他の店舗と差をつける「お客に刺さる!」ネーミングの話

今年に入ってから飲食店の看板デザインの仕事の依頼を受けるようになったのですが、本当に看板を付け替えるだけで売り上げがぐーんと上がるので看板は重要だ、としみじみ感じている今日のこの頃。

そういえば、先月末も大阪に日帰り出張した際、新大阪駅の地下で以前も見かけたあの店舗の様子を見に行ったのですが、

以前覗いた時も満席でしたが、この時も満席。入店を待つお客様の行列までできていました。
「海鮮が安いだけの店」なんて言われると「え。どんな店や?」と気になる人が続出するのは間違いありません。店舗の前を通りがかった人が思わず気になって目を止める、足を止めるのに必要な情報は、「何を食べることができるのか」「何屋さんなのか」。この二つが大変重要で、店舗の名前はそれほど重要ではないということです。

チラシなどにも同じことが言えますが、
「新規OPEN!」と大きく書かれていても、何が新規オープンなのかを瞬時に判別できない時点でそのチラシは悲しきかなゴミ箱行きと行っても過言ではありません。
いや、新規OPENの下に書いてあるから読んでもらえれば分かるし。と思われるかもしれませんが、家のポストに投函されているチラシ・新聞に折り込まれているチラシを1枚づつ丁寧にチェックする時間を毎日じっくり確保している人なんて、多分ほとんどいません。

なので、一番最初に与える情報はとても重要なんですね。

そんな中でも、今日はインパクト大かつ、日系デザインにもそのクリエイティブ&ネーミングセンスが取り上げられた店舗をご紹介したいと思います。
それは、昨年2018年末に中野坂上にオープンした高級生食パン専門店「うん間違いない!」です。

こちらは、ベーカリープロデューサー岸本拓也さんが手がけた店舗。
これまでも
・「考えた人、すごいわ」(仙台)
・「午後の食パン、これ半端ないって」(青葉台、他)
などその独特なネーミングとクリエイティブセンスでオープンさせた店舗を次々にヒットさせています。テレビ番組でも取り上げられているのでご存知の方も多いかもしれません。
先月発売された2019年9月号の日経デザイン「売れるネーミング・刺さるキャッチフレーズ」では堂々の表紙を飾り特集されています。

私も新宿・中野方面に寄った時はいつも食パンが余っているかどうか確認しにこれまで数回店舗を訪れたましたが、いつも売り切れ。このネーミングセンスが効いているのか、店舗前で足を止めてから吸い寄せられるようにカウンターを訪れる人が後を絶ちません。

そして今年8月には2号店が東京練馬にオープン。決して広くなくまるで移動キッチンカーのような店舗の風貌ですが、SNSでも先にご紹介した経済誌でも取り上げられるほどの話題性。いかにお客様の心を掴むネーミングが大事か、ということに気がつきます。

高級食パンも、今や色んな店舗が登場して既に戦国時代の状態。
以前は物珍しくても、「ただ高級」だけで売れる時代は終焉を迎えていると言ってもおかしくはありません。

道路を歩いている通行人に対して、店舗情報をアピールできる時間はわずか0.3秒。この0.3秒で「え、何このお店。気になるー!」と思ってもらうための工夫は本当に必要です。

セールスコピーの文章の書き方を追求していくと、このヘッダーにはこれとこれと、この要素を・・・と入れてつい長いフレーズが出来上がりますが、このように一瞬で人の心を掴むキャッチコピーを作るセンスはとてもクリエイティブ。ライターにもデザイナーも身につけておいて決して損はないスキルなのではないかと思います。

こんなことを書いていたら食パンが食べたくなってきました^_^
街中の看板一つのフレーズからも、様々な発見があります。今はネットでお取り寄せも簡単にできる時代ですが、これからも町歩きは引き続き続けていきたいと思います。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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