7月ももうすぐ後半。月日が流れるのは早いものです。
ここ数年の毎年7月〜8月は、
ワンちゃん専用のおせち料理とクリスマス料理のランディングページの仕事ががっつり入っており、毎年毎年灼熱の部屋の中、窓全開・扇風機全開でセミの鳴き声を背景に、おせち料理とクリスマスケーキのページを汗をダラダラかきながら、一人もくもくと制作しています。
超余談ですが、
猫が昼間くつろいでいる部屋では最新鋭のクーラーを終日運転していますが、自分の仕事部屋にはおんぼろの20年選手のミニクーラーのみ。昨年の地獄のような猛暑の中でも、そのボロクーラーを殆ど付けず、しかもホットコーヒーを飲みながら制作していたので、今考えると「よくやってたな・・・」と思い出します。
さて、
そんな真夏に作るワンちゃん用おせち料理のページ。
おせち料理だけでも種類は3種類。
その他、年越しそばやお雑煮、七草がゆ、
さらには月餅。
プラスしてクリスマス料理は
ケーキだけでも4〜5種類。
チキンやデザート、
プレゼント用のケーキとチキンのセットなどなど、
合計20種類以上の商品が用意されています。
もちろん、使用している原材料は人間も食べることのできる食材のみ。
その食材も、北海道から九州まで、その会社の社長が自ら現地に赴き、実際にお会いした信頼できる農家さんと契約したお肉や野菜のみを使用しており、調味料はもちろんのこと、保存料や着色料も一切使用なし。
しかもワンちゃんが食べやすい・食いつきが良くなるよう、具材一つひとつに自社で特別に作ったお肉の出しを丁寧に全部に染み込ませて、残す心配がないように工夫されているという・・・末恐ろしいおせち料理。
価格も人間顔負けの1つ6,000〜7,000円前後
クリスマスケーキに至っては、
小麦粉を使ったスポンジは使用せず、スポンジ代わりにお肉やお魚を使ったジュレを土台にし、生クリームの代わりに栄養たっぷりのおからとじゃがいもをペースト状にしたクリームでデコレーション。
お砂糖や華やかなアザランも一切使用せず、デコレーションは全て良質なドライフルーツのみ。
こちらの価格もお一つ2,000円〜3,000円前後。
人間もこっち食べたほうが
ええんちゃうか?
と思うくらい超絶ヘルシーな料理達です。
初めてこの仕事の依頼を受けた数年前、
「へえ〜、これワンちゃん食べるんか・・・」などと呑気なことを考えておりましたが、この年末用商品だけでも売り上げは1,000万円超え。季節限定の商品に力を入れている理由にも納得できます。
(写真はイメージです)
ところで、
この数ある商品の中で一番売れているのは、
他でもない
「お試しサイズのおせち料理」
通常版おせち料理に入っている8品目のおかず比べ、「お試しサイズ」なので中身のお料理は4品目。
価格も少々通常版に比べやや割高なのですが、
ランディングページにとある言葉を追加したある年から、この「お試しサイズおせち」が毎年11月ごろ早々に売り切れてしまうようになりました。
それは
「小さいワンちゃんにぴったりの食べきりサイズ」
「小さいからプレゼントにも嬉しい」
という言葉を追加しただけ。
通常版おせち料理は、
小さいワンちゃんでも3〜4食分。
ところが
お試し版は、とても小さい重箱なので1回で小さいワンちゃんが全て食べきれるくらいの量。
そして、小さいのでプレゼントにもしやすく、もらった側も程よい大きさで負担にならない、
という理由が挙げられます。
それをストレートにコピーにするだけで、
お試し版おせちはこれまで以上に売れるようになりました。
近所をお散歩しても見かけるワンちゃんは、トイプードルさんやチワワさんなど小さい子が圧倒的に多い。
私の近所の環境がそう感じさせるのかもしれませんが、比較的狭い住居が多い日本の住宅に住んでいるワンちゃんの種類は、やっぱり小型犬の子が多いように感じます。
これがもし海外だったら・・・
この「小さいワンちゃんにぴったり♪」なんぞ唄っても
「は?」となること間違いなしです。
ちなみに、2月に訪れたエストニアでお見かけしたワンコ達は、揃いも揃ってみんな超大型犬でした。
普通のスーパー(コストコなどの大型店舗ではなく)で売っているフードも
どーん!
超大型サイズ!
売っているということは、
需要があるんやな・・・
と思いながらこの超大型フードを見つめておりました。
少し話が逸れましたが、
「お試し」
という言葉でも刺さる犬オーナーさんはいるかもしれない、
でも
「トイプードルやチワワなどの小さい子にぴったり」
という、
より具体的なターゲットでイメージできる表現にしてあげると、日本に住んでいる多くの犬オーナーさんの方に、より刺さるのではないでしょうか。
しかも、
最近は市販フードの質も上がり、飼い主さんもフードに含まれる栄養や原材料に対しての知識を持っている方が多いので、ワンちゃん・猫さんの寿命は以前よりも伸びており、動物達も長寿を迎えるようになってきています。
なので
「食事の量が少なくなった子でも食べきれる量」
「柔らかいから歯が悪くなった子でも安心」
など、ご高齢ワンコへ向けたコピーも、ここ近年では意外と刺さっています。
大切なのは
「全てのワンちゃんに食べてもらいたい!」
のではなく、
「こういうワンちゃんに食べてもらいたい!」
というターゲットを明確にすること。
ワンちゃん用商品だけではありません。
人間用の商品も、やみくもに「みんなに!」というのではなく、
「誰に一番利用してほしいか」
というのを明確にして、たった一言変えるだけでも売り上げが変わってきます。
ターゲットを明確にして切り口を考える、
売り上げを上げるランディングページを作る時に大切なことの一つを今日はご紹介しました。
うちの猫は、きっとおせち料理なんか食べないので・・・
来年のお正月もきっと通常モードです。
それでは今日はこの辺で
\お読みいただきありがとうございます/
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