書籍は読むだけではなくアウトプットすることが大事と思った話

先日、ユニクロのブランディングを手がけた佐藤可士和展に行ってきたばかりですが、

美しすぎる唯一無二の商業デザインが集まった「佐藤可士和展」に行ってきた話

ユニクロといえば、
この間はこんなニュースも話題になりました。

参考 ユニクロがZARAを逆転へ 株価高騰で時価総額がアパレル世界首位にFASHIONSNAP.com

スペイン発のファストファッションブランド・ZARAの時価総額をユニクロが抜き、アパレル世界首位になった話です。

もちろんロゴマークをはじめとしたブランディングが影響していることに間違いはないと思いますが、この記事を読むと経営者の考え方や習慣が会社の行く末に大きく影響しているんだな、と改めて思います。

というのも、
先日ユニクロの会長・柳井正さんの著書
「経営者になるためのノート」を読み
そう感じたからです。

この書籍には、
「常にお客様中心でビジネスを考える」
という柳生さんの仕事への向き合い方が盛り込まれています。

しかも、書籍の四方には自分のメモを書き込めるスペース付き。

柳生さんの文章を読んだ上で、
自分の考えを書き込めるフレームワークにもなっているとても珍しいビジネス書です。

読む(インプット)

考える

考えなどを書く(アウトプット)

が1冊で網羅でき、
この仕様にも柳生さんの思いが垣間見えます。

画像引用元:Amazon

この本には柳生さんの考えが書かれていますが、読むだけで満足せずに「自分のビジネスでどのように活用するのか」を考えるきっかけになる本です。

今、本当にいろんな講座やセミナーがありますが、

中には
・手っ取り早く
・簡単に
という単語もよく見られます。

だけどそのように
「一発逆転」できるようなものは存在しません。

考えて、
それを実行し続ける
という地道な努力が必要なんですね。

今Googleでも「ジャーナリング」という書く瞑想の時間が設けられています。

Googleのジャーナリングテーマは、どちらかというと自分自身の内面にフォーカスした内容ですが、「書いて思考を整理する」という点では、この柳生さんの著書と同じ目的を感じます。

「経営者になるためのノート」は、書籍としても面白いですが、真の目的はこの書籍をノートとして自分で完成させること。

自分自身を棚卸しする気持ちで読むと、
また違った発見ができます。

こうして自分自身を言語化することで、
改めて俯瞰して自分のビジネスを振り返ることができるんですね。

「起業家」から「経営者」になる人には、ぜひ一度お読みいただきたいと思う1冊です。

ZARAを超えたユニクロさん。

もちろん優れたブランディングは必要不可欠ですが、それと同じくらい経営者ご自身も優れた人物である必要があると気付かされます。

中身がぐちゃぐちゃだったら、どんなに優秀なクリエイティブもブランディングも全く意味を成さないものになるんですね。

そう考えると、
デザインの前にビジョンやミッションを明確にすることなど戦略をきっちり考えることが、とても重要だと改めて思います。

クリエイターの範囲からは少し外れてくるかもしれませんが、私も一人のデザイナーとしてそのことに気づいてもらえるような仕事をこれからもしていきたいと思います^_^

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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