「あつまれ どうぶつの森」が世界中で話題になっている理由

遂に、というか、とうとう始めてしまった・・・・。
禁断のゲーム、「あつまれ どうぶつの森」を。

(ちなみに英語版ではAnimal Crossingというらしい)

2001年にニンテンドー64用のゲームソフトとして発売されて以来ロングヒットを続ける「どうぶつの森」。

島の住人と交流したり、自分でDIYをして家を作ったり、物を売り買いしたりという実際の生活に近い世界観を楽しめるこの「どうぶつの森」に私もはまってしまい、10年以上前にニンテンドーDSでプレイし始めて以来のファン。

そんな「どうぶつの森」がパワーアップし、今年の3月にニンテンドースイッチ用のソフトで新発売されたのですが、昨今の「自宅時間」の影響でゲームの需要が増えたのか、原材料が中国やベトナムから入手しづらくなったのか、ニンテンドースイッチ本体が全く手に入らず、メルカリなどのフリマアプリ、アマゾンなどでも高額な転売が続いていました。

そんなワケでプレイを諦めていた矢先、ありがたいことに友人が本体を貸してくれることになり、先日晴れて私も「あつまれ どうぶつの森」でスローライフを開始することに^_^

最初は「島」への移住費用を請求され借金からのスタート・・・。

今ゲームで遊んでいる場合でもないし、そんな時間もないのが本当に正直なところなのですが、驚くのはこの「あつまれ どうぶつの森」に関する報道一連。

先日のゴールデンウィーク中には、なんとアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館が公式に「あつまれ どうぶつの森」に参入

ゴッホやマネ、北斎や写楽など「メトロポリタン美術館へ行ったら必見」と言われている名画をはじめ、実際の美術館に所蔵している約40万の作品を、ゲーム内で作った自分の家や建設した美術館に飾って楽しむことができるようになりました。

そして台湾の故宮博物館も正式に参入。
例の“白菜”や“角煮”などの有名な作品もゲーム内で鑑賞できるのか楽しみでございます。

リアルな文化的要素が含まれるなんて、とても面白い試みですよね。(ちなみに美術館・博物館の予習にもぴったりなんだそう)

参考 メトロポリタン美術館、「あつまれ どうぶつの森」に正式参入GAME WATCH 参考 「あつ森」始めたてでもわかる! メトロポリタン美術館の「あつ森」ボタンを100%使いこなす方法GAME WATCH

また「書籍が売れない」と言われている時代にも関わらず、同ゲームの攻略本は売り切れ状態。

先日はファッションメディアのVOGUEが「あつまれ どうぶつの森」でファッションショーのランウェイを再現したSNS投稿の特集を行なっていたり、

参考 『あつまれ どうぶつの森』のモードコミュニティーが気になります。VOGUE Japan

(ちなみに↑このランウェイの再現は本当にすごい!)

ゲーム愛好者だけではなく、アート界やファッションメディアも巻き込んで、その話題振りは尽きるところを知りません。

画像引用元:twitter@johnios

「オンライン×集団」のサービスがこれから伸びていく話

昨今の自粛生活の影響により、急激なオンライン化を様々なところで感じるようになりました。

オンライン化はセミナーや講座だけにとどまらず、交流会や飲み会などもオンライン化になってずいぶん久しいような感覚です。

この「あつまれ どうぶつの森」もまさに、オンラインで交流ができるゲームの一つ。オンライン上にいる人の島へ遊びに行ったり、遊びにきてもらったり、リアルタイムで交流できる内容であることもこのゲームの魅力の一つ。

そして何と言っても、
「人を飽きさせない」
「ファンにさせる」
同ゲームの仕組み(UX)作りは「さすが」の一言に尽きます。

毎日雑草を掃除しないと汚くなる、
ログインボーナスでポイントが貯まる、
1日に一定数の化石を採取しないともったいない、
などの連続強化、

株価などの変動(株の取引もできる)、
季節によって採取できる魚や昆虫が変わる、
時々新しい住人が引っ越してくる、
などの変動強化

など、ほのぼのした世界観からは想像できないようなサービス設計です。

引用元:ヒトに望ましい行動をとらせたいときの強化原理をまとめてみた@note

「たかがゲーム」ですが、その設計内容からは、参考にしたい要素がたくさん見つかります。

人を楽しませ、夢中にさせ、ファンにさせ、飽きさせない。
流れてくる「あつまれ どうぶつの森」のニュースから、そのサービス設計のすごさを知った今日この頃です。

全然やる時間がないけど・・・、まずは今の「テント生活」からもう少し脱出できるようにコツコツがんばります・・・。

それでは今日はこのへんで

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