30代40代の女性が“この美容室に通い続けたい”と思うアイディアとは?

仕事の合間に“良い刺激を受ける&一人ブレスト”のため、「宣伝会議」「販促コンペ」のサイトをたまに眺めているのですが、先日見ると「30代〜40代の女性がこの美容室に通い続けたいと思うアイディア」が課題として上がっていました。

この「販促コンペ」は協賛企業の商品やサービスを“もっと売るには・知ってもらうには”を課題にし、プロ・アマを問わず様々なクリエイターから広くアイディアを募集するという「宣言会議」の企画です。

さて、この「美容室」の課題。
もちろん協賛企業が入ることが前提なので、今回はヘアケア剤・スタイリング剤を提供する会社の商品を使ったアイディアを提案することが必須ですが、この企業は既に美容師さん達に対して、技術・知識・感性・構想・提案、そしてコミュニケーション力をアップするためのプログラムを提案しています。

何故なら、

・全国の美容室は約25万件(前年比1.5%増。この数は全国コンビニエンスストアの実に5倍)、美容師さんの数は約50万人(オーバーストア)
・インスタグラムやLINEなどの登場、ネット予約、アプリ予約の台頭で美容室の予約や検索の仕方が変化

この二つの要因が重なると

美容室ブランドや美容師さんでお店を選ぶよりも、予約の利便性、駅近、当日予約可能、初回割引などが美容室を選ぶ基準になり、

サロンジプシー(2〜3ヶ月でサロンを変えてしまい、行きつけのサロンや美容師さんを持たない人)たちが増加。

結果

お客様が定着しないので美容室自体に元気がなくなる!

という現象があちこちの店舗で起きているそう。

なので、
ヘアケア剤企業としても美容室に元気になってもらうことが必要なので、商品をお店に卸して「はい頑張って」ではなく、先ほど書いた技術力などのセミナーなどを開催し美容師さん達を応援しているというわけなんですね。

少し話が逸れますが、
この美容室業界の話を全く他人事とは思えません。
デザイナーやコピーライターなど私たちの職業にももちろん当てはまりますが、普段自分が担当しているお客様だって数多くの同業他社がいるわけですから「売れる」クリエイティブを届けなければなりません。

その時に大切だと思うのは、
コピーライティングなどの文章やデザインなど、テクニックもちろんですが、それと一緒に“お客様が売る気持ち”になってもらうことが本当に何よりも一番大切なのではないか、と思っています。

以前私が担当した楽天市場のランディングページで、デザインを変えた瞬間に売れ始めた商品がありました。
その時お客様から「ページを変えたらすごく売れるようになりました!とても嬉しいです。こちらも“よし、売るぞ!”と気合が入ってきました」と嬉しいメールをいただいたことがありました。

このメールを読んだ時、

①制作したデザインとコピーが結果につながった

②相手のモチベーションを高めてくれた

という連鎖が起こって本当に嬉しい気持ちになりました。

もしこれが①だけで終わっていれば、
結局しばらく時間が経つとまた①の前段階、⓪の段階に戻ってしまい同じことの繰り返し・・・になるのではないかなと思っています。

そして、
①→②が少なからず連鎖して、それぞれが熱を持っていれば、クライアントはまたリピートして依頼してくれますし、私もそのクライアントに対して熱量を持って仕事をすることができますし「今このクライアントが求めているものは何か?」を真剣に考えようと思う気持ちになります。

美容室の話に戻しますが、
ヘアケア剤の新企画ももちろん大切で新しい発想は必要だと思いますが、
そのヘアケア剤やその企画で、美容師さんのモチベーションが上がることがなによりも大事なのではないかな、とちょっと感じています。

“髪型が変わったお客様が求めている”ものまで、見れるようになれば、リピートするお客様も増えてくるのではないかな・・・と思ったりしています。

ちなみに今夜、超久しぶりにNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」の放送を見ました。

今夜は、予約は常に2か月待ち、月間最高売上1200万円、日本最大規模のヘアコンテストで3年連続1位「いま最も予約が取りにくい」とされる美容師・高木琢也さんの特集。


「いかにお客さん目線に立つかだと思うんですよね」
「自分がもしお客さんだったらどうしてほしいか」
と語る高木さん。

「世の中をハッピーにする、髪で」
と言い切る姿は本当素敵。
かっこいいです。

私も自分の技術や道具を使って「誰かをハッピーにする」気持ちを忘れず仕事をしていきたいです!

\お読みいただきありがとうございます/

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それでは今日はこの辺で。

 

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