相手の話を聞くことが良い仕事をするためのスタートになる話

ごくごく稀にだけど

「ニシさんて聞き上手ですね」
「質問上手ですね」

なんて大変ありがたいお言葉を頂戴しますがm(_ _)m

すみません、これは単なる仕事の上での
「ビジネス聞き上手」でございまして、家では99%私が喋っています。

夫が帰ってきたら
「おかえり」から始まり、時にはトイレのドアの向こうから、お風呂のドアの向こうから、べらべらべらべら喋りかけており、向こうは「うん、うん」と言っていますが、おそらく「右から左」へ聞き流していることに腹を立てる始末という・・・まあよくある光景を繰り広げる日常です。

ですが、
日常の仕事となると
相手に喋ってもらい私は聞き役に徹しています。

それは、
相手のお話しから、デザインやコピーの土台を作る大切なキーワードを聞くためです。

貴重な時間を割いてお話しをいただいているので、向こうにこれ以上ないくらい喋っていただき、イメージを言語化してもらっています。

相手が喋っている時には、
自分の経験や、過去の話もほとんど口にせず、ただただ聞く。

聞いて聞いて聞きまくる。

意見を求められた時だけ少しお言葉を返すくらいです。

こうやって話してもらうと、
だんだん相手がわくわくしてきたり、嬉しくなってもっと話したくなる方が多いんですね。

そして、ミーティングが終わる頃には、
初対面でも
そこに「小さな信頼」がぽこっと生まれます。

クライアントさんはお話しを聞いてもらうことで嬉しくなり、急激に親近感を感じてくれる場合がとても多く、私にとってはベースとなるイメージのキーワードがいくつも聞けるので、スーパーWinWinの関係を築くことができます。

もちろんその後にカタチになるデザインやコピーの出来具合に全てがかかっているのですが、その前段階でこのような関係を築いておくことは本当に大事だといつも思っています。

話はちょっと逸れますし、若干ゲスい話になるかもですが、今から20年ほど前に俳優の石田純一さんが「なぜモテるのか?」という話を耳にしたことがあります。

モテる理由は、お金やルックスよりも、その聞き上手な会話術にあり、石田さんはお食事などデートでご一緒した女性の話を、一字一句聞きもらすまいとド真剣に聞くそうです。

飲みながら食べながら聞き流すのではなく真剣に、です。

途中からアドバイスや武勇伝を語ることなく、時々絶妙な相打ちを打ちながら、ひたすらにひたすら聞くそうな。

そうするとお相手の女性は石田さんに心を開き、これ以上ないくらい信頼を置くので「また会いたい」と思ってしまう。

今現在もそうなのかわかりませんし、石田さんお付き合いの仕方についてはともかく、聞いてもらうことで相手は心を開くんですね。

私自身が「また会いたい」人物になれているかどうかは不明ですが^^;

少なくとも相手の話をじっくり聞くことで、大事なキーワードとなる言葉をたくさんメモして帰っています。

それは確実に後に制作するクリエイティブの大きな材料になっています。

いい仕事をするためには、
人の話を聞くこと、拾うこと
というスタイルで、これからもたくさんの人の話を聞いていきたいと思います^_^

そして家では変わらず(おそらく全然聞いていないであろう)夫に、バリバリ喋りかけたいと思います。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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