「好きなことを仕事に」するお手本のようなお話

詳しい人がオススメしてくれる情報ほど
強力な「媒体」は他にない

と、私は心の奥底で深く信じています。

例えば、
毎年ご家族で香港を訪れている方がオススメしてくれる香港のレストランは間違いなく全て美味しいし、

ロンドンに在住経験のある方がオススメしてくれるバーやパブはハズレ一切なし。

ガジェットに詳しい方がオススメしてくれるモバイルバッテリー、

年間100冊以上の本を読んでいる方がオススメしてくれるビジネス書、

などなど挙げればキリがないですが、雑誌やガイドブック、口コミ情報サイトに掲載されている内容よりも、詳しい人一人がオススメしてくれる内容の方が良い場合がいっぱいあるんですね。

友人の中には、日本海外問わず音楽フェスティバルに参加している方もおりますが、彼らがオススメしてくれる音楽は本当に必聴。私の貴重な情報源です。

「その筋に詳しい人」が発信する情報は、時にライターが頭をフル回転させて考えた文章よりも説得力があり、そこに美しいデザインは一切関係ないというのを痛感させられます。

今日、一般社団法人コトマーケティングの代表理事・松野恵介さんがSNSでシェアしていた記事がまさにそれでした。

参考 「個」を「チーム」に実践マーケッターの視点

京都を走る「自称グルメ」のタクシー運転手さんが、オススメのレストランに案内してくれるという記事。

先月の京都新聞にも取り上げられています。

参考 「私のタクシーに乗ると太りますよ」 京都観光客に人気、運転手の手帳の秘密とは京都新聞

(岩間さんは)元はフランス料理のシェフ。といっても「計画的な人生ではなかった」。

大学受験を試みるも失敗し、入学した通信制大学も中退。

小学校の卒業アルバムに書いた「コックになる」との夢を見返し、20歳で調理師学校へ。在学中、フランスに半年間留学し、調理師学校を卒業後、さらに留学資金を貯めようと、23歳でタクシー運転手になった。

運転が好きで、手軽に稼げるという軽い気持ちから始めたが、
「作るより食べるほうが好き」「客との会話が楽しい」と性に合い、気付けば「天職」に。

観光タクシーとして飲食店に案内するのは業務だが、「グルメ」を自称する運転手は皆無と気付き、2010年、グルメタクシーを名乗った。

というエピソードが京都新聞に紹介されています。

元シェフとしての人脈、舌の肥えた常連客の口コミを頼りに飲食店情報を集め、実際にご自身で実食。食べる歩いた店舗数はなんと3,600軒にものぼるそう。

そして、「客の好みに合わせるコンシェルジュ業」と自負し、選び抜いた800軒を記載した「黒革の美食手帳」を常に持ち歩き、乗車したお客様をご案内するそうです。

ガイドブックや口コミサイトからは発見できないようなお店を紹介してくれたり、予想外のお店に連れて行ってくれると乗客のみなさんは大喜び。

京都に数あるタクシーの中でも、個人タクシー「京都グルメタクシー」を営業する岩間孝志さんは、国内外の観光客から大人気。繁忙期は予約でほぼ1日の業務が埋まると紹介されています。

ご自身の「職業」に「好きなこと」をプラスして、自分自身もタクシーを利用してくれるお客様もハッピーになる仕事をされている岩間さん。

そして、
京都を訪れた人が満足して京都を好きになってくれることが目標、と最後に語っています。

「好きなことを仕事にする」
のまさにお手本で素晴らしいと感じずにはいられません。

まず自分がハッピーな気持ちで仕事をすること、
次に誰をハッピーにしたいかを考えること、

「好きなことを仕事にする」の原点だと思いますが、改めてその原点を感じた一つの記事を今日はご紹介しました。

私も岩間さんのタクシーに乗りたいなあ〜。
今年の4月にはアメリカ・ポートランド発の「エース・ホテル京都」がオープンするし、めちゃくちゃ京都に行きたくなってきました。

エース・ホテルに泊まって、美味しいものを食べるツアー、
絶対実現させる!と誓う今日この頃です。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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