書く行為で人生を変える「ミーニング・ノート」

先日、書くことで脳みそが活性化されるよ^_^という記事を書いたのですが、今日はそれに関連した書籍「ミーニング・ノート1日3つ、チャンスを書くと進む道が見えてくる」をご紹介します。

(先日の記事はこちらをお読みください)

「書く」行為はクリエイティブにつながる

〇〇を習慣にする話の本は数えきれないほど販売されていますが、普段パソコン・スマホが手放せない私たちにとって、この本に書かれている内容は本当に取り入れたいものばかり。
ぜひ皆さまにもお読みいただいたい一冊です。

というのも、本書の著者・山田智恵さんは就職活動を初めて行ったのが32歳の時。

世間知らずでキャリアなし、実績なしだった彼女がこのノートを1年、2年と書き続けていったことで、外資系企業の社外取締役を務めて、アメリカのボストンでスピーチをするまでに人生が劇的に変化。

書く行為で人生が一変。
人は変われる、経験がなくても、何才からでも始めることの大切さに改めて気づかされる1冊です。

著者の山田智恵さんは、ご両親が経営された会社でお勤めされており(本書でも書かれているので敢えて書かせていただきますが)世間知らずのまま、ぬくぬくとお嬢様生活をされてきて、生活に困ると感じたことは一度もないまま過ごされてきたそう。

それがリーマンショックの影響でご両親の会社が民事再生法を適用することになり、一家全員職を無くしてしまいます。

新聞にも会社のことが掲載され絶望の淵にいた山田智恵さん。

それから引きこもりの生活を続け、唯一の外出はネットカフェに行く時と、失業手当の支給を受けにハローワークに行く時だけという生活をしばらく続けていたそうです。

ところが3か月ほど経った頃
「このままではいけない…」と思い過去に読了した自己啓発本をもう一度読み返します。

そこには心を前向きにする3つの方法、
・鏡の前で自分を褒めてみる
・寝る前に感謝することを思い出してみる
・毎日嬉しいことを3つ日記に書く
が書かれていました。

元々ノートや手帳が好きだった山田智恵さんは、
「もう私の人生に良いことなんて起きるわけがない…」と落ち込む気持ちを何とか回復させたい一心で、3つめの「嬉しいこと日記」をつける習慣を始めます。

最初は嬉しいことを3つ探すことすら大変。
書く内容は毎日コンビニに寄った話か、Yotubeで見た動画などのインターネットの話題ばかりだったそう。

「私の人生なんて虚しい…」と思いながらも毎日続けていると「いやいや、もっと嬉しいことは他にもあるはず!」という気持ちになります。

嬉しいと感じることに「意識」を向けるようになった後、やがてコンビニやネット以外の内容(〇〇さんが応援してくれている、雨の日もいいなと思えるなど)日常の小さな感動も書けるようになります。

また30歳を過ぎ初めて就職活動で内定を貰い勤務した会社で、怒られたり注意されたこと、周りができて当たり前のことが自分にはできずに落ち込んだこと、どんなにネガティブな経験でも1ミリでも自分の心が動いた時には、それを自分の「チャンス=嬉しいこと」ととらえて、毎日どんどんノートに書き続けました。

「ザ・世間知らず」で、キャリアも実績も何もない状態から、ノートを書き始めてから1年後は新しい会社に転職。

1年後には部長に昇進し、アメリカ・ボストンにリーダーシップを学ぶために留学。さらに1年後には外資系企業の社外取締役を務めるまでに一気に人生が変わった山田智恵さん。

書く前からは想像できなかった結果が待ち受けていたんですね。

本書では、実際に山田さんが実践してこられたミーニング・ノートの書き方が詳しく解説されています。

書き方はとてもシンプル。

毎日3つ「これはチャンス!」と感じたこと書き、それを定期的に見返すだけです。

毎日3つ書くチャンスの種類には
・キラキラチャンス
(リーダーに抜擢された、雑誌の取材を申し込まれた、など誰が見てもわかるチャンス)

・わらしべチャンス
(〇〇について気になるニュースを読んだ、アートのイベントに誘われた、など面白いかも、何だかいいなと感じるチャンス)

・スパイシーチャンス
(得意先に怒られた、ミスをしてしまい落ち込んだ、などネガティブに感じたことから得れるチャンス)

お気づきかもしれませんが、毎日キラキラチャンスがあるわけではありません。日常にはわらしべチャンスや、できれば避けたいスパイシーチャンスの方が多い。

しかし、
わらしべ、スパイシーこそ大事にするチャンスだと本書には書かれています。

わらしべチャンスは文字通り「わらしべ長者」の物語のように最初につかむチャンスはとても小さいものです。ですが、どんな偉業も奇跡も最初はわらしべチャンスから始まります。

ふいに言われた嬉しい言葉、何かに出かけるきっかけなど、「これチャンスになるんかい?」と思うことも、自分の心が動けばそれは大事な大事なチャンス。

小さいチャンスはつなぎ合わせると、いつか大きく変化する可能性が十分にあります。

またわらしべチャンスは非常に小さいので、日常から意識して「これ嬉しいな、なんか楽しみだな」を発見するアンテナを張る必要があります。

この意識してアンテナを張ることが、成功するためにとても大事なんですね。

またスパイシーチャンスのようにネガティブに思える出来事も、意味を変えれば自分にとって大事なチャンスになります。

ポイントは3つのキラキラ、わらしべ、スパイシー、この3つの種類に分けられたチャンスを書き、
それぞれ
学び、
気づき、
決めたこと、
良かったこと、
予感
に「意味づけ」できる自分の視点を一緒に書き込むこと。

意味づけができるようになれば、自分に起きる出来事(チャンス)に価値を見出すことができて、無理やり目標を立てなくても目の前に起きていることを捉えて変化することができ、「今あるもの」に豊かさを感じ、そこに幸せを見つけられるようになります。

スパイシーチャンスの意味付け例をここで挙げておきます。

後輩のA君は物覚えが悪くて何度教えても仕事ができません。
このことを
「あー、うざい。もう教えるのやだ。時間のムダ!自分の仕事が進まないよ。」
と思うか
「もしA君に仕事を教えられれば誰にでも仕事を上手に教えられるようになるかも!自分のスキルアップにつがるかもー!」
と捉えるかで意味が全くことなってきます。

「今目の前で起きていること」に向き合い
それを「どのように意味付けるか?」

これを繰り返すことで自分の迷いや不安が消えていき、進む道が見えてきます。

そしてこの意味付けを重ねていくと、
やがてそのノートは自分を多角的に見れる貴重なデータベースになり、自分の財産にもなるんですね。

書く行為はとてもシンプルで誰にでもできるますが、
だからこそ続けて習慣化することで初めて成果に結びつきます。

私も1年ブログを書き続け色々なことを発見でき、様々なことにつながりました。

でも、ミーニング・ノートはデジタルの文字とは違い、手で書くことによってそこに情報プラス感情を残せます。

ただの情報ではなくその時の感情を思い出すこともとても大事。
また「書く」という行為は物事を意識して考える行為につながるので、新しい発想の源やマインドフルネスとしても役立ちます。

普段、パソコン・スマートフォンばかりに向き合っている日常からは得られないことが「手で書く」行為を通じて発見できる、私もブログとは別に手で書くことを日常に取り入れたいと思った一冊でした。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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