何事も骨組みが一番大事ですよ、という話

私が1枚のチラシ、1つのランディングページを作る時、
その工程は、
①ミーティング(顔合わせ&雑談、ご挨拶)

②ヒアリングシートにご記入いただく

③ワイヤーフレーム(ラフ案)を作成する

④デザイン制作をする

⑤チラシの配布手配、コーダーさんに構築を依頼

⑥リリース・納品

以上の6ステップになるのですが、
この中で最も大事にしていること
第一位。

それは
③ワーヤーフレーム(ラフ案)作成です。
ダントツで第一位。

ちなみに第二位は①ミーティング(顔合わせ&雑談、ご挨拶)、
第三位が④デザイン制作。

デザイナーとして仕事をしていますが、デザイン制作自体は実はこの工程で言うと第三位くらい。
そのくらい③のワイヤーフレーム(ラフ案)の制作はめちゃくちゃ大事です。

何故かというと、③ワイヤーフレームは最終的な仕上がりの骨組みとなるので、ここがブレていると最後の⑥の時点で「あれ?ちょっとおかしいな」となりかねないからです。

なので、③の時点でクライアントと意見を交換したり、方向を修正したり、指摘をもらうことは非常に大事なんですね。

私は①でお相手にご挨拶する際「グラフィックデザイナーです」と名乗りますので、お相手のクライアントも余計④のデザイン制作を重視されます。

でも重ねて、重ねて書きますが、
骨組みがぐらついたまま家を建てるとどうなるか簡単にご想像いただけるように、
デザイン制作も全く同じです。

③のワイヤーフレームは、
建築で言うと骨組みと同じ。

なので、この骨組みを考えている時点で
私の考えているアイディアと、クライアントさんが持っているアイディアをぶつけたり揉んだりして、いい骨組みを一緒に作りたいといつも思っています。

ところが、ワイヤーフレーム(ラフ案)の時点では、デザインを制作していない状態で全体の構成をWordファイルなどで提案するので、何ともイメージがしづらく、このしわ寄せが④デザイン制作の終わりかけになってドバー!っと来ることも珍しくありません。
④の段階になると、リリース日や公開日、配布日など後ろにずらせない日付が迫ってきている場合が多いので、ここでドバー!っと来られると慌てたり、しょうもないミスの発生の原因にもなりかねません。

④で作られたデザインは第三者が指摘をしたり判断材料として扱うにぴったりの素材。
「やっぱりこうしてほしい」
「あれもこれも入れて欲しい」
「やっぱりこれはいらない」
など視覚的に見えやすくなると③の時点では気がつかないことがいっぱい見えてくる場合もたくさんあります。

ある程度は大丈夫ですし、ラフからデザインを美しく起こすのもデザイナーの仕事の一つですが、ワイヤーフレーム(ラフ案)の時点が大事だよ!というのをクライアントもデザイナーも共通して認識して、良いものが作れればいいなと思います。

お料理だってアレですよ
(料理人じゃないからえらそうなこと書けないけど)。


(↑ピザ生地を慎重にオーブンに入れているコックさんの図)

その代わり材料の下ごしらえをきっちりぬかりなくやり、火加減の調整などにもしっかり気を配って料理を作れば、究極の究極で最悪の場合おうちで食べる分には盛り付けがめちゃくちゃ下手でも構わないわけです。
それがレストランでは、美しいお皿に芸術品のように盛り付けられて出てくるので「わ〜♪美味しそう!いただきまーす」となって実際食べてもちゃんと美味しい。

盛り付けだけめちゃくちゃ綺麗でも、
いい加減な材料をいい加減な下ごしらえで、
テキトーに作ったら絶対美味しくないのと同じです。

同じようにデザインにも下準備が大事。
素材の選び方とか食材の切り方、混ぜ方、どの調味料で仕上げるのか、どの調理器具を使うのかなどいろいろと盛り付ける前に考えなければいけないポイントがいっぱいあるんですね。

それが今日お伝えしている③のワイヤーフレーム(ラフ案)です。
依頼してくれているクライアントさん、その先のお客様のためにも、ここをないがしろにせず議論や意見を交わして、きっちりいいものを作っていけるクリエイターでありたいといつも思っています。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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