この春に続いた外出自粛の中でも、日常とあまり大差ないコミュニケーションができのは、やっぱりオンラインビデオ会議システムのZOOMのおかげ。
以前から英会話レッスンや複数人での打ち合わせなどで数回使用したことはあったものの、“定番化”することはなかったのですが、今回の影響で、打ち合わせはもちろんのこと、読書会、なんと茶道までZOOMで体験できたので、ただただその便利さに驚くばかり。
【前代未聞】オンラインでお茶道を体験してみた話そんなこんなで、最近はビジネスメディアでも、ZOOMのCEOのエリック・ユアン氏が取り上げられているのを良く目にするようになりました。
ユアン氏は、2018年に米国求人サイト「Glassdoor」が発表した「2018年CEOランキング」で、99%の従業員支持率でトップに輝いた人物とのこと。(ちなみに白人以外のCEOがトップにランキングされるのは初めて)
ご本人はこのコロナウイルスの影響で利用が増えた自身のZOOMについて、「短期間でこれほど個人のユーザーが増えることを想定していなかった。」と語っており、指摘されている安全性の問題を早急に修正するとしています。
その一方で次世代通信規格「5G」を見据え、
10年後にはビデオ会議越しに相手と握手して相手の手の感触を確かめたり、相手の飲んでいる紅茶の香りを届けたりする技術も技術も実用化されるだろう
と語っており、今後は
オフィスを完全に不要にして誰もが場所を問わず働ける環境を整えること、そして、対面での会議を超える体験ができるビデオ会議を提供することを目標にしているそうです。
そういえば少し話は変わりますが、
私たちが普段愛用しているアプリ「LINE」もオンライン握手会ができる「LINE face 2 face 」という新しいサービスのリリースを発表しています。
LINE LIVEの機能を活用し、なんと1対1でアイドルとコミュニケーションを取れるサービスなんだそう。
これなら遠方の人も高い交通費を払って会場に行かなくてもいいし、アイドルの子も対面ではないため安全性が約束されます。こういったサービスも今後需要が増えそうです。
このように「オンライン化」でとるコミュニケーションは、今後本当にますます主流になっていきそうだな、と改めて感じています。
話をZOOMのCEO、ユアン氏に戻しますが、
私がちょっと素敵だなと感じたのは、ご自身の事業構想になった“元ネタ”と、ユアン氏が今でも考えている自身の役割についてです。
ZOOMを立ち上げるそもそもの発端は、ユアン氏が大学生の頃にガールフレンドと遠距離恋愛をしていた経験がきっかけなんだそう^_^
Zoomを立ち上げることとなったそもそもの発端は、1980年代当時、彼が大学生の頃にガールフレンドと遠距離恋愛をしていた経験によるものだった。そこからテレビ電話の開発を思いついたのだ。
Zoom設立当初から、オンライン会議ソフトウェア市場は競争の激しいマーケットだった。
WebExなどの大企業を始めとして、Apple Facetime、Google Hangoutが殆ど同じ時期にリリースされたが、そのような状況下でも、Zoomは”ダークホースとして徐々に頭角を現していった。
アカウントに登録後、面倒な操作なしに手軽に使用でき、それでいて機能も豊富なZOOM。
私が参加した先日のオンライン読書会には、50人近い参加者がいましたが、途中で参加者同士3〜4人を(時間制限を設けて)別室ルームに分ける“ブレイクアウトルーム”を初体験しました。この機能にはちょっと驚きです。
50人近い参加者がいる中でも、このブレイクアウトルームの機能を使用することで、全員が少なからず発言や自己紹介をする時間が生まれ、なおかつ読書会自体がまとまりのある内容になり、非常に有意義な時間を過ごすことができました。
(先日のオンライン読書会の様子はこちらからどうぞ↓)
将棋棋士・羽生善治先生の「決断力」がビジネスにも欠かせないと感じた話このように
ユーザーが使いやすいような設計を繰り返し行なってきたことが、ZOOMをオンライン会議ソフト市場の“ダークホース”化し、そして昨今のコロナウイルスの影響で一気にブレイクしたのではないかと思います。
Zoomの成功のカギは「幸福」だと言う。
袁征(ユアン)氏は「人生の目的とは幸福を追求することであり、永続的な幸福は他人の幸せを生むことで得られる」と説明し、さらに、Zoomのモットーは、社員と顧客の幸せを一番に考えていると付け加えた。
記事引用元:36krJapan
セキュリティの問題など、いろいろ厳しい指摘もされているZOOM。
ですが、
「儲かる/儲からない」だけで事業を始めたのではなく、ご自身の若い頃の恋愛経験がZOOM立ち上げのきっかけとなり、自分も他人も幸せになることをモットーとしているその姿勢とユアン氏の持つストーリーには、深く共感を感じます。
と、ここまで書きつつ、
リアルな対面の機会が失われるのはちょっと寂しい気もしますし、ZOOM会議を1日に何本も行うと、なんとも言えない独特の疲労感に襲われます。
リアルな対面と、オンライン対面のメリット・デメリットをちゃんと理解して、双方を上手に使いこなすことが、今私に課せられた課題のような気がしている今日この頃です。
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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