“起業すること”はいいことだらけなのか?

「フリーランス最高!」
「起業こそ勝ち組」
「まだ会社員やってんの?」
みたいな記事を良く見かけますが、はたして本当にそうなのか?
SNSを見るたびにいつも疑問に思うことです。

私もフリーランスのデザイナーになって5年。
「こんな自分が独立なんかしてやっていけるのか…」と5年前までは思っていましたが、独立、起業して全く後悔していませんし、充実した毎日を過ごし、ありがたいことに仕事にも恵まれてきました。

会社員時代では絶対に会うことがなかった方々ともご縁ができましたし、そのようないろんな方達と会う中で、新しく自分のやりたいことも見つかりました。

ですが、独立して大変だったこと、今でも大変なことがたくさんあります。会社に属している人が羨ましくなる時もあります(笑)

今日は私が独立してからこれまで感じたフリーランスのメリットとデメリットについて、まとめてみます。


(起業しても会社員でも大事なことは白ご飯を食べられる生活をすることです)

職場まで15秒であること

私の場合、27インチのモニターで作業したいこと、ハードディスクを使うことなどを考慮し、コワーキングスペースなどは外出時のみの使用、基本的には自宅の一部を仕事スペースにし作業をしています。
なので寝室から職場まではわずか15秒。

<メリット>
満員の通勤電車に乗らずに済む。

<デメリット>
会社を出た時の「終わった感」を感じることはなくなる。
身だしなみが著しくやばくなる(上下スウェット姿)

頑張った分だけ報酬がある

報酬は全て自分次第。会社員時代のお給料をあっという間に上回ることが可能です。

<メリット>
頑張ったご褒美がちょっとだけ贅沢になる。

<デメリット>
頑張らないと白ご飯だけで生活しなくてはいけなくなる
報酬は自分の成長のために投資しなくてはいけない

時間が自由になる

なんと言っても就業時間を自分で決められるので時間の使い方は自由そのものです。

<メリット>
混んでいる土日を避けて平日の昼間に美術館や美容院に行ける

<デメリット>
時間の使い方を自分で決めなくてはいけない。
「暇だから」と言って漫画をダラダラ読んだり、飲みに行ってる場合ではない。空いてる時間で自分をアピールするコンテンツを作ったり、成長が期待できる人に会ったり、セミナーに参加したり、常に自分を磨き続けることに時間を使わなければならない。

誰にも干渉されない

<メリット>
嫌な上司、嫌な同僚はいなくなる

<デメリット>
仕事の機材が壊れても、お金や経費の管理も、仕事の進行管理も全て自分で対応しなくてはいけない。さぼっても誰にも怒られない、やっても誰も褒めてくれない。

自分が看板になれる

<メリット>
逐一誰かの許可を取ったりしなくて済む
好きな仕事を好きなようにやればよい

<デメリット>
ぼんやりしているとたくさんいる同業者にあっという間に仕事を取られ白ご飯だけの生活になる。
昨日と同じことを繰り返す生活をしていると、近い将来白ご飯も食べられなくなる恐れがある。

今日のまとめ

「起業することが勝ち」みたいな風潮がありますけれども、好きなことを始めてみたいと思ったら、まずは副業からスタートしても全然構わないのではないかと私は思います。

今お勤めの会社に不満がある方もたくさんいらっしゃいますが、会社からも学ぶこと、いつか独立するときに役立つことやベースとなること、会社でしかできないこともたくさんあります。

「起業が全て」ではなく、自分に合ったスタイルでやりたいことや得意なことができるような社会になってほしいな、と、毎年春の訪れと共にそう思います。

それでは今日はこの辺で。

ーいつもお読みいただきありがとうございますー
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