ファッション業界でちょっと話題になっている、つい最近アップデートされた「グッチ(GUCCI)」のアプリでバーチャル試着を体験してみました。
以前から、グッチのアプリではバーチャル試着機能が搭載されていましたが、今回のアップデートは、写真共有アプリ「スナップチャット(SNAPCHAT)」と協業。
アプリ上でバーチャル試着した後、
「購入する」ボタンを押せばグッチのオンラインストアにそのまま移動し、購入できちゃうという仕組みが加わりました。
スマートフォンのデバイスを使い、
SNS上で試着から決済まで完了できるのは、
なんと世界初の試み。
2020年7月現在日本をはじめ、
アメリカやイギリス、UAEなど6カ国でこのアプリが展開されています。
ということで、
私も先日バーチャル試着を試してみました。
アプリを開いて下部に表示される「試着」をタップすると、
スニーカーやハット、アイウェア、それとパーティーなどで使えそうなちょっとナゾなアイマスク、それと一部インテリアグッズを手持ちのスマホ上で試すことができます。
靴を試着してみます。
すごい!
これは楽しい!
いろんな角度に対してちゃんとカメラが反応してくれています。
そして、画面の右下に表示されている「↑」ボタンを押せば、この画像をSNSでシェアすることができ、
左側の「SHOP.GUCCI.COM」を押すと、
すぐにオンラインストアにつながり
ここで決済をすれば後日商品が送られてきます。
しかし、グッチのスニーカーは当然ながらどれも高額。
一度でも購入したことのある場合ならこのままスマホで注文しても良いかもしれませんが、グッチのアパレルグッズを所有していない場合は、やはり実際の店舗に行って履き心地や素材感を確かめたいところです。
(猫さんのスニーカーは可愛いけど、11万円なので(汗)今回は購入をやめておこうと思います・・・。)
他にも室内を撮影すれば、グッチのインテリアグッズを配置し確認できたり
↑ちょっと画質が悪いですが、
とても面白い試みです。
また試着機能以外にも
1970〜80年代に流行したアーケードゲームを楽しめたり
(想像以上に楽しかったです)
ランウェイの模様を視聴できたり、
とにかくショッピング以外のコンテンツが、ものすごく充実しています。
こういった買い物目的以外のコンテンツを盛り込んだアプリを2009年からリリースしているグッチは、ショップデジタル施策にとても積極的で、商品購入のニーズがなくてもアプリを開かせる仕組みを行なっており、ミレニアル世代やZ世代から人気のブランドになっているそう。
参考 グッチの公式アプリ、ユーザーを飽きさせない仕掛けとは?ARなど機能を紹介 ZOZO FASHION TECH NEWS/noteそして最近では
グッチが展開するコスメブランド、
グッチビューティーの広告に、
歯並びが揃っていないモデルさん、
しわを修正していない写真、
ダウン症のモデルさん、
などを使用。
インスタグラムでも同じように「多様な美」を表現しています。
この広告には賛否両論があったものの、新発売された口紅は1ヶ月で100万本以上の売上を記録。
過去に「常識」とされていた概念が本当に変わってきています。
今から20年前私が大学生だった頃は、細いスーパーモデルさんしか登場しなかったラグジュアリーブランドの広告。
そして「買う」こと以外の仕組みを作ることが当たり前になってきています。
多くのアパレルブランドが倒産や撤退を余儀なくされている今、新しい取り組みを行うことの大切さ、広告や展開からファンを作ることの大切さを感じている今日この頃です。
にしても猫さんのスニーカー、
可愛かったな・・・。
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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