「家族化」のキーワードで市場が伸び続けているペット業界の話

先日、いつもと変わらず粛々と仕事をしていると、私が毎年ランディングページを制作している「犬用おせち料理」を作っているクライアントの社長さんから1通のメールが。

「ニシさん、ご無沙汰してまーす!
5月には来年のおせち料理とクリスマスケーキ(どちらももちろん犬用)の商品撮影をやりたいので、よろしくお願いしまーす!」

とのこと。

え、まだ4月じゃんよ・・・・、
と思いながらも、
「承知しました。」と返信し、少し近況報告などを。

今このような状況なので、今度のお正月やクリスマスが「お祝いモード」になるかわからないけれど、とりあえず準備をしておきたいとのこと。

そしてこんな時だからこそ、
自暴自棄になってインスタント食品ばかりに頼らずに、人間はもちろんのこと、犬にもちゃんとした食事を与えてあげてほしいという発信を続けていきたいと。

など色々な取り組みをされ、お忙しくされているご様子です。

我が家にも猫が2匹おりますが、殺伐とした報道内容やSNSの投稿を閲覧することに疲れた時、猫ののびのびした態度にはとても癒されます。

もちろん面倒を見なければいけないので大変ですが、2匹とも大切なうちの家族に変わりはありません。

このようにペット業界は「家族化」というキーワードで、その需要や業種がまだまだ伸びていくと言われています。

今日は私が今気になっているペット業界のあれこれをご紹介したいと思います。

ペットOK専門不動産会社「しっぽ不動産」

こちらはペットOKの物件紹介、またはペットとの共生を前向きに考えている不動産会社さんのためのポータルサイト「しっぽ不動産」。

不動産会社さんも様々な会社がありますが、ペットに特化しているポータルサイトはどうやら日本初のよう。

私が一人暮らしのためにマンションを探していた15年ほど前は、ほとんどの物件がペット不可でしたが、今はペットと一緒に暮らすという選択肢も可能になり嬉しい限りです。

犬のための複合施設「4&2」

こちらは経堂にあるワンちゃん用の複合施設「4&2(フォー・アンド・トゥー)経堂店」

トリミング、ペットホテル、クリニック、ペット用品販売の4つのサービスを1つの場所で提供しています。

ペットと暮らしやすい沿線づくりの一環として、小田急電鉄が展開しているこちらの事業。その一環で経堂にこの施設をオープンしましたが、成果を検証して他駅への展開も検討しているそうです。

IoT製品やペットテックの商品やサービスもいっぱい

我が家には取り入れていませんが、
IoT(モノのインターネット)やペットテックの商品やサービスもこれから広がると言われています。

最近では全自動で掃除して、なおかつ「落としたもの」の内容を集計し、データ化してくれる猫のトイレまで。

猫のトイレにしては、だいぶいいお値段です。(約6万)

センサーが猫のトレイ情報を収集して、それらを分析(ビッグデータ解析)し、飼い主にフィードバックする(AI)してくれるというまさに次世代のトイレ。

見た目もデザイン家電のようで、リビングに設置してもおしゃれです。(高いけど)

保護猫とお泊まりできる「ねこ蔵ホステル」

こちらは福岡県博多市にある猫と宿泊できるゲストハウス「ねこ蔵ホステル」。

以前、夫が福岡に旅行に行った際に実際に宿泊してきたのですが、心から猫好きな方にはぜひ一度訪れてほしい場所です。(私も福岡を訪れた際にはぜひこちらを訪れたいと思っています。)

施設内には猫の居住エリアの他、日本酒バーやカフェも併設。
宿泊することで売上金の一部が保護猫を助ける目的に使われ、猫を助けることができる宿泊施設として、世界中からも注目を集め、実際に海外からのお客様も多いそうです。

ねこ蔵ホステルにいる猫たちはみんな保護猫さん。
猫カフェと違い、猫さんたちと触れ合うためには猫の居住エリアでボランティアとして、お掃除をする必要があります。

MEMO
ねこ蔵ホステル
所在地:福岡市博多区千代4丁目7-86
電 話:092-409-2242
メール:mail@nekokura.net
​ウェブ:http://nekokura.co.jp
1泊5,000円前後くらいから宿泊可能です。

今日のまとめですよ

こんな状況の中、心を癒してくれる犬さん猫さん。

ですが日本では、今だに殺処分や悪質なブリーダーによる生体販売などが後を絶ちません。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の武井泉さんは、

「私が飼ってきた愛猫はすべて野良猫なので、保護猫や野良猫を引き取ることは大切だと考えています。

他方で、生体販売を生業とする業者や、血統証付きや特定の品種と暮らしたいと考える飼い主も存在します。

生体販売を禁止すれば殺処分が減る、と単純に考えるのではなく、生体販売の実態に関する正しい情報や、動物の福祉を考えたブリーダーも存在することを知り、客観的なエビデンスを得ることで、生体販売の課題や解決方法を議論することが大切なのではないでしょうか」

記事引用元:事業構想

私も本当にこの意見には同意です。

私も将来、貯めたお金は猫のためになる何かに使いたいと思っていますが、このような心がざわつく毎日に優しく寄り添ってくれるペットと、人が共生できる世の中になることを心から願っています。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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