今回のホーチミン滞在時には、7区のサイゴン展示会議センターで8月22〜24日まで開催されていた、ベトナム最大のビューティー関連展示会「vietbeauty2019」を見学してきました。
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vietbeauty
vietbeautyは、600社以上の世界各国の化粧品関連の会社やブランドが出展するベトナム最大の展示会。そのうち、日本をはじめ、韓国、中国、台湾、シンガポールなどベトナム以外のアジア各国からは、約170ほどの企業が出展しています。
現地からはこんなニュースも
参考 ベトナム最大の美容展示会vietbeauty2019(ベトビューティー)が開幕exciteニュースベトナムエッセンシャルオイルアロマテラピー化粧品協会(VEACA)のNguyen Van Minh副会長は「美容市場は年間30%の割合で成長しており、ベトナムは韓国や日本企業などの外国企業にとって将来有望な販売先となりつつある。タイや中国といった新たな参入国も自国の製品をベトナム市場へ拡大しようとしている」と話す。
引用元:Poste https://poste-vn.com/daily-info/20180613-7485
最近のメディアや新しくオープンした商業施設を見てもわかる通り、現在アジアのコスメ市場を盛り上げているのは主に日本のお隣、韓国のブランド。そしてそれに続くのは中国。
vietbeautyの会場内を一通り見学しましたが、韓国ブランドの出展数が展示会の殆どを占めている印象、と言っても決して過言ではありません。
韓国のブースの力の入れ方には圧倒されます。
実際に美容施術を行っているコーナーも。
↓こちらは美容室でパーマをかける際、ロットが頭の負担にならない機械だそう・・・。
↓やっぱりかわいい韓国のフェイスマスクパッケージデザイン。
一方で、日本から出展している企業は約10社ほど(殆どの企業が補助金などを利用し出展しているそうです)。
そんな中、
今回は2017年7月に設立され、2年間でホーチミン7区を中心に13店舗の実店舗を展開している「ジャパンドラッグストア」さんのブースにご縁があり、こちらの代表の方や展示会のスタッフさん、またベトナム現地への事業展開を支援をする会社の代表の方から、貴重な詳しいお話を聞くことができました。
現在ベトナムでは、主に7区に居住する富裕層を中心に、品質の高い日本製・メイドインジャパン商品に対する需要が高まってきていると言われています。
そんな品質の高い日本製のコスメや健康食品や日用品などを現地に供給し、急速に成長しているジャパンドラッグストアさん。今後はベトナム現地で日本製品を販売するECサイトの立ち上げも予定しており、これからますます注目されること間違いなさそうです。
ブースデザインにも力が入っています(ブースデザインはもちろん日本企業)。
日本のドラッグストアでもお馴染みの化粧品(洗顔料や化粧水、美容液、フェイスマスクなど)や、コラーゲンなどのサプリメントなど様々な商品が展示されています。
↑こちらは女性だったら誰しも一度は使ったことのあるであろう、資生堂のアネッサ・ゴールド。ベトナムでも大人気なんだとか。
私も様々な日焼け止めを使用してきましたが、アネッサのゴールド以上に優れた日焼け止めは知りません。最近は無添加、肌に優しいオーガニック製品の日焼け止めも多数ありますが、汗や水に強くて、そしてほぼ1日中日焼けを防いでくれる日焼け止め乳液は、本当の本当に資生堂のアネッサが一番。
少し高価ですが、特に夏場には本当に欠かない1本です。
日差しが年中強いベトナムでは、女性たちは日常的に日焼け止めを使うそうですが、中でもアネッサはそんな女性たちの間でも大人気。よく売れるそうです。
街を歩いていて感じましたが、ベトナムの女性たちは日本人と同じように外出の際には帽子をかぶり、日焼けをしないようにアームカバーなどで肌を露出しないように意識している方が大勢いらっしゃいました。美容への意識は日本人女性と変わりありません。
↑こちらは日本でもお馴染みの栄養補助飲料。
まむしドリンクと、すっぽんドリンク、そしてコラーゲンドリンクが一緒に並んでいます。
なんでもベトナムの女性はお肌の健康、肌ツヤのために、日本のまむし・すっぽんドリンクを飲むんだとか…。
日本では主に男性向けに販売されているドリンクですが、商品の成分を細かくチェックするベトナムの女性は、まむしすっぽんドリンクはこれ以上にないくらい美容をサポートしてくれる成分が含まれていることをよくご存知のようです。
だからコラーゲンドリンクと一緒にまむし・すっぽん達も一緒に並んでいるんですね。
面白い…。日本にはない並び方です。
もしパッケージが女性好みの可愛いデザインになったらもっと売れそうな気もします。(何でまむし・すっぽんドリンクってあんなに力強いデザインなんだろうな…)
展示会なので、本来は商品販売はないのですが来場したお客様から売ってほしいとの要望が幾度となくあったようでその場で商品の販売も。
ベトナムでは日本の商品に対し、成分をチェックする以前から既に信用を置いている方が多いそう。このようなことを聞くとちょっと嬉しくなります。
この後は、実際に7区で展開されている、ジャパンドラッグストアさんの実店舗も見学してきました。
店頭には先ほどご紹介したような化粧品関連の他、調味料やインスタント食品、生理用品やおむつなど日本製の商品がたくさん。
洋服や下着も販売されています。
縫製自体は日本国外以外でも、企画やデザインは日本で全て行われているそう商品たちです。
ブラジャーは縫製が非常に難しい製品ですが、もちろんほつれなどは一切なく、刺繍も美しい、まさに日本品質。
数年前に比べ、最近ではベトナムの女性もおしゃれで可愛い下着を選ぶ方が多いそうです。(女性のファッションの楽しみ方の一つですね^_^)
ただし、
日本製の商品なら、日本ブランドなら、日本の飲食なら、
何でも売れるというわけでは決してありません。
現地の方が何を求めているのかなど、最初に徹底したリサーチを行うことは何よりも重要ですし、コツコツと地道に努力し事業を続けていくことや、現地のスタッフさんとのコミュニケーションを取ること、などなど。
商品が良いから売れる、のではなく戦略をしっかり持った上で展開をしていくということ。
日本とベトナム、場所と環境は違えど、
根底にあるベースの部分「商品さえ良ければ売れるわけではない」ということに、ふと気がついた今回の視察です。
日本では当たり前の接客やお客様対応も、過度な内装も、ベトナムでは決して求められていない。勝負する場所で勝つための戦略をしっかり作る、コツコツ続けることの大切さを改めて感じました。
それでは今日はこの辺で。
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面白かった。すごい才能(強み)があるんだ。
ビックリしたなあもう。