ネトフリやアマゾンがどんなに便利でもやっぱり映画館は強いと思った話

今日は日曜日。久しぶりに夫と映画館で映画を鑑賞しました。

鑑賞した映画は、今から23年前の1997年7月に公開され、日本アカデミー賞で初のアニメーション作品での作品賞受賞、日本のみならず海外でも絶賛されたスタジオジブリの名作「もののけ姫」

23年前の映画がスクリーンで鑑賞できる貴重な機会です(しかもチケット代は大人1枚1,100円)。

新型コロナウイルスの影響で新作映画の封切りが延期になったり、休館する映画館が多かったこの半年。

そんな中、東宝が「一生に一度は、映画館でジブリを。」というコピーと共に、現在全国374館の映画館でスタジオジブリの「もののけ姫」、「風の谷のナウシカ」、「千と千尋の神隠し」、「ゲド戦記」の4作を期間限定で上映しています。

4作ともは、地上波で何度も放送されている作品ですので、改めて映画館で鑑賞する意味って・・・?と最初は思っていましたが、意外にも館内には多くの人がいました(2020年6月28日現在、映画館内は客席を減らし隣に人が並ばないよう配慮された上映環境です)

そして、何度観た作品でも
改めて映画館で鑑賞すると、

感 動

の一言しか申し上げられません。

映画館で鑑賞すると、
ストーリー、
セリフの一言ひとこと、
音楽、
効果音
など
作品の全てに集中できるので、自宅のテレビで鑑賞するよりも感動もひとしおです。(途中で泣くくらい)

そして、
欲望や争いの中で主人公たちが生きようとする姿、憎しみや恨みが生き物の血や肉体を腐らせること、本作のキャッチコピー「生きろ。」などの意味を改めて考えると、今世界で騒がれているニュースとリンクするように感じ、なんだか深く考えさせられます。

百億の人口がねぇ、二億になったって別に滅亡じゃないですからね。

そういう意味だったら、世界中の野獣は、もう滅亡、絶滅していますよね(笑)。そうですよ。元は百匹いたのに、今は二匹しかいないなんて生きもの一杯いますからね。そういう目に、今度人類が遭うんでしょ、きっと。でもそれは滅亡と違いますね。僕等の運命ってのは、多分、チェルノブイリで、帰ってきた爺さんや婆さん達が、あそこでキノコ拾って食ったりね、その『汚染してるんだよ』って言いながら、やっぱり平気でジャガイモ食ってるようにして生きていくだんろうなっていうね…まぁ、その位のことしか言えないですよね。

それでも結構楽しく生きようとするんじゃないかぁっていうね、どうも人間ってのは、その位のもんだぞって感じがね…

— 宮崎駿、『「もののけ姫」はこうして生まれた。』、136-137頁。

私もこのコロナウイルスの影響に伴い、すっかり「映画館で映画を鑑賞する」という習慣を忘れており、自宅ではネットフリックスやアマゾンプライムを契約し自宅から全く一歩も出ずに映画を鑑賞していました。

ネットフリックスは月額800円〜、アマゾンプライムは月額換算すると約408円、合計でも月額約1,200円で旧作映画を中心に見放題。しかもテレビだけではなく、手持ちのパソコン、タブレッドやスマートフォンで視聴が可能。超便利です。

その一方、映画館に行くとなれば
上映時間にスケジュールを合わせて出かけ、チケット代(大人の場合は通常1,800円)、そして交通費、さらにジュースの1杯でも飲めばさらにそこに5〜600円が追加され、時間もお金も調整が必要です。(もっと悪いのは“魔の食べ物”ポップコーンに手が伸びてしまうということ)

それでも、映画館に足を運び鑑賞する価値は間違いなく十二分にあります。この感動は絶対に自宅では味わえません。

そして映画館では上映中にスマートフォンの閲覧を意識的に控えるので本当にストーリーに没入でき、良いリフレッシュ時間を作ることができます。

今のこの時代に、スマホの存在を忘れて2時間何かに集中すること時間ってほぼありません。

ちなみに、最近の10代〜20代の方の中には、上映中にスマートフォンを操作できないのを嫌がり映画館に足を運ばない人もいるんだとか。

なんとも悲しいことでございます。

映画を1本映画館で鑑賞したからといって、明日から何かが急に変化するわけではありません。

でもこのように“没入する時間”を自ら意識的に作り、それを積み重ねていくことは間違いなくライフスタイルや普段の仕事に間違いなく良い効果をもたらすと本当に実感した今日の「もののけ姫」でした。

スタジオジブリの過去の作品を映画館で鑑賞できる本当に貴重な機会ですので、ジブリファン方はもちろん、一度も映画館でご覧になったことがない方は、ぜひこのチャンスにスクリーンで鑑賞してみてください^_^

(2020年6月28日現在、映画館内は客席販売数を減らしているので安心に鑑賞できます)

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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