際に100人に会えば確実に3人と成約できるわけではありません。
もっと言うと、
絶対に聞かない人10%、
気が向けば聞いてやってもいい20%
正直どっちでもいい40%
営業マンが良ければ聞く27%
絶対聞くよ!3%
が飛び込み営業先の割合だそう。
このように数字で見ると30%の人が話を聞いてくれるかもしれない、70%は見込めない、
「断られて当たり前」と最初から知っていてそれを気にせずとりあえず飛び込む。
パワフルタイプの人はそれを知っている人が非常に多いと感じます。
だからパワフルなんですね。
しかし、パワフルさんにモノ申したい点は
会って5秒でいきなり自己紹介をガーッ!とする点です。
お弁当を食べている時、ガーッ!と保険の話、金や石油の話をされたらどうでしょうね?
ましてや昼休み時、
仮眠をしている時に起こされて、保険や金の話をされたらどう感じますか?
私なら
二度と会いたくありません。
(キッパリ)
特に寝ているところを全く知らない人に起こされるなんて・・・。
許されるのは「ここ終点ですよ」と電車内で声をかけてくださる人ぐらいです。
もしパワフルさんが飛び込み営業で成約を高めたいのであれば、成約に結びつく営業方法を身につけるために時間とお金を投資することが大事なのではないかな、と感じます。
手当たり次第営業すればいつかは・・・、
私、これだけ努力しているからいつかは誰かが・・・、
ではなく、
人の心が動く営業の方法を、本を読んでしっかり学ぶか、誰かに教わるか、成約に結びつくための時間やお金を投資して営業の技術を磨きに磨いたほうが絶対早い。
技術を磨くために学ぶ→実践する→ダメな点を学びから振り返る
を繰り返すこと。
これは営業に限った話ではありません。
ちなみに我流で極めている人は、1日のほぼ全ての時間を勉強に使っています。
ブログ、Youtubeで多額の収益を上げている人は、さも片手間でやっているように見えますが、彼らは1日のうちほとんどをブログやYoutubeで閲覧数を伸ばすために時間を割き、トライ&エラーを何百回と繰り返しています。
「空き時間にカンタンに♪」じゃないんですね。
チラシもそうです。
1000枚配っても反応が出て実際に来店(反応)があるのは1人いればいい方だと言われています。
確率で言うと1000分の1。
わずか0.001%
さっきの飛び込み営業より低い確率です。
この数字を知らずに
私、頑張って配っているからいつか結果が、
で結果が出るのは映画の中だけのお話です。
ですが、
1000分の1の確率を超えるチラシの書き方は確実に存在します。
それを知って配るのと知らずに配るのでは
費用面でも精神面でも大きく変わってきます。
高額なセミナーに行かなくても良いと思います。
唯一神Googleで検索すればいくらでも関連記事や書籍が出てきますから、それを一気読みするだけでも時間とお金を投資することに繋がります。
「私の商品良いから、いつか誰かが」
「これだけ頑張って営業しているから(配っているから)きっと誰かが」
と自分の努力にベクトルを向ける前に、
「飛び込み営業をされるお客様の気持ち」
「その人とご縁の持つための方法」
などをぜひぜひ学んで実践してほしいな、と思います。
まだまだあるんですよ、飛び込み営業の話。
営業の世界とは本当に奥深いものでございます。
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
●過去の制作実績はコチラから
→制作実績を見る
●グラフィックデザイン、セールスコピーライティングのご依頼はコチラから
→お問い合わせフォーム
●Twitter
→@nishi_megumi_24
コメントを残す